白血病患者の全人工股関節置換術/退院帰宅しました🌱
おはようございます🌱
昨日無事に退院することが出来ました。
関係者の皆様、応援して下さった皆様、本当にありがとうございました😌
昨日は日常に戻るために必要な物を買いに両親にショッピングモールに連れて行ってもらい、お昼には退院祝いにお寿司をご馳走になりました!
お寿司は白血病患者にとっては特別です。
免疫抑制期/免疫抑制剤を飲んでいるときは生魚・生物は食べられませんので、お寿司が美味しく食べられるということが私の健康のバロメーターです。お寿司、美味しかったです😋
帰宅してからは愛猫に声をかけると一番に三毛猫のマチが走り寄ってくれて、寝る時にはサビ猫のコマが3週間前と同じく添い寝してくれました。
『忘れられてたらどうしよう』なんて考えていましたが、仕事から帰ってきた主人が『あんなに俺にミャーミャー甘えてたのに!沙姫が帰ってきて俺が降格した!』と感じる程に変わらずベッタリ甘えてくれています😌笑
昨夜の主人との会話
昨夜は寝る直前に電気を消して主人と話しました。『帰ってきたね、おかえり』と言ってくれて、『ただいま、頑張ったやろ?』『頑張ったね、偉い』『やろ?ありがとう。怖かったぁ。』
そこからは私が入院中に抱えた気持ちをポツポツと話して、主人はただ聞いてくれていました。
疲れていてほぼ寝ぼけながら話していたし、主人もほぼ寝ながら聞いていたと思います。
入院中に同世代の方が亡くなって、自分の不安が大きくなったこと。死ぬことよりも誰かを置いていくことや、寂しい/悲しい気持ちにさせてしまうのを想像するのが怖いこと。今までの治療のツケが年を追うごとに回ってくる、頑張ってきたことが負の遺産として未来に待ち受けていて、歳を重ねるごとに何かが起きるのではないかと思うと怖いこと。19歳で発症してから今年で29歳。もう10年この気持ちを抱えて耐え凌いできて、人生の3分の1が過ぎようとしてる。これが40歳になったら人生の2分の1になって、病人であることにどんどん喰われていくような感覚がすること。
『怖いねん、怖い、死ぬのも怖いけど、生きてるのも怖い』
『そうか、でもまだまだやらなあかんこと、楽しいこと、やりたいこと、全部やらんと。行かなあかん場所いっぱいあるやろ?俺も沙姫のお芝居また見たいし』
3週間ぶりに主人とギュッと手を握って眠りました。
親友の言葉で振り返る自分の弱さ
いつも、私がメンタル的に堕ちた時は親友のあかりちゃんが救助してくれました。
あかりちゃんの凄いなぁと思うところは私の考え方や言葉で、人を傷付ける可能性がある時はちゃんと指摘してくれること。
ただすべて肯定するのではなく、『こういう場合があるんだよ』『こういう考え方もあってね』と私の視野を広げて経験不足な所を補い、知らない世界がもっとあることを教えてくれます。
先日のnoteで私が書いたことにも、ただ答えや自分の意見を言うのではなくて何が私の中で引っかかっていて、どう考えれば私が飲み込んで納得できるのか『一緒に考察しよう』と言ってくれるのです。
なんで?って疑問に思ったり、理解したいと思うことは大事。でもSNSが全てじゃない。書かれていることだけが全てじゃないし、その全てが真実とも限らないし、見極めることが大事だよと。
頭が堅くてなんでも真に受けやすい私に教えてくれるのです。
親友であり、お姉ちゃんみたいな存在です。
考え事は安心出来る場所が大事と実感
自宅に帰って心を落ち着かせてみて、また自分の弱さに向き合ってみようかという気持ちになりました。
昨夜主人に話したように、人生において病人である時間が比率として上回ってくる、今が1番自分のメンタルの山場のように感じます。
ここを超えればきっと私はまた1つ強くなるのだろうと思うのですが、成長には成長痛が伴うものです。
人生、生死、時間、肉体、精神、これらのことを考えるには私1人ではあまりに拙すぎるし、自他ともに傷付ける可能性が大いにあると思います。
ただじっと聞いてポジティブに声をかけてくれる主人と、一緒に考察しようと考えを巡らせてくれる親友のあかりちゃんと、私の復活を待っていてくれる(と勝手に思っている)皆さんがいるから、痛みをまたパワーに変えられるのだと思います。
安心できる場所に戻ってきたからこそ、自分の弱さや考えたくないこと、理解したくないと拒絶してしまうことにも思考を止めず、私のペースでのんびりゆったりと向き合えるかもしれない可能性を感じています。
入院中は沢山の優しさにふれ、自身の肉体の不自由さと物理的な痛みにもふれ、足が動くようになった喜びや悲しい別れもあり、目まぐるしいスケジュールとアップダウンの激しいメンタルで心身共にジェットコースターだったなぁ、『なんか…疲れたなぁ…』というのが本音です。
帰ったら家事頑張ろう٩( 'ω' )وとか言いながら、荷解きもそこそこに頑張るほどの気力も残ってないことに気づいて、お米だけ炊いて主人にはレトルトカレーを食べてもらう…という。申し訳ない。
これからのこと
まったく分かりません。w
これからどうなるんかなぁと、色々な意味でドキドキしておりますが出来ることをやるのみ!というか、出来ることをどんどんやってみよう!という気持ちです。
動けるようになったので、今までよりも一層に出来ることをどんどん増やしていけるように、毎日色々なことを感じて考えながら過ごせるように、この新しい足でしっかり地面を踏みしめて、人生を楽しみたいと思います😌
さぁ!また今日という1日を生きましょう!
ということで、退院報告とこれからのフワッとした抱負でした!
今日も皆さんにとって、私にとって、良い1日になりますように!
髙道屋 沙姫