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LSE修士:1学期(Autumn Term)振り返り

今年の9月末にロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)の修士課程、MSc Social Innovation and Entrepreneurship(SIE)に入学し、あっという間に1学期(Autumn Term)が終わりました。

SIEクラスメイト全体の初めての飲み会 (2024.09)

課題に追われた冬休みも気づけば終わり、今日からWinter Term(2学期)に突入してしまい、今更ですが1学期の振り返りをしたいと思います。

後半の授業の振り返りについては、備忘録的に書いているのもあり、とても長くなってしまったので、興味のあるところだけ読んでいただけたらと思います。


ぶっちゃけ修士に来てみて、どうだったのか?


結論から言うと、①アカデミックな学び、②インターンを通した実務経験、③ロンドンのインパクトセクターの人たちとのネットワーキングを通し、日々アンラーンをし続け、これまでの自分の思考の枠とコンフォートゾーンを超えざるを得ず、本当にここで学べて良かったと思っています。

まだ1学期を終えたところではありますが、現時点ではそう思います。

上記の3つの観点から、振り返ってみたいと思います。備忘録も兼ねて、最後に各授業についても振り返ります。

LSEのキャンパス

アカデミックな学びについて

私は、これまでアカデミックな形でこの領域について学んだ経験はなく、ソーシャルセクターでの実務経験を基に修士課程に進学しました。過去にインドでソーシャルビジネスを立ち上げた際、理論よりも実践がなにより重要であり、実際に行動する中で得られる学びの方が多いと考えていました。そのため、今振り返ると、当時は現場至上主義的な考えを持っていたと思います。

入学する前は、修士課程ではネットワーキングや実践的なプログラムに主に期待を寄せていました。実際、クラスメイトの中には授業内容が理論的すぎて実用性に欠けると不満を感じている人もいます。

確かに、売上拡大などの成果が重要なフェーズにおいては、これらの授業が直接的に役に立つ学びを提供するわけではないかもしれません。その意味で、クラスメイトも「実用的でない」と述べているのだと思います。

ただ、1学期を終えた今、社会科学の観点からソーシャルイノベーションを学ぶことの本質は、物事を見るレンズを増やすことだと認識しました。

授業の初回のワークショップ

すぐに実務で使えそうなフレームワークも学びましたが、それよりも、より根本的な学問的な問いを積み重ねてきたことが学びの血肉になっています。

例えばソーシャルイノベーションの前に、そもそも「善い行い」とは何かを追究することや、アフリカやアジアを中心としたEmerging Market(新興市場)が直面する社会経済・政治的文脈を理解すること、さらには、ソーシャルイノベーションの発展と、グローバルなソーシャルイノベーションの潮流を批判的に考察してきました。

これらの問いを踏まえたうえで、私たちはどのような社会を目指すべきなのか、を問い直すことができました。また、上記のContext(文脈)を理解したうえで、どのようなシステムチェンジを志向し、具体的にどのような戦略を取るべきなのかを深く考える機会にもなっています。

この学びのプロセスを通じて、より包括的かつ持続可能なアプローチを模索する視座が得られたように感じます。

具体的な授業については、最後の授業の振り返りの章に書いています。

Impact Investmentのインターン

LSEのMarshall Instituteという、"Private action for public benefit"をテーマにインパクトのリサーチを行う研究機関の中にある、100x Impact Acceleratorで昨年11月末からインターンとして働いています。

朝のオフィスからの景色が綺麗だった!

(余談ですが、物価高なロンドンで、インカムがあるのはとても助かっています・・!)

100xは、主に新興市場の社会問題に取り組み、ソーシャルユニコーンを目指すソーシャルエンタープライズ(インパクトを優先する営利企業・非営利・ハイブリッド組織)向けに、アクセラレーションプログラムと資金の提供を行うインパクト投資ファンドです。

ソーシャルユニコーンとは、その商品やサービスを通じて、社会に大規模なポジティブな影響を与えている企業や組織のこと。従来のユニコーン企業が10億ドルの評価額を目指すのに対し、ソーシャルユニコーンは数十億人の生活を変えたり、十分なサービスを受けていないコミュニティに数十億ドル規模の経済的インパクトをもたらすことを目指す。

