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【2024年を振り返る】読んだ本67冊のなかから、印象に残った12冊を紹介
2024年は久々に読んだ本のタイトルをメモっていました!
通し番号もつけていて、67冊!ということで、今回は私が読んで印象に残ったものを【小説部門】【実用書部門】で分けてご紹介します。
■私の読書情報
まず、私の読書状況?情報?についてですが…
・基本は紙派
・購入することもあれば、図書館利用もする
・夏の暑さと冬の寒さに負けてKindle Unlimitedも登録
・小説より実用書の方が読む数が多い
・仕事上、何度も同じ本を読むことも多い
・書籍以外に論文や学会誌を読むこともある
以前は全ページ読まないと「読んだことにならない」と思っていましたが、今はある程度読んだら「読んだ!」にしています。
その代わり、仕事で辞書代わりのように使っている本はカウントが面倒くさかったので数に入れていません(笑)
■小説部門5選
小説部門に選んだ本はこちら!
・エミリの小さな包丁/森沢明夫
・キッチンセラピー/宇野碧
・いつだって喫茶ドードーでひとやすみ。/標野凪
・ランチ酒/原田ひ香
・キッチン常夜灯/長月天音
私がこの5冊を選んだ理由は
ごはんって私たちの体だけでなく、心を満たしてくれるものでもあると感じたからです。漫画もごはん系が大好きなのですが、小説の描写もどれも心温まるものでした。
人の温かさを感じられる本でもあるし、いろいろ考えさせられる部分も多いので、人間の深層心理×ほっこりに興味のある方はぜひ読んでみてくださいね。
とある事情で全然会っていなかった祖父と二人暮らしをはじめる主人公。不器用な祖父と、恋愛面で事情を抱えた主人公が「田舎」と「キッチン」という場所でともに過ごすことで、少しずつ変わっていく物語。出会えてよかったと思えた本でした。
町田診療所だけど医療機関ではない不思議な場所。キッチンで料理を作ることを通して心を癒していく物語です。臨床心理士である私としても勉強になる作品でした。
人気シリーズ「喫茶ドードー」の第三弾!
喫茶店の店主であるちょっと不思議な主人公が、日常生活でさまざまなことに悩む女性たちの心をほっこりさせる食事とメニュー名が素敵な作品。悩みが結構リアルに描かれているので、自分事として捉えてより一層食事と店主の寄り添いに癒されました。
事情を抱えた主人公の職業は「見守り屋」。深夜にさまざまな理由で依頼されることをこなしたあと、昼間に飲むランチ酒が彼女の楽しみ。孤独な主人公が主に孤独な事情を抱える人々に寄り添う作品です。
※ちょっと重めの内容もあるので、ほっこりだけを期待するとつらい人もいるかも
チェーン系レストラン店長の主人公が、唯一ゆったり安心できるひと時を過ごせるのが深夜に営業するビストロ「キッチン常夜灯」。
ビストロにいらっしゃる方々の人間模様もよかったですが、個人的には主人公とともに働く正社員の人との関係にとても考えさせられた作品でした。食事もおいしそうな描写で近く実在すれば行きたいくらい。
■実用書部門6選
実用書部門はこちら!
・今すぐできる心の守り方/服部信子
・なんとかなるレッスン/舟木彩乃
・ポリヴェーガル理論がやさしくわかる本/吉里 恒昭
・すぐ動ける人の週1ノート術/大平信孝
・自分を育てる方法/中竹竜二
・どうかご自愛ください/ユン・ホンギュン 訳:岡崎暢子
実用書は仕事関連が多いですね。
といっても、自分の心のためにも大事だと私は思っています。
トラウマって大きな事故や災害、事件、被害だけによって起きるものではありません。日々のできごともトラウマになってしまうこともあるのです。
その考え方を丁寧に書きながら、「ではどうしたらいいのか」を具体的におしえてくれる本。私もカウンセリングの参考書として活用しています。
はずかしながら、首尾一貫感覚をこの本で知りました。「なんとかなる」って昔の私は「そんな楽観的に思えない」って考えていたんです。
でも今の私は「適当に考えることだって誤解してた」と気づきました。「なんとかなる」ってどういうことなのかを専門的視点から解説してくれる本です。
こういうのを探してた!2023年から2024年にかけて、今まで以上に「心と体のつながり」を感じて、東洋医学も勉強してきました。
カウンセリングしていると、どうしても言語化が難しい場面に直面したり、言葉では表現できないことってあるなって思うんです。
どうしても自分のせいにして「自分が改善しなきゃ」と思ったり、誰かのせいにして「私ばっかり」と思ってしまう人もいる。でも心の問題ではなく、体(自律神経)に注目し、色で表したのがこの本。
こちらは2025年もっと勉強して、カウンセリングに活かしていこうと思っています。
自分の行動力を高めるために読んだ本。今はこの通りに忠実にやっているわけではなく、ほかの方の本も含めてやり方を参考にさせていただいてます。ただ、大平さんの本はいろいろ読んでいて、いつも自分の行動を見つめなおすときに役立っています。
自分のモヤモヤが私は晴れた本でした。
自分が今いる位置が明確になって、次に進むためにはどうしたらいいかがわかったので、皆さんにもお伝えしたいな~と。
知っている知識でも書く人によって入り方が違ったり、読む時期によっても受け止め方が違う。いいタイミングで出会えた本だったと感じています。考え方も私と近い部分と、違う部分があって違う部分もとても参考になりました!
ご自愛ってなかなか難しい。
この本は、あたたかな言葉だけでなく、ちょっと「やっぱそうだよね」と人によってはグサッと来るほど説得力のある情報で、わかりやすく自尊感情を紐解いてくれます。
人によっては、「書いてあることができない」と感じてしまうかもしれないですが、この本を少しでも読んだということが自尊感情を回復させるための一歩だと私は感じます。
■2024年の読書はこの1冊を読んで「さらに変わった」
この本に出会うまでの私は、とにかく多くの本を読むことを目標にしていました。もちろんそれができることは素晴らしいこと。
でも、速く読めばいい、たくさん読めばいいということではなくて「どれだけ自分の生活・人生に活かせるか」もしくは「自分を癒したり、楽しいと感じられるか」が私の読書には大事だと気づきました。
もちろん速読した本が頭の中にある程度入っていれば、速読でもいいと感じますが、私は速読した場合は結構忘れちゃうので…。
じっくり読みたいものはスローリーディングで行こう!と思えたので、2024年は100冊読むぞ!を改めて、数にこだわらず読もうと目標を変更しました。
■おわりに
今回は結構長くなってしまいましたね。
ここまで読んでくださり、本当にありがとうございました。
67冊全部紹介したいのですが、今回は厳選して12冊にしています。
私は最後まで読むものもあれば、目次から必要なところを先に読んで、また必要な時に読みかえすこともあります。
読書術は人それぞれ。皆さんも自分が楽しめたり、学びになる読書時間を楽しんでくださいね。