起業もプランニングも、白紙からはじまる
こんにちは!さきです。
2024年夏、会社員を辞めてフリーランスになりました。
最初はプランナーとして代理店さんからマーケティングやブランディング案件を請け負う「業務委託型」で生計を立て、最近は「自分のビジネスを育てる」挑戦をしています。
今日は、そんな日々の中で感じた「起業家」と「プランナー」の共通点についてお話しします。
起業もプランニングも『白紙』から始まる
広告会社で初めて正式に「プランナー」の名刺をもらい、仕事に向かった時、わたしはプレッシャーに押しつぶされそうでした。
何から手をつければいいのか、全くわからない。
企画書は白紙のまま、時間だけが過ぎていく。自分が戦略を描かなければ、なにも始まらないのに。
それは、とてつもないプレッシャーでした。
制作アシスタント時代は、降ってくる仕事を捌けばよかった。良くも悪くも、立ち止まって考える暇もなく、次のタスクが降ってきました。
でも、なにかを「作り出す」仕事には、そもそも「捌く」ものすら与えられない。自分で見つけなければいけない。
何をどうするか、自分で決めなければ、何も始まらないのです。
このことは、プランナーも起業家も同じなのだな、と思います。
道が拓けるまでのプロセス
「どうしよう。何も見えない」
白紙を前に毎回そう思います。プランナー歴7年にもなるというのに、『白紙』のプレッシャーはやってくるのです。
でも、嘆いていても白紙は白紙のまま。ぼーっとしてたら時間だけが過ぎていってしまう。
だから自分なりに手を動かし、足を動かし、想像して、少しずつ「何か」を試してみる。
そうしていくうちにぼんやりしていたものが、やがて形を見せはじめる。
見えたら、一気に道は拓ける。
それまでは苦しい。こんなことをやって意味があるのか、ストーリーが描けるのか、毎回、試行錯誤をしています。
点を集め、点と点をつなげ、いらない点を弾き出す。とても地味で根気のいる作業。
何度も壁打ちして、
ぼんやりしたものに輪郭を与えていく。
意見を交わして、少しずつ確信を持たせてゆく。
「解像度を上げる作業」を繰り返し、
「温度をあげる関わり」を繰り返す…、
そういう繰り返しのなかで、仕事というものができていくのだなと思います。
ビジネスとは、現在進行形の営みである
ひとたび完成したように見えるプランも、それで終わりということはありません。
担当者の交代、新しい時代の波、予期せぬ出来事。要因がなんであれ、状況が変わればプランも施策もアップデートされるべきだからです。
「プランニング」「マーケティング」「ブランディング」…わたしたちの仕事は常に現在進行形です。
環境は変化しつづける。
そのなかで歩み続ける。アップデートをしつづける。その「営み」がビジネスなのだと思います。
白紙を前にした時に大切なこと
白紙を前に尻込みする気持ちになるのは、誰にでもあること。まずそのプレッシャーは当たり前として受け止める。
少しずつ点を集め、つながりを見出していく。その繰り返しが「何か」をつくる。その「何か」をつくるための材料は、世の中にすでにある。それを探し、組み合わせていけばいい。
また、学生時代の恩師の言葉を思い出します。
誰かに力を借りたり、貸したりしながら、前に進んでゆくこと。前に進もうとする誰かのために価値を提供すること。
これが仕事の本質であり、プランナーも、それ以外のジャンルで稼ぐ起業家も同じだと思います。
最後に
起業とは世の中の「穴」を埋めること。
そんな言葉もメモしておきます(これはディスカバリーチャンネルの『ビリオネア』企画で、ある起業家がグレンに授けた言葉です。このシリーズはやる気が出てくるし何より面白いのでおすすめ!)
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ここまで読んでくださり、ありがとうございました!
この文章が、何かに挑戦するあなたのヒントになれば嬉しいです。
白紙に何を描くか。
ドギマギはするけれど、楽しみながら、一緒に進んでいきましょう!