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永遠の新規による関口和之推し活③2024/10/26(Sat.)洞口依子映画祭パート2 アフタートークレポ
はじめに
2024/10/23-27にユーロスペース渋谷で開催された「洞口依子映画祭パート2」。筆者は2024/10/26(Sat.)に上映された「白鍵と黒鍵の間に」という映画及びアフタートークを拝見しました。
何故関口和之推しbotの中の人が見に行ったか?それはこの映画祭でのみ購入可能な洞口依子さんのデビュー40th記念冊子「YORIKONIA」に関口和之が寄稿しているから!!!(洞口さん、関係者の皆さん、ファンの皆さん、こんな理由で映画祭の席を一枠奪ってしまい申し訳ございませんでした)
ただし映画祭は11/2-11/4に沖縄でも開催される為、ネタバレを避ける為冊子感想の代わりにアフタートークのレポをお届けします。
※覚えている部分のみ、順序も前後する箇所があります
※事前発表では洞口さん・冨永監督・川瀬さんの三人が登壇とありましたが、観客として上映を見に来た松丸契さんも三人に手招きされ急遽登壇されました。もしかしたら筆者と同じ列だったかも?少なくとも前後一列位の距離です。
※位置は筆者が下手寄り、契さんが上手寄りでした。
アフタートーク
冨永昌敬(以下、T):原作は南博さんというピアニストのエッセイ本で、1980年代に一時期小岩のキャバレーとか銀座のふたつの店を掛け持ちしてピアノを弾くアルバイトをやっていた事があり、それでお金を貯めてボストンへ留学したって事が書かれてるんですけど。
それを脚色して忘年会の一日という設定の映画にしました。洞口さんには主人公の母親役で出て頂いて……あっ、(Netflixオリジナルドラマ)「SHOGUN」エミー賞おめでとうございます!(拍手)
川瀬陽太(以下、K):18冠だって。
洞口依子(以下、D):のこのこ(エミー賞発表の)応援に行ったら「殿(真田広之)が呼ばれた!」
D:(共演した松丸契が)サックスプレイヤーだって知らなくて……監督、どこで見つけてきたんだろう~???
T:最初はMVの監督とミュージシャンとして出会ったんです。クラブクアトロ?
松丸契(以下、M):いや、リキッドルームでした。
T:あ、そうそうリキッドルームのライブ後に「映画出て(>人<)」って。
M:その時ライブ後でテンション上がってたんで、「良いですよ!」って。映画では『K助』って名前として出てるんですけど、原作でも本当にその人いて。
でも映画に出るのは初めてで……僕なんかが本職の役者さん達を邪魔しちゃいけないと思って台本一言一句頭に叩き込んできたんですよ。そしたら本番前に台詞が全部変えられました(苦笑)。
K:監督酷いね!
T:原作者の南博さんと(映画のK助にあたる人物)は小岩のキャバレーで一回(一時期?)しか一緒じゃなかったらしく、その後は会った事ない(もしくは連絡取ってない?)んだそうです。なんかそういう、一期一会。
D:粗大ゴミの中で池松君がぼろぼろのピアノを弾いて、契君が演じるサックス奏者のK助とセッションするシーン……私好き~!
M:呼ばれたらすぐ撮影が始まって。
T:役者を大事にし過ぎると、直前に呼ぶ事になるんです。
K:松丸君とか見てると、「おっ、シズル感ありますね~」って思う。俳優部なんていつもなんかのフリしてるだけですよ(汗)!
D:私なんてへその緒持ってきただけよ(笑)。
(筆者注)「白鍵と黒鍵の間に」劇中、主人公(三年後の姿)の母親が「母子手帳が見つからなかった」という理由で代わりにへその緒を持ってくるという場面が存在する。洞口依子演じる母親はここと終盤の二箇所しか出番がないが、その一瞬で全てを持って行く存在感の強さを見せた。
K:でもあの場面、主役を食っちゃってたじゃん(笑)。
T:ウクレレ弾いてもらえば良かった……小岩のチャーリー・パーカーっぽく(笑)。
K:昔と今を一晩に纏めるなんてあの人(冨永監督)狂ってるよ!
