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退勤問題について感じること


Twitter 職員室でよくある話

そもそもTwitter職員室ってなんやねん?と思われている方。
要はTwitter の先生の方々の間で話題にあがる「定時退勤マスト」問題。
帰宅後、きっと家族との時間をたっぷりとっていたり自分の時間に使われているのだろうなと思います。

特に学校では「長時間労働=素晴らしい、仕事に意欲的、自分から仕事見つけている」
一方「定時退勤=自分のことしかやっていないのでは?自分がやらない仕事を人に回しているのでは?やることやってないのでは?」
みたいな風潮がまだまだ根強いのが正直なところ。

もちろんそれはもう違う!と異を唱えている人もいるのも事実です。
ただ少数派というのがリアルな現状ではないかなと思います。

なぜ定時で帰れないのか

これはいくつか理由があります。自分で当てはめてみると
①提出物、テストの採点
②保護者への対応
③校外行事の打ち合わせ
④会議、部会
⑤会議資料作成
⑥授業準備
⑦雑務
⑧なんか帰れない雰囲気

ざっとあげるとこんなもん。
①は小学校あるあるでしょう。なにせ空き時間0の時もざらである。
特に低学年は週25コマ入っている。授業時数そのものは少ないものの、一日1時間でも空きがあればきっと放課後の作業がぐっと減る。
②下校後の電話、面談などなど。
これを適当にするとかえって厄介なので、小さなことでもすぐ対処しておくのがベターでしょう。
※特に首から上の怪我はたとえ小さくても一本電話します。これは保護者会で絶対に伝えることの一つです。
③これも空き時間でできないことがほとんどなので放課後回し。
④以下同文
⑤.⑥あたりは空き時間があるならこの時間にやっておきたいところ
⑦これもあるある。そんなに時間かからないことなんですけど、こういうちょっとした作業で一度中断すると再開するのわりと大変。

⑧きっと多くの人のお困りなのがこれでしょう。特に学年主任とか組んでいる人が遅くまで残る人だと結果、学年全体が遅くなる。
だから子育て中の人と組んでいる学年は全体的に退勤が早い。(体験済み)

私の定時退勤に関する考え

「え、定時後なんだからなんでもいいじゃん」です。
家でのんびり晩酌しながら教材研究するもよし。(ただし個人情報に関するものは厳重注意ですが)
今日はがっつり、明日はさっさと帰るもよし。
習い事を入れてタイムリミットを決めるもよし。(これを年度最初に学年の先生に伝えておくと帰りやすいです)

ただ前提として「学校全体、学年全体、自分の仕事」が終わっているのがマストです(当り前ですがここを取り違えると結果自分の首を絞めることに)
子供の宿題で考えるとわかりやすいですが、宿題終わってないのに遊んでいたら「終わってから遊びなさい!」ってなりますよね?
私達の仕事もそうです。
やること終わってないで定時退勤しようもんなら、それはもうアウトです。
定時退勤あくまで最低限の仕事が終わっている人がやるもの。
その最低限の仕事が何かを見極めるにはやはりある程度、全体のことが見えないと難しいので結果若い先生が遅くまで仕事されるんだと思うのです。

でもそれも大切なこと。

すべてを人の指示でやるのでなく、自分で考えて判断して選択する。
そんな力も必要です。
効率ばかりに目を向けると、自分の色がなくなります。
すべてやろうとするととてもじゃないけれど時間が足りません。

時間をかけるところ、省くところ、その取捨選択をしていくのがきっと
令和スタンダードになるんだと思います。


でも先生達こそ自分の時間が必要だと思うので、思い切って帰ってのんびりする日を定期的に作りましょう!!
先生に余裕があれば笑顔になる。その笑顔が周りを明るくします。

それでは!