100x Websiteより
100xのピッチイベント。世界中のインパクトセクターの方々とネットワーキングできる貴重な機会でした

100xでは、投資委員会のプロセスに進めるために、世界中の社会的企業の分析を行っていました。以前、インドのインパクト投資ファンドの立ち上げで、社会起業家向けのアクセラレーションプログラムの戦略策定や、セレクションを行っていたので、業務としてはすぐに馴染めました。

100xは、いくつか投資先の基準がありますが、例えば、公開情報の範囲でいうと、100,000USD以上資金調達済みかつ、10,000名以上のエンドユーザーにインパクトをもたらしていることが要件になってくるので、さらにグロースを目指す大きめの規模の組織になります。これまではアーリーステージの社会起業家×インパクトを最優先する営利企業を見てきたので、フェーズが異なり、かつ、非営利組織も含まれているので、とても学びが大きかったです。

いくつか学びがありますが、多様なケースを分析する中で、短期間で特定の規模までスケールする社会的企業の共通点について、理解を深めることができました。その特徴の一つとして、直線的に売上・リーチ数を増やすのではなく、システムチェンジを志向しているため、自ずと量的・質的にもインパクトに深みが出てきます。

そして、いくつかのある戦略を解決策に組み込んでいる企業は、インパクトのスケールが圧倒的に早いです。

また、特定の規模に短期間でスケールさせられる社会起業家は、創業期からかなり大きな理想を掲げ、目指す社会像がクリアに見えているのではないかと思いました。その解像度の高さが、システムチェンジを志向した戦略に繋がり、実行のスピードに繋がっていくのではないかと考えました。

実際に投資先のポートフォリオ企業もそうなのですが、大半はインドの社会的企業が分析対象です。インドで5−6年に渡り社会起業家、また、インパクト投資側でも働いたので、インドの社会的企業をそこそこ把握しているつもりでいましたが、それはごく一部でしかなく、本当に様々な社会問題に取り組む、多様な社会的企業を学ぶ機会になっています。

インドという社会的文脈だからこそ、うまく機能する「モデル」があるということを実例を通して学びました。LSEの授業で、"Context matters" 「文脈が重要」と何度も教授が言っていましたが、まさにインドの社会的企業を見る中で、アカデミックな学びと、実社会での社会的企業が結びついた瞬間でもあります。

インパクト投資ファンドの内側に入ったことで、ロンドンの資金提供者の共通言語やロジックを知れたことは、今後自分にとって大きな資産になっていくと思います。

インターンの経験は、過去の自分のソーシャルビジネスと比較して、自分が次にもし社会的企業を立ち上げるならどのような戦略をとるか思考したり、授業でのアカデミックな学びを通して、理論と実践を行き来する時間となり、とても有意義な機会でした。

課題の締切と仕事が被る週は、文字通り分刻みのスケジュールになり、睡眠時間を削ることも多々ありましたが、学問とインターンの両立はできないことはないと思いました。

ネットワーキングやイベントなど

LSEはネットワーキングやキャリアイベント、講演など、アカデミック以外でも学びの機会が溢れています。それぞれのコースやDepartment主催のイベントもあるので、受け身でいても、それらに何となく友達と一緒に参加していくと、気づけばスケジュールがびっしり埋まっていきます笑。FOMO(Fear of Missing out,取り残されることへの恐れ)を感じて、とりあえず全部にYesといい、全ての機会に参加している時期もありました。

機会が溢れているからこそ、自分の目的をもって、日々の意思決定を意図的にしていかないと、あっという間に1年が終わってしまうなと気づいてからは、自発的に機会を探したり、選択していきました。

話が脱線してしまいますが、修士が始まる前に、この1年間の各月の目標を考えていたので、月1回は目標と実際の行動を振り返って、自分の目的に対する進捗を定点観測するようにしています。

話を戻すと、ロンドンはインパクトセクターが発展しており、資金提供者、中間組織、社会起業家など、インパクトエコシステムの多様な人と繋がることができています。

インドの社会起業家によるTalk

SIEのクラスメイトは、大半が年以上の社会人経験があり、ほとんどがインパクトセクターでの経験があるので、遊びに出かける以外にも、お互いじっくり話すために時々コーヒーチャットなどもしています。

