サキザキ ナリ
動物をモチーフにしたことわざイラストを作っています。 読むとためになる気がするし、ならない気もする。 不定期で土曜日PM9~10時ごろ更新。 あなたの生活にひっそりと浸透するかもしれない。
【タヌキの化かしも葉あつめから】華やかな活躍の裏には堅実な努力や下準備があることの例え。 化け狸界において、変化に使う葉はタヌキ自身が 色・形・鮮度などを丁寧に吟味して拾い集めていたことから 生まれたことわざ。 例「"タヌキの化かしも葉あつめから"、 一緒にコツコツ頑張ろう。」
【クジラの上の競争】不安定で限定的な条件下のみで成立する物事のこと。 クジラが海に潜れば勝負がご破産になるという危険を伴いながらも、 クジラの頭から尾までを走る速さを競うため、 猫とペンギンがクジラの上でかけっこをした故事から生まれたことわざ。 例「本件は"クジラの上の競争"ではあるけれど、 同時に大きなチャンスだとも思うんだ。」
毎週土曜日更新にしよう!と考えていた「でたらめ動物ことわざ図鑑」ですが、仕事などで色々忙しく久しぶりの投稿になってしまいました…笑 マガジンの説明文もさりげなく「不定期更新」に変えました。今後も毎週更新では無くなるかもですが、楽しんでいただけたら嬉しいです😊
【ウサギに塩】他者には分かりにくい、気づかれにくい悲しみに身を置くこと。 白いウサギに白い塩をかけても他者からは見えにくいが、 ウサギ自身は塩のかかった感触がよく分かっていたことから生まれたことわざ。 例「本当は"ウサギに塩"だって分かってた。」
【オオカミのもてなし、クマの贈り物】良いことが重なると、真意を勘繰ったりそれが原因で起きる 未来の可能性を憂いたりして不安になることの例え。 とある猫がオオカミにはお茶とお菓子でもてなされ クマからは綺麗に包装された贈り物を受け取ったが、 オオカミとクマの口から常によだれが垂れていることが気になって 素直に喜べなかった故事から生まれたことわざ。 例「一体全体、急にどうしたことだろう。 "オオカミのもてなし、クマの贈り物"の気分だ。」
【軒先のサメ】困難や試練は思いもよらない日常に突然訪れること。 ある晴れた日に猫が遊びに行くために家の扉を開けると 軒先になぜかサメが普通に立っており、 疑問と不安で家から出るに出られなかったという故事から生まれたことわざ。 例「人生には"軒先のサメ"がつきものさ。」
【三つ首のレッサーパンダ】どんな姿、状態でも圧倒的に愛される存在のこと。 また、損をするようなことをしても新しい魅力に変えてしまうことを表す。 その可愛さから多くの生き物に愛されていたレッサーパンダが 皆を怖がらせる為に三つ首にしたが、 さらに可愛さが増して絶大な支持を得た故事から生まれたことわざ。 例「君は"三つ首のレッサーパンダ"みたいな奴だな。」
【池に落ちたらカエルと笑え】時には失敗を楽しむ余裕を持つことも大切であるという意味。 池に落ちてカエルに笑われた人間の少年が、カエルの笑い声を聞いているうちに おかしくなって一緒に笑った故事から生まれたことわざ。 例「そんなに気にしなくても大丈夫だよ。 "池に落ちたらカエルと笑え"って言うじゃない。」
【トラに自転車】能力を伸ばす為に創意工夫を凝らした結果、かえって能力が下がることの例え。 また、的外れなサポートや助言のことを表す。 より速く走るための方法を探していたトラが、人間界で速く走れると話題の自転車を購入したが、自転車を降りて普通に走った方が速かったことに気づいてしまった故事から生まれたことわざ。 例「確かに君にはその方法が合っていたけれど、 彼が同じことをやっても"トラに自転車"だと思うよ。」
【焼けども金魚はマグロにならず】手に入らない理想を代替物で埋めようとするが満たされない様。 「焼けども金魚」と略する場合も多い。 大きな美味しいマグロが手に入らなかったため懇切丁寧に金魚を調理してみたが、 大皿にのった小さな金魚を見て虚無に陥った猫の姿から生まれたことわざ。 例「ネットで写真を眺めて気をまぎらわせていたけど、もう我慢できない! "焼けども金魚はマグロにならず"、俺は黒毛和牛を買いに行く!」
みんなのフォトギャラリーに「でたらめ動物ことわざ図鑑のイラスト」を 投稿してみたら使ってくれる方がいたので(ありがとうございます!)、 今までに描いた他のオリジナルのイラストもフォトギャラリーに投稿してみようと思います! なんとなくnoteっぽいかな〜タイトル画像っぽいかな〜というやつを選びました。 ただアイキャッチは横長の比率なので、選んでみると意外と出せるイラストが少ない結果に。(あとサイズがいまいち分からない…どこを見れば書いてありますかね?) 昔描いたイラストばか
【パンダの中のパン】表面的には関係がありそうに見えても、実際はまったく関係がないものの例え。 パンダとパンを愛する学者が「パンダ」の中に「パン」という字が入っていることを理由にパンダとパンの相関関係を強く主張したが、特に関係はなかったことから生まれたことわざ。 例「そう考える気持ちは分かるが、そいつはパンダの中のパンってやつさ。」
【竹林にチンアナゴ】隠す場所を間違えたため、全く隠れられていないこと。また、物を隠すことが大変に下手な様子を表す。 周りに内緒でチンアナゴを飼おうとした翁が、自分の所有する竹林にチンアナゴを隠したが即座に見破られた故事から生まれたことわざ。 例「本当に隠す気があるのかい?これでは竹林にチンアナゴだよ。」
【物干しのねこ】他人には理解しがたい楽しみに身を投じること。 執拗に物干しにぶら下がり続ける猫がいたという猫国の故事から生まれた。 例「君の趣味への姿勢は、まったく物干しのねこのようだな。」