首のいたみが気になるの ~インチャケア体験談~
毎日暑い日が続いていますね。みなさまは、いかがお過ごしでしょうか?
今日は、体の声を聴いて蘇ってきた、インナーチャイルドの傷についてお話します。
ここ最近、朝起きると首の後ろ側に痛みがありました。
暑くて寝苦しい夜が続いているせいかな、と思ったのですが、いつものくせで、リズブルボーの「自分を愛して!」を手に取って確かめてみました。
首の痛みの項目には、このように書いてあります。
首の痛みが送ってきているメッセージは、「あなたは自分が置かれた状況に対して、ある理由から直面したくないと考えていますが、その理由はあなたに役立つものとは言えません」というものです。そういう考え方をしているがゆえに、あなたの首が硬直し、あなたは解決策を見つけられずにいるのです。
私が直面したくないと考えているもの。
ばっちり、心当たりがありました。その理由も、すぐに分かりました。
それは、とてもとても、大きな恐怖心の塊です。
過去に同じような気持ちになった事はないかと思い返してみると、母との思い出が蘇ってきました。
中学生の頃、母が私を車で迎えに来てくれたことがあります。
この時、母は体調があまり優れなかったようです。運転できないほど具合が悪くなり、途中で路肩に車を止ました「少し休んでれば良くなるから」と、ハンドルに顔を伏せて、しばらく休みました。
この時、私が感じたのは、強い罪悪感と恐れの感情です。
私を迎えに来なければ、母は家でゆっくり休めていたはず。
こんなに具合が悪そうなのに、私は何もしてあげられない。
母を助けてあげられない。
強い無力感に襲われました。
さらに昔のことを思い返すと、もっと小さな、子どもの頃のことも蘇ってきました。
母と買い物に行った時、私がひとりでエレベーターに飛び乗ってしまい、迷子になったことがあります。親切なおじさんが私を助けてくれ、無事に母と再会することができました。
母はとても疲れてしまったようで、ベンチにぐったり座り込み、私が何度謝っても、うんともすんとも言ってくれません。
「私のせいでお母さんが壊れてしまった」
この時、そう感じた記憶が蘇ったのです。
小さな子どもにとって、お母さんが壊れてしまうというのは、どれほど大きなショックだったか、今ならとてもよく分かります。お母さんを傷つけてしまった罪悪感、何もしてあげられない無力感、何より、大好きなお母さんが壊れて、もう戻ってこないかもしれないと思うと、怖くて怖くて仕方がありませんでした。
私は昨年、友人を亡くしました。自死でした。その知らせを受けた時も、「彼女を助けてあげられなかった」という罪悪感や自責の念が湧いてきて、とても苦しく、辛かったです。
思えばこの経験も、私のインナーチャイルドの傷の反映だったのだと思います。
恐怖心を全部抱きしめて愛するイメージで、ゆっくりじっくり、インチャと向き合ってケアしました。
首の痛みをとっかかりに、とても良いインチャケアができたと感じています。
なんだか、見える世界まで変わったような気もしています。
本当にたくさんのことを教えてくれるこの体に、感謝、感謝です。