二季の通うころ
太陽は一歩後退し、葉は眠りを誘い、秋が目覚めた。
-ラケル・フランコ
あきらめの悪い夏日と待ちくたびれた涼秋が、隣り合うのを眺めていたら、北国からは初雪の便りが届いてびっくり。けれどそれもそう、秋が目覚めたどころか、頃はもう晩秋ですものね。
つい先日に夏から秋をつないだサルスベリが終わり、やっといまモクセイが香っていますが、雪の知らせを聞いたとたんサザンカが眼に浮かびました。冬を開ける花。今年も秋は短かそうです。
夏から秋へ、秋から冬へ。二季が通いあうのを、季節の花から知るきょうび。そして小さく健気な花ほど目に留まり、うっすら色づく紅葉に、心安らぐこの頃です。今日もいちりんあなたにどうぞ。
ヒメツルソバ 花言葉「小さな幸せ」
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フラワーギフト専門店 「Hanaimo」 店主
普段はお祝いやお悔やみに贈る花、ビジネスシーンで贈る花の全国発送をしている、花屋の店主です。
「あなたの想いを花でかたちに」するのが仕事です。since2002
https://www.hanaimo.com/
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