SIEの卒業生も、まさにインパクトエコシステムの中で働く方ばかりでイギリスに残っている方もそこそこいるので、繋がるようにしています。

LSEの学生クラブ主催のイベントの中には、毎週のように起業家がTalkに来る機会もあります。著名な方にも関わらず、参加者数が少ない会もあり、近い距離で話しを聞き、超個人的な相談をさせてもらったりもしました笑。そのうちの一名は、シリアル・ソーシャルアントレプレナーで、今はロンドンでインパクト特化の戦略コンサルを立ち上げた方で、その方には親身に相談に乗ってもらい、頂いたアドバイスはいまも大事にしています。

LSEには著名な方が講演に来る機会もあります。例えば、「ドーナツ経済学」を提唱した経済学者ケイト・ラワース氏と、富裕層向けの資産アドバイザリーを行うジェイク・ヘイマン氏との対談イベントに参加しました。

経済学者のケイト・ラワース氏

テーマは、Extreme wealthとExtreme poorについての問題点とどのように富の分配をしていけるかについてで、SIEでの学びとも通ずる内容でした。ケイト氏のパッションに溢れたトークを直接聞けて、良かったです。

LSE以外でも、同じ奨学生の仲間との繋がりも大きいです。オフィシャルに集まるのは年2回のみですが、LinkedInなどで繋がり、コーヒーチャットをしました。ただ、LSEだけでもネットワーキングの機会が多く、ごく一部の方としか会えていないので、もっと同志の方と繋がっていけたらいいなと思います。

奨学生のキックオフイベント

あとは、夫がロンドン・ビジネス・スクール(LBS)で学んでおり、多くのLBSの方々ともお会いしました。インパクトセクターにどっぷり浸かってきた私がこれまでの人生でほとんど会ったことがないような、世界中のビジネスセクターの超・エリートで、とても素敵な人ばかりで、夫を介してこういった繋がりも持つことができて有り難いです。

ちなみに、LSE内外で、ロンドンではインド人と会う機会がとても多いです。初対面でヒンディー語を話すとぐっと距離が縮まり、インドに長くいたからこその武器を使っています。笑

昨年末から、ロンドンのインパクトセクターの人限定のコミュニティに入ったので、今年はそこでのネットワーキングもしていきたいなと思っています!

授業の振り返り

ここからは、備忘録的に授業の振り返りをしていきますが、もし興味のある方がいたら引き続き読んでいただけたらと思います。

1学期は、下記のコア3科目を受けました。それぞれにレクチャー(講義形式)とセミナー(ディスカッション形式)に分かれているか、2つを合わせて3時間ぶっ通しの授業になります。

・Understanding Social Problems for Innovation and Entrepreneurship(社会問題の理解)
・Managerial Economics and Quantitative Measurement for Social Entrepreneurs(社会起業家のための経営経済学と定量測定)
・Organisational Behaviour and Marketing for Social Entrepreneurs(社会起業家のための組織行動論とマーケティング)

SIEコースページより

上記に加えて、第二言語話者向けのアカデミックライティング、アカデミックプレゼンテーションの授業もとっていたので、1学期は毎日キャンパスに通っていました。

Understanding Social Problems for Innovation and Entrepreneurship(社会問題の理解)

この科目では、ソーシャルアントレプレナーシップの定義から始まり、新興市場のContextにおける社会的変革(Social Change)、質的調査(Qualitative Research)、セオリー・オブ・チェンジ(Theory of Change)、システムチェンジ(Systems Change)、インパクトエコシステムなどについて、様々な社会科学の知見から社会問題と、ソーシャルアントレプレナーシップの理解を深めました。

これらの理論を学ぶだけでなく、この科目は、今学期のフィールドワーク(ケニアか南アフリカを選択)にも繋がっています。

私は南アフリカの貧困地域の女性マイクロ起業家向けに、マイクロファイナンスを提供する社会的企業を担当しています。

プロジェクトのチームメンバーは、アーティスト支援をしてきたインドネシア人、弁護士のコロンビア人、コンサル出身のメキシコ人、イギリスの学部から進学してきた子と元起業家のパキスタン人2人という、多様なバックグラウンドです。このメンバーでグループワークを共にしてきたのですが、それぞれが意見を持ちながらも、みんなGood Listenerで互いの意見をよく聞き、効率主義で議論の時は事前に論点と時間配分を決めて取り掛かり、めちゃくちゃやりやすいチームです。

