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星霜(せいそう)

よるになったらほしをみる
ひるはいろんなひととはなしをする
そしてきっといちばんすきなものをみつける
みつけたらたいせつにしてしぬまでいきる
だからとおくにいてもさびしくないよ
ぼくもういかなきゃなんない

谷川俊太郎 詩「さようなら」より

慌ただしい一日が終わり、ひとりの時間を取り戻し静かになると、やっといろんな思いが自分の中に帰ってくるような気がします。そして気がつけば、今年も残すところ15日。いつから一年はこんなに早く過ぎるようになったんでしょう。

年月を経た、年輪を刻んだ、なんてときに「星霜を重ねた」といいますが、実は最近までその由来(意味)をちゃんと知ってませんでした。星は一年をかけて天を一周し、霜は毎冬に降ることから、年月、年月のことを「星霜(せいそう)」というんですね。

星とみて霜と聞き、美しいなあなんて感じ入りましたが、そうこうしているうちに一年は終わってしまうのだから、時にはこうして休ませて、一年を振り返り、大切な人や出来事を思い出したいものです。

そうそう、「星」という字は「日が生まれる」と書くんですよね。だからもし、今日が大変だったとしても、星を見上げたら、明日はいい日になりそうです。今日もいちりんあなたにどうぞ。

オーニソガラム 花言葉「才能」

オーニソガラム


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