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バレンタインに学ぶこと
毎年この時期、楽しみにしていること
それは、バレンタイン催事です!
毎年欠かさず、百貨店のバレンタイン催事場に訪れるようになったきっかけは、
大学3年生の時に、阪神梅田本店 GODIVAでのバレンタイン期間限定 販売スタッフになったことでした。
販売するGODIVAチョコレートの造形やそれを包むパッケージがキラキラしていて、当時高価で中々手に取れませんでしたが、持ち帰ったお渡し用のカタログを見ては、『大人になったらパケ買いするぞ!』と心を躍らせていました。
それ以来毎年、『今年はどんなデザインだろう』とカタログを貰いに行き、催事場で色々なチョコレートのデザインを見て回ったり、試食を頂いたり、催事限定のソフトクリームやパフェを食べるイベントを楽しんでいます。
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私が販売スタッフになった時のGODIVAの広告は
日本は、義理チョコをやめよう。
でした。
賛否両論があったこちらの広告ですが
当時のGODIVAジャパンの社長によると
「元々日本は贈り物で相手に尊敬や感謝の気持ちを表してきた文化があり、『義理』という言葉にも深い意味がある。でも最近の義理チョコは良い意味の日本らしさが消え『must do(やらなくちゃいけない)』『duty(義務)』になっているのではないか」「ギフトをやめようではなく、ギフト本来の意味を考えてほしくて問題提起したのです」
とお話されています。
当時大学生だった私にはいまいちピンときていませんでしたが、
保育士として現場に出るようになってから、『みんなが持ってくるだろうから買っていかなきゃ…』と『予算』や『個数』『職場受けしそうなもの』を気にしながらチョコレートを選ぶ時間は苦痛だな〜と感じていました。
保育士(会社員)を退職してから初めてのバレンタイン催事
私の心境が変わったからか
最近のバレンタインの意義やプロデュース方法が変わってきているのか
どちらが原因かは分かりませんが
『自分のために』『ご褒美として』買うような中身やパッケージのチョコレートと
『みんなに配りやすい』チョコレートの棲み分けがハッキリついているように感じました。
マーケティングやブランディングを学ぶようになったからなのか、
『これはこういう趣味嗜好の方向けだな』とか
『ペルソナ設定がこうなっているからこういうデザインなのかな』と
色々考えながら歩く今年の催事場はこれまで以上に楽しい時間でした🍫