「ジャン・プルーヴェ展」東京都現代美術館
2022.09.22@東京都現代美術館
Jean Prouvé
20世紀に活躍した、フランスの建築家でありデザイナー。家具だけでなく建築も手掛け、工業デザインに大きな影響を与えた。ヴィンテージ品がコレクターに非常に人気だそう。
▽best
F 8x8 BCC組立式住宅
プルーヴェ本人は自らのことを建築家でもデザイナーでもなく「構築家」と称していたそうです。
その言葉どおり、椅子や机、ファサード、家、全てが一貫してシンプルなつくりとなっていました。そのシンプルさからは使う人への思いやりが感じられ、なんとなく可愛らしい印象を受けました。
パーツが大きめで素材の重厚感に時代を感じたものの、むしろそこが個性的で好き!と思いました。
機能性を追求した到達点として個性が確立するという、ものづくりの素晴らしい側面を見ることができました。
特に楽しかった場所は、組み立て式住宅の実物が展示されていた吹き抜けの空間です。
ぐるぐると見て回りました。
同時開催の展示「私の正しさは誰かの悲しみあるいは憎しみ」とチケットが抱き合わせになっていたのですが、そちらはメンタルに侵入するような内容だったので、歩き回ってほっこりしました。
気が抜けてお腹が空いたので、美術館内のカフェへ移動。
(静かな空間でギュル音が鳴り響いたため、駆け足気味に)
もっとゆっくり見たかったです。
建築、たのしい世界だ〜