人に伝えるってどういうことだろう 「伝える」と「伝わる」の違い
みなさん普段どんな風に人に伝えていますか?
「伝える」ということ、これはずっと私自身の課題でした。
「データ分析ってどんなお仕事ですか?」と聞かれたとき、なかなか上手く伝えられない。
いろいろ伝えても、「そうですか(^^)」の先にある表情に明らかにハテナマークが見える。
そんな中、先日コーチングを受ける機会があり「伝えるとは?」について教えてもらったのでシェアしたいと思います。
日常生活の中で、伝えたいと思うことってたくさんありますよね。
子どもにいいことと悪いことを教えたい、部下に成長してほしい、パートナーに考えをわかってほしい、お客様に自分のビジネスの想いを伝えたい。
全部、思うように伝わりますか?
難しいですよね!
そう、伝えるって難しいんです。
まず、相手に自分の言ったことが「伝わっている」というのは
自分のイメージと相手のイメージがすり合わさっている状態
だそう。
そこをゴールとしたときに、そこまでの道のりをどう一緒に歩くか。
それを実現させるためには確認をしなければいけません。
相手のスタート地点はどこなのか
今伝えたことは相手がイメージできているか
どんな風にすればイメージしやすくなるか
こんなことを確認しながら言葉を重ねる。
すると「伝えた」が「伝わった」に変わる。
多くの人は「伝えたい!」と思いすぎてコミュニケーションが一方通行になってしまうのだそう。
確かにそうですよね。
私は「数値」「データ」「統計学」など一見難しく聞こえることを説明したり教えたりするお仕事をしています。
なのでやりがちだったんです。
私が理解してこれたように説明する
ってこと。
全く不親切だったわけではないと思いますが、これでは相手の理解のスピードや順序とマッチしないと伝わらないですね。
昨日その話を聞いたあと、
ちょうどデータ活用についてアドバイスをさせていただく機会がありました。
事前に質問をいただいていたのですが、その質問の意図や背景を確認するところから始めてみました。
用意していた情報が間違っていないかも確認しながら丁寧に進めてみました。
そこで気づいたこと。
こうやって丁寧に相手と一緒に歩いて、「伝えた」が「伝わった」に変わると、私にも相手の伝わった感覚が伝わるんだな!と。
(ややこしいですが笑)
ここからは実践してみた私なりのコツですが
相手が求めていることをなるべく具体的に確認する
相手が今考えていることや理解・解釈していることを確認する
相手のイメージと自分のイメージが合っているか確認しながら話す
特に1を丁寧にすることが大事だなと感じました。
昨日の私の例だと、
「マーケティングにおけるデータ活用の全体像が知りたい」
という質問を事前にいただいていました。
でもこれだと「全体像」という言葉が何を指しているのか具体的に分からなかったんです。
辞書的な意味ではなく、相手がどんなことを知りたくてこの言葉を使ったのか、ですね。
こちらも相手と同じイメージを持てていないかもしれないという前提に立つことってすごく大切だなと改めて思いました。
だからまずはどうしてこの質問をしたのか、知りたいことの本質は何かをお聞きしました。
「実際にどんなステップを踏めばデータ活用できている状態になれるのかが知りたい」
とのことだったので、具体的にその方の知識でできることをお話できました。
このステップを丁寧にやることでコミュニケーションがぐっとスムーズになったような感覚がありました。
ビジネスで価値提供をさせてもらう以上心を込めて気を配りたいことだなぁと思ったので、みなさんにも読んでほしいなと思って書いてみました。
------------------------------
★海外在住ですが、日本からのお仕事も対応させいてただいています。
起業したての方へのビジネスコンサルでは
ビジネスの全体像の設計から集客・マーケティングの考え方まで、
手探りな状態からしっかり言語化できる状態へ導きます。
企業様向けサービスでは
専門的な統計分析から組織マネジメントまで、
組織のパフォーマンスを上げるお手伝いができます。
お問い合わせはこちらのフォームからお願いします。
2営業日以内にお返事させていただきます。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?