クリスマスローズの伝説
「ローズ」と名前についてるものの、バラ科の花ではないクリスマスローズ。花の名は形がバラに似ているからとか、日本における花期は2月から6月の頃とか、
名前も季節もあべこべな花ですが、とはいえクリスマスが近づくと思い出す花のひとつです。
日本でも人気が高い花ですが、この花がヨーロッパで愛される理由に一つの伝説があります。それはキリストがお生まれになった日のこと、一人の少女が聖母マリアにお祝いをしようと思い立ちますが、貧しさから贈り物を用意できなかったことがありました。
贈りものがない悲しみに泣き出した少女。彼女の涙が、地面にぽとんと落ちると、そこからいちりんの白い花が咲きました。少女はその花を手に聖母マリアのもとへ向かいキリストに捧げました。この花がクリスマスローズというお話です。
可憐なこの花らしい伝説ですね。うつむき加減な花の様子も、まるで涙したときの少女のようにも見えます。その後は笑顔になれたかな。今日もいちりんあなたにどうぞ。
クリスマスローズ 花言葉「私を忘れないで」