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こだわりで最後のピッができない

夕方、いつもより早く娘を保育園からピックアップして、体操教室に連れて行く。娘が唯一やっている習い事だ。元々無料体験した時に娘に「楽しかった!また来たい!」と言われたので、おおそういうことなら、と通わせることにしたところだ。しかしながら悲しいかな、最初の2回くらいは楽しく行っていたが、3回目くらいから「体操教室やだあ〜」と言うようになり(おい〜)、せっかちですぐに決断を下す私は「もうそれならやめよう!やめる!」と言ってたのだが、夫が「そんなにすぐに判断してやめるのはどうかな…他も続かないよ」なんて言い、それに対し「別に続かんでいい!楽しくて仕方ないなら習い事も行く価値はあるけど、そうじゃなかったら(仕方がないから行く)月10000円以上払うなんてもったいなすぎる!それなら娘が本当に興味ある別の体験にお金使うわ!!」と譲らない私。

話がそれたが、もうすぐやめる体操教室に今日も娘を連れていくのだが、今まで以上にやろうとしない。膝から離れず「咲ちゃんがいい〜」と言っている。「じゃあもう帰る?トランポリンやらない?」と聞くと、まさかの「…うん…。」いやいやいや、ほんとにうんって言わないで!悩みながらも最初のストレッチ、一緒にやってたらやってくれて、徐々に他のことも私なしでできるようになった。やりさえすれば跳び箱とかめっちゃ上手で、彼女の運動神経が存分に活かせてるのに、なんか性格の問題って大きいんだな….と、この習い事初体験で強く思った。友達の子供たちはバレエやら英語やら水泳やら、前のめりで楽しんでやっているらしいのを聞くと、ほんと?なんでそうなれるの?と思うが、うちの子の自意識が高すぎる&こだわりが強すぎる性格も個性だと思うし、一人でコツコツ何かを制作してるのが十分楽しそうだし学んでるから、今後は習い事は本人が本気でこれやりたい!って言ってくるまでしなくていいやと思っている。

そろそろ本題?に入ると、娘はこだわりが強い。3歳まではずっと電車&車大好きだったのに3歳半で急に可愛い&プリンセスにハマって、今でもそのテンションを維持して突っ走っている。この一年で、貯まったドレスは10着以上になった。それも最初はそのまま着ていたが、少し前は前後ろ逆で着るのにハマっていて、最近は気に入らない部分はテープ止めて見えなくしたり、何かをくっつけてプリキュアのなになにみたいにしてアレンジをしている。レイヤーを多用したコーデが得意だ。他のどの子もやっていない、独特すぎるファッションセンスは見ていて楽しい。ただ、寝る時もカシャカシャ素材のドレスで寝るので(1年くらいパジャマを着てくれない。可愛くないから。)隣で寝るとすごく嫌だ。笑

彼女にとって「かわいい」が正義で、「かっこいい」はどう言うわけか男の子にしか適応されない言葉になっている。うっかり私が「かっこいいね!」とか口にしたもんなら、「可愛いの!」と怒るか、機嫌が悪いとブチ切れられる。そんなわけなので、体操教室でよく言われる「かっこいい姿、ママに見せよう!」は全く彼女に響かないし、何なら「そんな姿見せたくない」と思っているかもしれない。そして体操教室は技の終わりにピッと両手を上に伸ばして Y  のポーズをするのだが、娘はこれを頑なに拒否する。一度もやらない。今日「あれやらないのって、可愛くないから?」ときいたら「うん」と言っていた。笑ってしまった。まぁ私もなんか「全員気を付け!れい!体育座り!」っていうノリ、軍隊みたいでずっと苦手だから全然いいと思った。やりたいことだけやればいいよ。

帰ってからは、私が下の子のお世話をやっている間ずっと一人で黙々と絵を描いてくれた。可愛い人を描くのが本当に上手になった。これからも技を磨いてほしい。



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三浦咲恵
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