発信を始める。
(所属している会のメールマガジンに書いた編集後記より)
世界は今日も激動していて、私の生活も目まぐるしく変化する。だけど、たまには、何もしたくない1日だってある。そんな時は、次の意欲が生まれるまで、読書をしたり、録り溜めた番組を見たり、音楽をかけたり、ネットニュースをひたすらタップしたりして、逃げ込む時間を作る。
その逃げ込んだ先で、偶然に手にとって号泣したのが、凪良ゆうさんの著書『汝、星のごとく』だ。生きづらさを抱えたふたりの、覚悟や優しさに、いつまでも消えない小さな光を感じ、しばらく動けなかった。今年(と言ってもまだ半年あるが)1番の、プレゼントのような本だった。
闘病系は苦手だという友達に、有無を言わせず「今年の誕生日プレゼントはこれね」とLINEで宣言する私。夏の暑苦しさも相まって、しばらく私の熱は冷めない。