【短編小説】幸福の勇気#7
以前、文学系投稿サイトで発表していた創作物を加筆修正して再掲しています。 以前投稿していたサイトからは削除してあり、現状この作品はnoteのみで発表しています。
前回上昇する耄碌婆をレポート 雪から生えてきた腕に握られ天を刺すように伸びていた白杖はやがて次第に本当に天に向かって上昇していった。
白樺の幹に刺さるようにして留まっている細ガラスの嘴に咥えられたままぎょろぎょろしていた勇気の眼球はその光景を見た、そしてその情報は即時勇気本体の脳に送られ「なんだこれは、おかしいじ