オルタナティブスクールリテラシー
先日、豊見城市民公民館で
『夢見る小学校』という
フリースクールを題材とした映画を観ました。
ずっと学生の頃から学んできたことであり、
初めて見た映画ですが、
「そうそう。そうだよねぇ。」
と楽しく観させていただきました。
そして何より、
この会が沖縄で開かれて、
300人くらいの人が観たということに
とても喜びを感じました。
以下、考えたことや感じたことを
共有したいと思います。
1 『夢見る小学校』について
きのくに子どもの村学園という学校を題材とした映画。
特徴は、
自由な子どもに育ってほしいと願い、
「自己決定」「個性」「体験学習」をキーワードとした教育が行われている。
これは何と言っても見てみないと分からないかも。
というのが正直なところ。
是非上映会があったら見てほしいと思う。
2 自由には責任が伴うは『タブー』
映画『夢見る小学校』の中で、はっとさせられた言葉。
「自由には責任が伴うは『タブー』である。」
ややもすると、
「自由にしていいんだよ。でもさ、自由にするにはそれなりに責任をとってもらわないとね。」
「自由でいいけどさ、自己責任だよ。」
なんて言ってしまいがち。
学園長 堀さんは、
「責任はこっちが全部とるから、自由にやっていいんだよ。」
と子どもたちに言う。
条件付きの自由って、結局自由ではないし
そういったところも含めたフォローを
大人や教師がやるべきだと言われている気がした。
そして、そう言える大人でありたいと思う。
3 オルタナティブスクールリテラシー
戦後の日本教育の在り方からすると、メインストリームではない存在。
オルタナティブなスクール。
そのことを分かったり知る機会は中々あるわけではないので、
本当に興味のある人やたまたま近くにあった人などにしか
届かず、イメージできていないのが現状である。
公立の学校にも、公立の学校の良さがある。
不登校が問題となっているのは、決して学校が悪いとか
誰かが悪いとかそういうことじゃなくて。
自分に合った学びがどんなものなのか考える機会が少ないこと。
そういった学びを積極的に知ることが求められていると感じている。
ブレイディみかこさんが著書で、
と仰っていた。
確かに今は無知な状態である。
必要なのは、知る時が来るようにすること。
オルタナティブスクール界隈にも求められていると感じた。
その点で、映画は優秀である。
『夢見る小学校』などを通して、
学校の在り方とか大人の在り方とか子どもの在り方とか、
もっともっと沢山あっていいんだよと
色んな人に知ってほしいと思う。
自分も伝えていく。
少しずつ、オルタナティブスクールリテラシーを。
4 1人の100歩より、100人の1歩
どこかの研修で講師が、
「めちゃくちゃできる人が100歩進むことも大事だけど、
100人で1歩進む方が価値がある」
みたいなことを言っていた。
新しいことに挑戦するときは不安や心配があるものである。
でも、100人で1歩進もうと思えば、ハードルは低くなる。
『夢見る小学校』の上映会には、
300人程いたはずだ。
沖縄はまだまだ進化する。