このマイクロファイナンスの社会的企業は、こういったかたちで修士生を受け入れるのは初めてだそうです。企業の財務情報もすべて見せてもらってプロジェクトを遂行していますが、正直とても厳しい状況に置かれているので、リアルさと緊張感があります。

そんな中で、授業で質的調査(Qualitative Research)の手法を学んだうえで、Reading weekにバーチャルリサーチとして、Founderをはじめ、企業の実際のステークホルダーにインタビューを行いました。そのうえで、南アフリカのコンテストをアカデミックに学び、セオリーオブチェンジを作成しました。今学期は、ファイナンス、マーケティングなどのスケール戦略を学び、2月下旬に現地に渡航し、現地での仮説検証を実施することになります。

授業と課題を通して、いくつかの異なる社会問題、事業フェーズの社会的企業のTheory of Changeを作成する機会があり、実際にその国・地域のコンテクストをリサーチし、手を動かして作成しました。

この科目で一番興味深かったのは、ソーシャルアントレプレナーシップのデコロニアル(Decolonial)/脱植民地化についての授業です。

端的に言うと、実際のソーシャルアントレプレナーシップはアフリカやアジアなどのEmerging Marketの地で行われているものの、この領域の研究の大半は米英を中心とした先進国にいる研究者によって行われ、先進国の枠組みの中で発展してきました。ただ、西洋的な枠組みでEmerging Marketのソーシャルエンタープライズを評価すると、Contextを無視することになり、彼ら独自の価値観やアイデンティティを脅かすリスクがある、という批判的な見方です。

Farhoud et al. (2023) state that "using Western terminologies that do not align with our context to be able to join a well-established narrative threatens our identity". This insight underscores how metrics such as access to formal finance, scalability, and efficiency align with the frameworks of formal institutions, which are often irrelevant in informal institutional contexts.

自身が書いたLearning logより一部抜粋

上述した、私がインターンをしているインパクト投資ファンドが求める社会的企業の基準も、いわゆる西洋的なパフォーマンス指標の枠組みに含まれると思います。

実際に、Emerging marketの社会的企業の中には、その基準に当てはまり、大規模にインパクトがスケールしていく組織もあります。しかし、実際は例えば、アフリカ全体の社会的企業だと、10名以下の小さな組織かつ、法人として登記登録されておらず、Informalな組織が多いようです。このような異なるコンテクストに置かれた社会的企業を一つの物差しで図り、優劣をつけるのは違うなと。なので、西洋的な枠組みから脱却し、地域特有のコンテクストや価値観を尊重した新しい枠組みが必要なのだと学びました。

Managerial Economics and Quantitative Measurement for Social Entrepreneurs(社会起業家のための経営経済学と定量測定)

この科目は、ミクロ経済学と会計学を前提に、社会的企業が抱える様々な課題を分析し、戦略を学ぶ科目です。

SIEの卒業生から、最も苦戦する科目だと聞いていましたが、実際終えてみて、噂通りなかなかハードでした。私は文学部出身で、ミクロ経済学の学部レベルの基礎すら学んだことがないので、尚更苦戦したかもしれません。授業の中身の難易度云々より、1学期分の1つの科目にも関わらず、テーマも各回の授業の内容もてんこ盛りなので、毎回理解しながらついていくのに必死でした。

そして、2回×30分のケースプレゼンもあり、担当週になると、みんな図書館に籠もりきりになっていました笑。優秀なチームメンバーのおかげもあり、プレゼンは2回ともDistinction(最高評価)でした。1回目は理解が追いつかず、正直あまりチームに貢献できず悔しかったのですが、2回目はしっかり復習とリーディングをして挑み、自分の発表箇所についても、教授から良いコメントを貰うことができ、挽回できたかなと思います。

