東アジア反日武装戦線について(1)
このまえnoteにかいた記事『爆弾テロの映画作品』のなかで、むかしわが朝をさわがせた大事件の1つとされて今も世にしられる日帝利権企業連続爆破攻撃事件、これをたたかった例のあの極左過激派・東アジア反日武装戦線のことにややふれた。 その記事をかくのに関連して、わが朝 近現代史上にきわめて希有であるこの都市ゲリラ部隊に関する動画が数本、動画サイトのYouTubeにあるのをしった。 おぼえがきの意味でもそれらの動画ページのリンクさきURLほか諸元をかんたんながらここにかきとめる。
「蒼天の妖星」と名のる匿名のYouTubeアカウントがそれらの動画をべんりにもまとめて配信してる。 ねんのためつけくわえれば、このアカウントのいわゆる〝なかのひと〟のことはおれは何もしらない。 いずれの動画も【無政府主義者群像】と名づけられたシリーズの1つに位置づけられ、1品ごとに番号がつけられている。 それらのうちここにあげるのは4品。 つけられた番号のわかい順に以下しるす。
===> https://www.youtube.com/watch?v=UPQgUq0Nwkg
【無政府主義者群像】 ⑦ 1974年 三菱重工ビル爆破事件
2020/05/28
全5分14秒の動画。
テレビ番組の録画。 もとのテレビ番組については何の説明もないのでまったくわからぬ。
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===> https://www.youtube.com/watch?v=u6YYbsw9n1Y
【無政府主義者群像】 ⑧ 1974年・1975年 東アジア反日武装戦線
2020/05/27
全5分07秒の動画。
これもテレビ番組の録画。 もとのテレビ番組についてはこれも何の説明もないのでまったくわからぬ。
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===> https://www.youtube.com/watch?v=GXzlMnMlZlc
【無政府主義者群像】 ⑩ 1976年 北海道庁爆破事件
2020/05/27
全3分05秒の動画。
この品は、動画とはいえ現実の風景なりテレビ番組なり映画なりの〝うごく絵〟ではない。 したからうえにむかってゆっくり移動してゆく白ぬき文字の字幕と、ききとりにくい機械音声とによる説明を中心とし、それにくわえて画面の背景をなす図版として、この事件を報じた新聞記事のきりぬきの静止画像が終始固定されているだけの、よくある安直なネット動画の1だ。 字幕と音声とによる説明も、ウィキペディヤを参考にしたものであることがしまいに表示される。
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===> https://youtu.be/7cFD8nsv_Fk
【無政府主義者群像】 ⑪ 1987年 母たち(東アジア反日武装戦線)
2020/03/31
全1時間56分19秒の動画。
これだけは上記とぜんぜんちがってて、えらくながい。 というか、この動画はまったくふつうの映画作品であり、ジャンルはドキュメンタリイだ。 東アジア反日武装戦線のこんな映画作品があることをいままでしらなかった。 おどろくべきなのは、東アジア反日武装戦線の"さそり"部隊のひとり・黒川芳正【くろかわ・よしまさ】が、逮捕されてから1どもシャバにでていないのに、この作品の映画監督をつとめていることだ。 獄中にいてどうやって監督したのか。笑
ともあれこの動画はとても見ごたえがある、すくなくともおれにはそうだった。
見どころは作中にたくさんあるが、この都市ゲリラ部隊についての関心度に正比例して見どころもふえるであろうところ、たとえば00:32:00ごろからの、ある中年女性───よくはわからぬが、このひとは、"狼"部隊のひとり益永利明【ますなが・としあき】(死刑囚・旧姓「片岡」)の養母になった支援者か?───がかたるのをうつした場面で、このひとが子どもだったころの実体験の回想がそこには多分にふくまれていて、戦前の日帝時代のわが朝の日常生活の一端のなまなましい証言にもそれがなっており、この作品の圧巻の1つでもそれはあるとおれにはおもえた。 まさしく生きた絶対主義の世の実情をまなべる実体験談にほかならぬ。 いやはや、おそるべし、日帝=天皇制軍国主義。
この映画はまた全体にわたって表現技法がなかなか現代的につくられているともかんじられ、そのへんもちょっと印象的。
はっきり云ってこのnote記事はこの1作品だけのおぼえがきのためにのみこさえているので、 ほかの動画どもはじつはすごくどうでもいい。笑