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5月5日(火・祝) 夫がインスタ映え料理を作った

昼食:近隣のビストロで買ってきた欧風カレー(ポーク、チキン、白いんげん豆)、鶏の煮込み、もち豚のハンバーグ、鶏のコンフィ、ヴィシソワーズ
夕食:牛ヒレ肉のロッシーニ風 マッシュポテト添え、苺のサラダ、レンズ豆のスープ、近隣のビストロで買った豚のパテと鴨・フォワグラのテリーヌ、家で焼いたドライフルーツのパン、ピクルス、ワイン

ビストロのテイクアウトをもう一度

前回は夫に近隣のビストロ(少し遠い)に行ってもらったが、今度は私が行ってきた。久しぶりに商店街を歩いたら、多くの店がテイクアウトのお弁当を店先で売っていた。ケンタッキーフライドチキンには長蛇の列ができていた。

目当てのビストロについた。前回食べていないもので、ビストロらしいもの、と思ったが、選択肢がそんなになかった。骨付き鶏もも肉の煮込みと、もち豚ハンバーグ&鶏のコンフィのセットを買う。煮込みにはフジッリが、もち豚ハンバーグにはごはんがしいてあるので、けっこうなボリューム。あと、良さそうなベビーリーフが100円で売っていたのでそれも買う。夜にサラダを作る予定があったので。

弁当的なものとは別に、鴨の低温ロースト、フォワグラとドライフルーツのコンポート、豚のパテ、鴨とフォワグラのテリーヌが売っていた。夜のために豚のパテと鴨・フォワグラのテリーヌを買う。コンポートも気になったが、夜に夫が冷凍しておいたフォワグラを使って牛ヒレ肉のロッシーニを作ってくれることになっていたのだ。フォワグラメインの料理が2つはちょっと重たい。ということで、テリーヌで我慢することにする。

その先には、欧風カレーとヴィシソワーズが真空パックになって売っていた。おもしろそうなので両方買う。たくさん買ってしまった。ここは4月25日に登場した、「店の雰囲気はそんなによくないが、味は確かな店」なので、いろいろ試してみたい気持ちがあったのだ。

お昼に骨付き鶏もも肉の煮込み、もち豚ハンバーグ&鶏のコンフィセット、欧風カレー(ハンバーグセットのごはんを活用した)、ヴィシソワーズを食べた。もち豚ハンバーグが、玉ねぎなど何も入っておらず、ハンバーグという言葉から想像される一般的な味と少し違うアプローチであった。SNSでの店主のコメントを見ると、豚のいろいろな部位を混ぜているらしい。パテを焼いたようなものなのだな。夫がぽつりと「やはりこの店、おもしろいな」と言った。3年の間に、もっと行っておけばよかったですね。

冷凍フォワグラがなぜうちにあったのか

夜は夫が牛ヒレ肉のステーキにフォワグラのポワレをのせた「牛ヒレ肉のロッシーニ風」を作ってくれた。家庭料理らしくなさすぎておもしろい。冷凍庫整理の一環で、冷凍フォワグラを使い切るために作ったのだが、そもそもなぜフォワグラが冷凍庫にあったのか。

時は昨年2月に遡る。赤子がいて飲みに行けないという友人夫婦を招いて「アルザスワインホムパ」をやることになった。その際に何の料理を作るか考えた結果、フォワグラのポワレを作ることにしたのだった。夫が。我々の好きな浅草橋のアルザス料理屋「ブラッスリー ジョンティ」でフォワグラをよく食べていたからだろう。フォワグラは甘めのピノ・グリによくあう。取り寄せた冷凍フォワグラは、普通においしかった。

ホムパの試作とホムパ本番で使ってフォワグラはいったんなくなったが、今度は夫が「トリュフのパイ包み」に挑戦することに。これは北島亭の冬のスペシャリテであり、パイの中に塊のトリュフとフォワグラがどかんと入っているという贅沢な料理である。そこで、再度フォワグラを取り寄せることにした。その後、フォワグラを使って「ビーフ ウェリントン」なる料理も作っていた。通販のフォワグラは5個セットなので、2個使って3個余った。その残ったフォワグラはずっと冷凍庫のなかで眠っていた。

今回それを使うべくロッシーニ風を作ったわけだが、フォワグラは長期の冷凍によって味が抜けていた。長期冷凍、いくない。でもロッシーニ風はとてもおいしかった。マデイラ酒がなくても、赤ワインが足りなくても、おいしいソースを作れるようになった夫。謎の方向に進歩している。

夫の作る料理は豪華なものが多いため、インスタで「いいね」を集めやすい。今回のこの料理も、他の日の3倍以上の「いいね」を集めていた。夫自身は料理の「映え」を一切気にしないのに、この結果。皮肉なものである。

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