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多拠点生活のホストやっていて

神奈川県は三浦市にて。我が家は多拠点生活のプラットフォームサービスADDressのホストを2020年からやっております。もうすぐ三年ですね。
ADDress的には、ホスト=家守という役割です、
ユーザーさんと地域を繋ぐ役割がメインになります。



コリビングサービスのADDressについて

ADDressって、当初は月額定額制で全国にある拠点を、使える
コリビングサービス。現在はチケット制になっておりますので、
初月¥4800~利用できるサービスになってます。

2020年秋、我が家をADDress三浦A邸として開始しました。
当時はコロナが流行りだし、ちょうどリモートワークという言葉が出始めたころ。多拠点生活なんてなんのこっちゃ?という具合でした。

そもそもなぜ?わが家がADDressの拠点になったのか?

そうなんです。思い返せば近所にあった空家が取り壊されそうな
雰囲気が。。。

近所にあった空家

おそらく取り壊されると、なんにもならないただの空き地になっちゃうだろうなぁぁぁと思い、持ち主の方に。。。。「くれません?」と
聞いたら「いいですよ」と😲
正確に言いますと、格安で譲っていただきました。
当時、地方の空き家問題がかなり深刻で、建築に携わる者としても何か役に立つアイデアないかな?と空家を利用したビジネス創出のセミナーに行ったりして、学んではいたんですね。
そんなタイミングでひとまず空家を手に入れることが出来ました。

さて、どうしよう?w

地元の仲間に相談したら、ADDressというサービスを立ち上げる社長を知っているので、紹介するよ。と後輩から提案が。
非常にありがたい。今思うと凄いタイミングで尚且つ社長と直談判ってw
ということで、この空家を貸し出して、利用してもらおうと考えました。
ところが。。。。。

いっこうに話が進まないw
ベンチャー企業あるあるだそうで、動きが遅かったみたいですねw
私は、ADDressのサービスとして使うには、サイズが小さいのかな?
難航しているのかな。。。。と勝手に勘繰り、当時住んでいた
二世帯住居のわが家をADDressにお貸しして、この空家を
我が家にしてしまおうと相成りましたw
リノベした空家は以下にwそれと
こちらにリノベーションしたときの記事もありました(忘れてたw)


二階の子ども部屋
リビング
元駄菓子屋さんだったみたい
キッチン

家守ってなんだ?

ということで、ADDressの三浦邸としてめでたくオープンすることになるのですが、ホスト=家守を探さないといけない。
私は本業の左官業があるのでできない、妻はそういったこと苦手。
どうしよ?となったのですが、色んな事に細かく繊細な性格の私。
都合の悪いときはほんとズボラで、妻にこの家守を半ば押し付けた感じになりましたw
妻はおおらかで、おおざっぱな感じなので責任感もなく、しぶしぶ
家守として新生活がスタートするのです。
家守の業務は拠点のお掃除がメイン。
あとは会員さんとお話をして、地元三浦三崎の情報を共有する事かな。
最初はいい人ぶってやっていたと思いますw

さて、多拠点生活する人なんてこの世にいるの?
と思っていた私ですが、驚くことに結構いるんですよね。
最近調べたデータによると複数の生活拠点を持つ人は国内に17万人存在するそうです(2017年の数字)驚きましたねwいるいる。
まして、当時はコロナ渦がはじまり、学生さんもフルリモート。
海外留学もできないので、ADDressのサービスを利用する方が多かったですね。
あとは、フリーランスの方。
場所を選ばない働き方をしている人が多いです。

三浦のひまわり畑

田舎者の私でも多様性に気が付く

それまで、生まれも育ちも三浦三崎。
18歳で左官屋になって、ものすごく狭く、
深い世界で生きてきたわたくしw
そりゃ毎日がドラマですよ。

ヨーロッパを一人でテント生活してきた女性。まじか?
その女性の披露してくれた弾き語りが今でも鮮明に覚えてます。
透き通る声。夫婦で感動しました。

外国の大学に行く予定だった大学生コンビ。

大学の教授からは資産運用を学んだり。

これから銀行に就職が決まっている大学生は
三崎の居酒屋で知り合った地元のおじさまに気に入られ、
泊まりに行っちゃうほど。

どうも、この三浦三崎の時代遅れ感が凄く新鮮で
新しいみたいですね。

都内で最前線で戦う女性が、働くことを全力で拒む妻の話を聞いて
「三崎に答えがあった!!」とか言ってしまうしw

そのうちだんだん、妻のキャラクターが口コミで広まり、
三浦の家守さん面白い。ということで人気の拠点の一つになったようです。

大学生を地元のスナックに連れて行き、朝までのませ、
「また来ますね!」といって二度と来ない若者数知れずw

私にとっても印象深い出会いもありまして、その方私と同じ年で
エベレスト登頂しちゃったんですよねw登山家じゃないのに。
もちろん、トレーニングをしてらっしゃったんで、私にしてみれば
そうだろうなぁ。という感想なんですけどね。

初めて会ったタイプの人ばかり。ああ、自分の性格とか人格とか、
なんかどうでも良いなwって思っちゃいました。

拡張家族というそうです

そうそう、本日は2023/8/9なんですが、明後日8/11は
石山アンジュさんが出版する、多拠点ライフの発売日なんですね。
案件ちゃいますよw

我が家も取材受けたんですが、石山さんがおっしゃっている拡張家族。
核家族に対する形容だと思うんですが、我が家も半ば、拡張家族化しております。

ADDress三浦邸のヘビーユーザーが何人もおられるのですが、
私の父親としての機能不全が半端ないのでw
我が家の長男を連れて雪山に連れて行ってくれる会員さん。

昨年、高校受験を控えた長女に、プロジェクトチームが発足して
見事志望校に合格させてくれた会員さん達。

息子に、リモートでプログラミングの先生をやってくれている会員さん。

家族ぐるみでお付き合いのある千葉の家守家族さん。

本来家族5人で、それぞれの役割をお互いに享受するのとはちがって、
家族が拡張していくので、父親だからこうあらねば。とかが無くなってくるのですね。
たぶん、それって私は良いことだと思っていて、
それぞれがそのままでいて、ある意味利己的に生活しても、補完しあえる機能する家族というかユニットって、最低限の人数が必要な気がしてます。
そうなると、利己的な集合体が、それぞれを補完しあう「合理的利他的集団」になる可能性を秘めているのかなと。そのように思うのです。

子どもにとっては選択肢が増える大人との時間が格段に増えるので、
親としてはありがたいことこの上なしです。

もうすぐ家守三年になりますかね。
明後日から、会員さんとカンボジアに行くのですw
三年前には想像もできなかった出来事だらけです。

多拠点生活で頂いてる豊かさ。
今回書いたことはまだまだほんの一端です。
もっと視点を大きくすると、この多拠点生活は
地方創生のインフラの機能も、もっているのではないか?
と私は感じています。
それはまた、別の機会に書きたいと思います。



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