M:映画撮影の怖い所は、監督が「OK」と言ったらOKになってしまう所だと思うんです。
K:逆に言えば、「監督がOKって言ったからOKなんすよ!」……こうして人は腐っていく(笑)。
D:(「SHOGUN」の撮影を行っていた)カナダから帰ってきてすぐ冨永組からお声がかかった事が嬉しかった!
K:冨永組は映画好きの人が集まってるので政治的な事とかなく「面白い」って言えるんです!ある意味ラクなんですよね。
(松丸契に向かって)毎回こんな現場だと思うなよ!もっと辛く苦しい現場があるんだからな!
D:池松さんってこれとスケートの映画を同時進行で撮ってて、しかも「シン・仮面ライダー」の撮影もちょっと残ってたって。
T:「じゃ、この後『シン・仮面ライダー』の撮影に行ってきます」って。沢山変身してましたね!
K:仮面ライダーだけにね(笑)。
D:以前には染谷(将太)の母をやらせて頂き、今度は池松君の……って私が産んだ訳じゃないですけど。
T:「ゴッドファーザー」の曲のピアノは池松君が実際に弾いてます。
K:凄いね!
T:半年であれだけ弾ける様になったんですよ。
他にも沢山面白い話をされていた筈なのですが、途中までトークに夢中でメモするのを完全に忘れていた為特に前半部分の内容が不足しております。何卒ご了承ください。
最後はフォトセッションで撮影OKタイムとなり、筆者もこのタイミングで何枚か撮りました(その内の一枚がヘッダー画像です)。
アフタートーク終了後のグッズ販売は長蛇の列でした。多分関口和之の文章目当てに購入した人は筆者だけだと思います。
筆者は冊子(目的のブツ)、ステッカー五枚セット、洞口依子デビュー40th記念7インチレコードを購入。冊子とレコードにはサインを書いて頂きました。
しょうもない理由で映画祭に足を運んでしまった筆者ですが、ミリしらで見た「白鍵と黒鍵の間に」は「楽しい音楽映画をまたひとつ知る事が出来て良かった」と思いましたし、「ピアニスト・南博の三年間の時系列を一晩に凝縮した」という「嘘の付き方」は映画ならではの表現だと感じました。
趣味でフィクションの散文を書く者として、媒体によって適したものが異なる「嘘の付き方」を比較して考える良い機会でした。
![](https://assets.st-note.com/img/1730347837-V4Fv0cHoiLd3rts6uK2RwTE8.jpg?width=1200)
レコードも沖縄での映画祭が残っているので詳細については言及を控えますが、ウクレレ弾き語り曲が一曲入っている為かSpecial Thanks欄に「Kazuyuki Sekiguchi」の名前がクレジットされていました。ウクレレ師弟関係でもあるお二人の共演を生で拝見出来る日を楽しみにしております。
余談
筆者は関口和之推しである以前にスピッツブリーダーでもあります。スピッツ絡みの予期せぬ収穫について。
今回購入した冊子のお陰でロードアンドスカイ(スピッツの現事務所「グラスホッパー」が分社化する前のスピッツ所属事務所、今でもロードアンドスカイ系列です)の高橋信彦社長とPAITITI(洞口依子さんと石田英範さんによるウクレレユニット)の繋がりを知る事が出来ました。PAITITIの映画はまだ見る事が出来ていないので、いつか絶対見ます(推し( ̄灬 ̄)もコメント出演していますし)。
![](https://assets.st-note.com/img/1730348600-Jyc3tPbjar9Lh6gRifXNdGzp.jpg?width=1200)
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![某botの中の人](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/33424507/profile_f06ca34f3b9df692e63006d0e2304a8c.jpg?width=600&crop=1:1,smart)