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マンカケのコマ漫画をクリスタでページ漫画にする方法②

ネームが完成したら、次の工程に入ります。(①→こちら

●ネームを元に、マンカケで素材データを作成

ページ漫画にするための素材は、元々のコマ漫画のデータだけでは足りない……というかそのままでは使いづらいので、使いやすいようにデータを改変していきます。この際、元のデータは必ず残すようにしてください。データのコピー機能はないので、元データを開いて別名で保存すればOKです。(元データへの上書き注意!

改変する基準は、以下のとおりです。

①台詞やモノローグなどの文字はすべてクリスタ側の機能で入れるため、非表示にする。

②コマの枠線も基本的に非表示にし、すべての素材について【枠外まで表示】にして、なるべく全体を入れる。また、素材はできる限り大きい状態で使いたいので、場合によっては素材を横向きにしてスペースを広く使う。

③背景のあるシーンでは、人物と背景を別々のコマにする。なお、全体にエフェクトがかかっているなどの理由で、あとから合体しての調整が難しい場合はそのままでもOK。

④漫符や書き文字の位置やサイズについてもあとから調整したいため、使いたいものを特定の数コマにまとめて置いておく。(コマ間のコピー機能を使用すると傾きなどもそのまま移動できる)

⑤ネームを確認して、元の漫画にはないシーンなどがあればそれ用の素材を作成する。

大体こんな感じ。見ていただけるとわかりますが、絶対に元データよりもコマ数が多くなります。なので、1データでは足りない場合は元データを再びコピーし、すでに作成した部分は削除して後半部分を作成しましょう。

とにかく使いそうなものは全部素材としてマンカケのコマ内に作成しておけば、あとから追加でつくる手間もなくて便利です。なお、背景にグラデーションなどを使っているなどマスク関係は、クリスタの機能でつけた方がきれいにできますので必要ないかと思います。

またまた参考として、私が「バケモノの娘」をページ漫画にした時につくった素材用データを置いておきます。→マンガ・ヨメール内 素材バケモノの娘

●完成した素材を画像データとして書き出す

完成したら、PSVita版の場合は画像を書き出しし、コンテンツ管理アシスタントを利用してPCにコピーしましょう。PS4版の場合はUSBメモリを使ってのコピーになります。ちょっと手間はかかりますが、マンガ・ヨメールにアップしたものを保存する方法でもOKです。

書き出しの際、PS4版には背景を透過する機能があったかと思いますが、透過してほしくないところまでなるとあとが面倒なので、個人的にはその機能は使わなくていいと思います。クリスタの機能で簡単に透過できますので!

ここまでできたら、次はいよいよクリスタでの作業です。→③へ続く

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