からっとした冬空のなかを歩いてきました。
花屋には、蝋梅の香りが漂っています。
外に出したら、空まで黄色に染まって
香るんじゃないかしら。なんて。
お元気でお過ごしですか。
Hanaimo店主 鈴木でございます。
10月ごろに植えたチューリップが
そろそろ芽を出す頃かな。なんて
楽しみに待つ季節になりました。
今日の一句
起きてみて、
また直ぐ寝たくなる時の
力なき眼に愛でしチユリップ!
石川啄木
無邪気な俳句です。
啄木の眺めたこのチューリップは
赤色だったようです。
たしかにこの花を飾るだけで、
寝ぼけ眼も覚めるような心が弾む思いがする花です。
さて
皆さんはチューリップといえば何色を思いますか。
ピンク色も可愛いですよね。
やわらかな光をうけたその花は、
早春の冷たい空気をほどいて、
また春を一歩こちらへ連れてきます。
黄色もいいなと眺めます。
春先に見る黄色は、冬のあいだ探していた
温かみを見つけた思いがするし、
寒さに気持ちが塞いでいても、
思わず笑みがこぼれますもの。
「花笑み」とは花が咲くこと。
また咲いた花のような華やかな笑顔のことです。
人も空気も優しく包み込むチューリップ。
花笑みってまさに、
この花のような笑顔をいうのでしょうね。
今日もいちりんあなたにどうぞ。
チューリップ 花言葉「博愛」
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「花笑み」
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