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ゾワゾワが止まらない|人生一度は体感したい作品群

死ぬ直前にどれか1つ作品見られるとしたら、あやめ十八番以外の選択肢はない。

“作品を”はあっても、“劇団自体を”推すってことがほぼない私ですが、そう即答できるくらいにはあやめのファンです。

特に友人のねこさんが出演しているときは2016年の「雑種花月夜」から毎回観に行って・・ついつい台本とDVDに手を出している気がしますσ(^_^;)

今回も、どうにかスケジュールやりくりして是が非でも行きたい!と思っていたのですが・・

なんと、酔ひどれ船「班女」に出演してくれた劇団仲間のえりさんと一緒に無事見届けることができました!

一番好きな劇団の作品を観て、帰りに感想言い合える、なんとも贅沢なひとときを過ごさせてもらいました(*´꒳`*)

今回見た作品は9/4まで上演しているので詳しいことは書きませんが、これまでの作品のオススメなど書いてみようと思います。

■ 出会いの作品「雑種 花月夜」

あやめ観劇デビューを果たしたのがこちら。
お団子屋さんの三姉妹を中心に繰り広げられるあやめ初のミュージカル作品。
メインのテーマ曲が印象的で未だに耳に残っています。

2年前に配信されたときはもう懐かしくて懐かしくてたまらなかった!

本当に楽しい作品で、何度観てもいい作品。

観劇三昧でノーカットで見られますのでもしよろしければ是非観てみてください(๑>◡<๑)

■ 役作りのアイデア拝借「ダズリング=デビュタント」

こちらは男女入れ替えで洋風和風の2つのバージョンがあった西洋劇的な、ミステリー感もある作品。

洋風(西洋画版)のときのねこさんのキャラクターが田舎町の貴族の女城主みたいな役柄で、当時出演予定の作品(「サンパティック★ブロンコ」)で方向性近いことやろうとしていた私はものの見事に影響を受けて役作りをしていったなぁという遠い思い出。笑

実は今回の「空蝉」でのねこさんのキャラクターの動作とか声の出し方とかも次の公演(「ワルプルギスの夜」)のアイデアとして参考にしてみようかななことがいっぱいあって。

「サンパティック★ブロンコ」から2年ぶりの劇団公演出演のときにまたしてもアイデアのかけらをたくさんもらえて勝手にご縁を感じました。笑

■ 場の空気感も最高「三英花 煙夕空」

平櫛田中邸という古民家で行われた4人芝居。

この作品だけDVD化されていない(はず)ので一度しか観られていないのですが、影で天井に浮かび上がる蜘蛛の演出、未だに覚えています。

日本刀と壺と幽霊の絵が話し出す構成もワクワクで。
少人数の作品だし、台本買ったし、いつかチャレンジしてみたいのだけれど難易度高すぎて。
現状、読むに留まっております。σ(^_^;)

■ 文句なしの一番「音楽劇 百夜車」

一番好きだから裏面も載せちゃう。笑

というかチラシも本当に好きで。
なにこの中吊り広告!なデザイン、素敵すぎませんか?
誰ですか、誰がこんなん思いついて形にしてらっしゃるのですか。素敵すぎます。

ねこさんが主演なのももちろんだけど、それ以上に作品としてももう、好きすぎた和製音楽劇。

シリアルキラーの裁判の変遷の中で繰り広げられる沢山の思いの重なり合いぶつかり合いが。苦しくて。切なくて。

ねこさんの基本低音な声からの、たまに発する啼くような高音がもう・・見事に心抉られました。

■ 今回の感想さらっと

時勢と「全く関係のない芝居を作りたかった」とされる今回の「空蝉」。

落語ベースの、エンタメ色も強いけど教養で深まる部分もたくさんある、何度も味わいたくなる楽しい作品でした。

そして、ねこさんは衣装もキャラクターもめっちゃ可愛くて。

いや、作品としても純粋に十二分に楽しんだんだけどさ。
団子屋さんやって、制作やって、これだけのお芝居して・・本当にその生き様を改めて尊敬したし、私も頑張らねばと背筋が伸びました。

買った台本も読んで改めて満喫しようと思います。

※なお、日替わり特典映像でねこさんゲストの音楽隊ミニライブを視聴できたのですが、「雑種 花月夜」「音楽劇 百夜車」の素敵ナンバーの数々を久しぶりに聴けて幸せでした。是が非でもこの回予約したいと思っていたのですが、その選択間違いなかった!!!笑

空席状況わかりませんが、9/4まであと3公演ありますのでよろしければ是非チェックしてみてください╰(*´︶`*)╯素敵なチケットも必見ですよー。

池袋演劇祭のCMもめっちゃ格好良かったので追記!!!

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