
note5日目 月と太陽
朝5時前に目が覚めた。夜明け前で真っ暗。何となく誘われてカーテンを開けると西の低い空に月が ぽっかり浮かんでいた。
「おはようさん」と言ってくれたようで嬉しい。青みがかった暗い空に白い満月。美しい。 昨夜は中秋の名月だったのに、あいにくの空で、月は雲に隠れ気味で心残りだった。
そうか、早起きするとこんないい事があるんだなと嬉しくて、急いで身支度をしてウォーキングシューズを履き外へ出た。
西の空には、、あった!ありました。うす青い空に白い満月。
「まだ待っていてくれたのですね、ありがとうございます。おはようございます」心の中でご挨拶。
そして
東の空も明るくなってきたけれど、たなびく大きな雲に隠れて太陽は見えない。
私は、いつものウォーキングコースを歩き出す。涼しい風が心地よい。お地蔵様にご挨拶して、緩い坂を登り堤防に出た。眩しい。日の出だ。オレンジ色の大きなお日様が出て、思わずiPhoneで写真を撮る。しばらく見とれて、ふと、西の空を見ると、もう月はいなかった。
「しまった、もう少しお月様とお話したかったな」と思ってしまう私。何故だろう、子供の頃から月が好き。いろんな打ち明け話を聞いてもらった。一方通行でも、思い違いでも、優しいお月様が見てくれているだけで安心したものだ。
それにしても、こんなに綺麗な朝日は久しぶりだ。ご来光が大好きな夫が見たら喜ぶだろうな。このところ、台風が居座って雨も多かったし洗濯したい物がたまっている。早く帰って洗濯しよう。家族はもう起きたかな?
帰り道、欲張りはいけないなと思った。 二つは手に入らない。一つでも良いことが有れば感謝して生きよう。月は いつでもあるのだ。見えなくても ある。見えないけれど 有難い物、ことは、たくさんあって皆、何かのおかげ、誰かのおかげで生きていると じんわりと思いました。
#ウォーキング
#月が好き
#二つは手に入らない
#日記