なぜ役者をやめたのか その⑨
こんにちは。
さきみゃです。
「なぜ役者をやめたのか その⑧」のつづきです。
私は元々芸能界で女優を10年ほどやっていました。
初対面の方に、以前まではこのことを言っていました。するとみんな口を揃えて「へー、どんなテレビ、CM出てたの?」と興味津々に私に聞きます。
芸能界ってそんなに憧れの職業なんですね。
みんなすぐなれるのに。
と私は思っていました。
そこで、芸能界を今から目指す方のために
私から言えることをご紹介します。
この3つです。
では順に紹介していきます。
今日からは②芸能人になるのはかんたん
というお話をします☺︎
本編
中学生、難しい時期です。
自分の性格を変えることもまた難しい。
「根暗な性格を変える」
ために、キラキラした吹奏楽部に入り、
芸能事務所にもいった。
事務所の方は私の居場所があったのですが、
学校は、そんな場所があるようでなかったんです。
実際、部活の人とそこまで打ち解けられず
やはり過去の自分に戻ってしまう。
(根暗な自分に)
土曜練習の日も
「一緒におひるごはんたべよ!」
と最初は言えるのですが、
「毎回一緒に食べてもいいのかな…うざいって思われてたらどうしよう」
と考えてしまい、、
次第に声をかけなくなりました。
でもひとりでいることが恥ずかしかったんです。
だから、
トイレでごはんたべたり
してました。
お昼休みは
当時の私にとって苦痛の時間でした。
居場所があると思ったのは
芸能事務所だけ。
そこでしか、「性格の明るさ」を表現することができなかったのです。
「変人だと思われたらいやだな」
そういう気持ちが学校生活では
いつもいつも頭にありました。
ある日の部活。
またあの苦痛の時間がきました。
もうトイレでしか食べることが
てきなくなっていた私は
いつも通り、個室に入って弁当を開きました。
すると、、、
「お誕生日、おめでとう!
部活楽しんでるかな?
今年もさきみゃらしくファイト!☺︎
母より。」
気がついたときには
顔が涙でぐしゃぐしゃになっていました。
何が誕生日だ。
なにが部活だ。
楽しくねーよ!!!
こんなの全然楽しくない!!
嬉しい気持ちと、苦しい気持ちで
胸がぎゅぎゅっと締め付けられて、
過呼吸になっていました。
その手紙は、ぐしゃぐしゃにして
捨てたと思います。
本当に辛かったです。
まだまだ中学校生活ではいろいろありましたが、
芸能活動の方を中心に書くので、
今回はこのあたりまで。
ここから、私は少しづつ変わっていけるのです。
では!
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