砂糖を甘麹で代替え、肉じゃがレシピ。
今日は甘麹で肉じゃがです。
肉じゃがは人気のメニューですが、こちらも案外砂糖を多く使うメニューです。この肉じゃがを甘麹で美味しく作れないかと、何度か実験していました。が、なかなかの淡白な仕上がりで、満足を得られるとこまでもっていけてませんでした。
料理は自分だけじゃなくて家族も食べるので、やっぱり満足感の得られる味に出来ないと続けられません。
自分も満足感を得られないと、結局どこかで補おうとしておやつに手が伸びたり、ジュースが飲みたくなったりと、本末転倒になりやすいですからね。
それでも面倒な工程が増えると、やっぱり続けられないですよね。ちょっとした工夫だけで、いつもと変わらぬ満足感が得られる仕上がりにしたいなと、挑戦してみました。
甘麹代用レシピ
今回は、じゃがいもを先に甘麹液(甘麹を水で薄めた甘酒よりやや薄めの液)で柔らかくなるまで煮ました。さらに、お肉も甘麹と醤油で30分ほど漬け込んで、やや玉ねぎ多めで作ってみました。
【材料】
・じゃがいも 中3個
・にんじん 1/2本
・玉ねぎ 中2個
・牛肉 180g
じゃがいも茹で用
・甘麹 50cc
・水 100cc
肉の下味用
・甘麹 大さじ1
・醤油 大さじ1
こんな感じの分量で作ってみました。
まだ試作段階なので、分量はきちんと測っていません。
野菜と甘麹の甘みを存分に活用して、砂糖なしでも満足感のある一品になる参考として活用してください。
【作り方】
①じゃがいもとにんじんを甘麹50ccと水100ccで茹でる
②牛肉を甘麹大さじ1と醤油大さじ1を入れて混ぜ合わせ、30分程漬けておく
③鍋に油を引き、漬けておいた牛肉を炒める
④牛肉の色が変わってきたら、玉ねぎを加えて時々混ぜながら10分ほど蒸し煮にしていく
⑤玉ねぎがしんなりしたら、甘麹で茹でたじゃがいもとにんじんと茹で汁(30~40cc程)も少し加え、全体を混ぜ合わせる
⑥醤油と顆粒和風だしを少し加えて、5分ほど煮る
⑦火を止め冷ます
味付けの分量はお好みのレシピを参考にされると良いと思います。だし汁で煮ていくレシピの場合は下茹での甘麹と水を活用して、不足分を水や出汁で追加すると良いと思います。
私の場合、煮汁はほとんどなしの無水で作っていくので、工程⑤で30~40ccほど下茹でのお汁を加えています。無水で作った方が、野菜(玉ねぎ)の甘みも引き出せて、砂糖がなくてもより甘みを感じやすいと思います。
じゃがいもとにんじんを先に下茹でしているので、仕上がりは早いです。
野菜にもお肉にも下味がしっかりついているので、砂糖の濃厚な甘みがなくても、満足感のある甘みを感じられます。
甘麹液で下茹でした野菜の活用
じゃがいもや人参は多めに茹でておいて、カレーやポテトサラダなど、他の料理に使っても美味しくしあがります。
甘麹液で下茹でした野菜は、自然な野菜の甘みのような感じです。ですから、他の料理に活用しても砂糖なしレシピに切り替えやすいです。じゃがいもなら、コロッケもポテトサラダも砂糖なしで美味しくできます。ジャーマンポテトのように砂糖を使わない料理であっても、自然な甘みが強くなっているだけなので、より美味しく感じることができます。
下茹でという工程が増えていますが、一回にたくさん下茹でしておけば、その後は料理がかなり時短できますので、ぜひお試しください。