見出し画像

【FX】ドル円ロング利確【株】6723,5406&7203含み損縮小


前回

【概要】

 米CPIは上振れて、ドル高&米株安でつられて日本株安という予想通りの展開で、ドル高も一気に抜いてきて現在153円台。
 財務省はここまでドル高が進んでもやはり介入はしてこない。最近定番化した「行き過ぎた動きにあらゆるオプションを排除せず対応」という文言を繰り返すばかりなので、すでに口先介入の役目も果たせなくなっている。

 151円台から一気に153円台まで一気に動いてるのにこれが「行き過ぎた動き」ではないという人はいないと思うし、国民が忌み嫌っている「円安」という状況がどんどん進んでいるのに政府が何もしないというのは、実際は円安を容認してるどころか、そちら側に誘導しているから。

日本政府と日銀の陰謀

 政府・日銀は物価上昇率を2%にしなければならない。そのためには円安に誘導して物価を上げることが必要なのだ。
 で、昨日の日銀植田総裁の発言「物価が2%を大きく超えるようなら急激な利上げの可能性もある」である。
 円安に誘導し、物価を上昇させ、上がりすぎまで誘導して利上げを正当化するわけだ。この裏には政府の「デフレからの完全脱却」がある。とにかくデフレを脱してインフレにすること。そうすれば日銀の利上げ政策の理由となり、いわゆる金融正常化につながるということだ。
 インフレになるということに対して政府は消費意欲の上昇と判断する、すなわち国民には消費にむける金銭的余裕ができたということで、これを賃上げの効果としてもちあげれば、来年度以降決定している増税・保険料の引き上げ・子育て支援の負担金等による国民負担の増加は、実質的に国民の負担にはならないという理屈の根拠になる。
 これで来年も賃金が上昇したら、最近鳴りを潜めている「国の借金」ということをまた浮上させて、国民の所得が上がっているのだから国の借金を返すための増税、すなわち消費増税を持ち出すということになる。
 概ね最終的には増税ありきの政策に対する根回しが、今なされているということだ。
 考えてみればわかるのだが、わかりやすい「子育て支援」について言えば、そもそも支援を受ける立場の人達までもが負担金を徴収されるという制度設計自体の理屈が最初から破綻している。支援を受けてそれをまた支払いに回さなければならないということで、それなら支援も負担も両方無しにすればよいのだ。
 もしも本当に支援をする気があるのなら、子育てに関わる費用、例えばおむつとか学用品とか薬品、育ち盛りの子供に絶対不可欠な食料品とかの子供を生み育てるために必要なものすべての消費税率をゼロにすれば良いのだ。
 要するにすべては方便である。
 この国の政治にとっては少子高齢化も子育て支援も、税金を徴収するための方便に過ぎないということだ。
 現在の物価高の根源はコストプッシュであって、その主たる原因は原油である。
 原油が高いと言うが、そう言っているいるそばから、光熱費関係の補助金は5月から打ち切られるのである。これから電気代が増大する夏に向けて、国民の支払う光熱費は凄まじい勢いで上昇する。そしてコストが上昇しているはずの電力会社の業績はまた過去最高値を叩き出すのだ。業績が上がるくらいの利益があるのなら料金を下げるべきじゃないのか?と私は思う。
 昨年もエアコンの使用を控えて死亡した人たちが多くいたようだが、今年はそれを上回る被害が出るかもしれない。それは主に年金で生活している老人や障害のある社会的な弱者である。もしかして日本政府は意図的にそういう人たちを殺害しようとしているのではないか?という穿った見方もできるし、私はそういう意図がゼロではないと思っている。
 これから先、国民の生活は絶対に豊かにならないことだけは確実なので防衛すべき。
 特に住宅ローンを現状は金利の低い変動金利で借りている人たちは、残りの数十年間で返済しなければならない金額が恐ろしいほど増加するという覚悟を持たなければならない。金利が1%上がったとして、それを複利で30年間返した場合、現在の支払い残高との差がどれくらい広がるかを
試算してみればきっと驚愕するはずだ。リフォーム代が出るくらいの金額にはなるはずである。
 余裕があるのなら、利上げの前に少しずつでも繰り上げ返済することを考えるべきであると思う。

【FX】

 ドル円は前述の通り152円をあっさり上抜けた。
 私は安全牌の150.04に指値を置いていたので全ポジションを無事に利確。
 昨日までの状況では152円を超えたらどこかで介入の可能性があると思っていたのだが、153円を抜けてもまったく何もしない財務省と日銀の対応を見る限り、まだ上値はあるのかもしれない。
 でも現状で為替を取引する気は全くおきないので、またしばらくFXはお休み。

 長期で保有しているメキシコペソ円の動向だけを見ておく。
 現在メキシコに世界中の様々な業種の企業が進出していて、巨大な資本が流入していると言うし、実際のところ現在、メキシコペソは最強の通貨になっている。もしかしたら今後、大化けで発展するかもしれず、しかも今年は大統領選挙もあり、現職は続行しないので大変化が起きる年でもあるので、少なくとも次期大統領が確定するまではこの強さは続くと見ている。

【FXポジション】

USD/JPYロング 150.9546→152.0400利確
  同       150.7800→152.0400利確
  同       150.3900→152.0400利確

【株】

日経平均は続落。

 個別では手持ちの7203トヨタ、5406神戸製鋼は上昇。
 6723ルネサスが指値に刺さり、その後上昇して現在はそれなりに利益が出ている。
 総じて含み損は大幅に縮小。

 現物はラピダス関連からNTTが少し下げていたので買い増し。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?