ただ、教授は本当に親身な方で、授業後にオフィスアワーを定例で組んでもらい、分からなかったところを質問し続け、最終的には面白い授業だったなと振り返っています。

まず、ミクロ経済学の基礎概念を学び、市場の失敗や外部生、公共財、そして、社会福祉や所得格差についても理解を深めました。社会的企業の成長戦略を考えるうえで、間接費の配分、消費者需要の分析、効率性の測定などを学びました。

社会的企業のパフォーマンス評価として、Expanded Value Added StatementやSocial Return on Investment(SROI)を使い、社会的企業のケースを基に、インパクトを測定し、これらのパフォーマンスの評価方法を批判的に議論しました。ちなみに、授業で扱われるケースの大半はインドの社会的企業だったので、社会的・政治的文脈はキャッチアップしやすかったです。

あとは、通常のビジネスにおけるファイナンスと、インパクトファイナンスの資本コストの測定や、Risk, Return, Impactの関係を比較し、トレードオフについて学びました。インパクトファイナンスの基礎とその潮流を理解できたのは良かったです。インパクトファイナンスはもっと理解を深めたい分野でもあるので、授業は終わりましたが、自分でリーディングを通して引き続き学んでいきたいなと思ってます。

また、ポーターをはじめとする企業戦略論と、社会的企業のガバナンスについての授業もありました。

Mission Drift(ミッションドリフト)という、時間の経過とともに、当初の目的からそれていく現象についても触れました。社会的ミッションを目的に創業したのに、利益追求へシフトしていく現象のことです。ミッションドリフトの発生を抑制する組織とガバナンス構造について理解しつつも、必ずしもミッションドリフトは悪いことではないという論文を読み、興味深かったです。

Organisational Behaviour and Marketing for Social Entrepreneurs(社会起業家のための組織行動論とマーケティング)

この科目は、前半はOrganisational Behaviour(組織行動論)、後半はマーケティングの授業でした。どちらも、ビジネススクールでも扱うような内容かと思います。

組織行動・文化・リーダーシップは、インドでソーシャルビジネスを立ち上げた際に最も苦戦し、考え抜いてきたことだったので、組織行動論の全体像を学んだことで、「あの頃悩んでいたのは、こういうことだったのか・・!」と点と点が繋がり、深く腑に落ちる授業ばかりでした。また、インドで自分が最後まで苦戦した、組織行動論にまつわる課題について、教授に相談しにいったところ、示唆を得ることができ、今ならどう判断するかも再検討する機会になり、有り難かったです。身を持って苦労してきた分野というのも相まって、ケースエッセイの課題も、楽しみながら書き上げました。

マーケティングは、学問として学んだことはないものの、実務でマーケティング戦略を作ったり、実務に必要なタイミングでマーケティング関連の本を読んできたので、内容としては、正直既に知っているものばかりでした。ただ、教授の問いかけが非常に示唆に富んでおり、毎回考えさせられる授業で楽しかったです。

最後の授業では、ゲストスピーカーでインドの某Establishedな社会的企業の代表が登場し、農村のコミュニティの女性向けのマーケティング戦略の実例を学びました。テクノロジーをソリューションにどう落とし込むかは改めて大事だなと気づきました。


他にも、コア科目以外で、チームダイナミクス、デザインシンキングなどのワークショップもあったり、SIE生限定のキャリアイベントや、ロンドンのインパクトエコシステムの人たちと繋がれるイベントも多く開催されていました。

授業、ネットワーキング、イベント、インターンと盛りだくさんだったので、1学期は土日も含めほとんど予定が埋まっていることが多く、忙しくも充実した日々でした。


ここまで読んでくださった方、ありがとうございます。

だいぶ長くなってしまったので、その他の活動を雑に写真で振り返って、終わりたいと思います!笑

SIEクラスメイトでポットラック。夫がお好み焼きを作りましたw
クラスメイトとロンドンの冬の名物、Wonderlandへ。ロンドンに来て、初めてここまで大声で叫んだ笑
SIEクラスメイトと。50名弱のクラスサイズなので皆仲良いです!
課題がない週は、クラスメイトと美術館巡りやピクニックをしてました〜


今週からは、いよいよWinter Term(2学期)の始まりです。楽しみつつ、頑張ります!

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水流早貴 Saki Tsuru
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