「真っ赤な孤独」を見届ける
APOFES2020で競演させていただいた進藤則夫さんの一人芝居「なまはげシラノ」。
絶対にこれは生で見るべき!!!とわかっていたものの、今回劇場で見られず。泣く泣く配信で追いかけました。
「なまはげシラノ」は進藤さんといえばこの作品!というくらいいろんなところで上演されている秋田弁の一人芝居。
APOFES2020で見たのは50分版だったので、その世界が30分以上拡大している!!!と本当に楽しみにしておりました。
■ 「なまはげシラノ」見ての感想
いざ、鑑賞してみると、(いや、絶対生のがいいのは承知の上で)配信でも遜色なく伝わる熱量。
熱量というのはただ声の、とかそんなことではなく、この作品を届けんとする進藤さんの、そしてシラノの想いの熱量。
また進藤さんに「泣き虫咲紀さん笑」と笑われてしまうーと思いつつ。笑
配信なのをいいことに、人目気にせず見ながら何度も泣きました。
85分もあっというま。
これまでは描かれていなかった『シラノ・ド・ベルジュラック』のシーンも追加されていて、「なまはげシラノ」だとこういうストーリーになるのか、こういうストーリーがあっての次の展開だったのか、と本当にずっと没入して見ていました。
また今回、10月に大きな事故に遭われて、11月はリハビリ、12月から稽古ということもあり、テキストを持っての上演に変更となったようなのですが。
手元のライトも炭鉱のライトにも思えたりして。元々そういう演出だったんじゃないかと思うくらい本当に自然でした。
あと、全編秋田弁で上演される作品で、完璧にはわからずともニュアンスで全然内容わかるし入り込めるのですが、今回配信に標準語の字幕が付いていて。
より深くその世界観のニュアンスを知られて、「また今度生で見た時は受け取れるもの違うかも!?」と思えたのもよかったです。
■ 特に印象に残った台詞たち
いやもう単純に例えに笑っちゃう。シャチホコて。笑
そしてその語呂のよさ!使いたくなっちゃう。笑
よくある言葉ではあるのだけれど、このシーンは痺れた。魂抉られました。
人生の糧にしようと思います。
戦争ものの他の団体の作品で知っていたこの言葉。
そのときからすごく印象的な言葉だったのですが、今回所謂戦争ものではない作品でポーンとこの言葉が飛んできて。
なんというかな、あー、戦争に限った話じゃないんだなぁというのを当たり前かもしれないけれど、一層感じたというか。
頭の片隅に入れておかねばならぬという思いを強くしました。
このシーンはもう、見ていただくに変えられない。
言葉のニュアンスから何から、本当に好きでした。
■ 購入も視聴もまだ間に合います!
オンライン配信の販売は2/8(水)まで、視聴は2/10(金)までとのことなので。
節分に秋田のお酒飲みながら見るのも乙だなぁなんて思うので、よろしければ是非。オススメですー。
見ながら「だまこ汁やきりたんぽ鍋と秋田のお酒飲みながら見るとか最高だなぁ」とか思っていた私。
「なまはげシラノ」、ショートバージョンもロングバージョンもあるし、その時々の自分の状態で、たぶん何回見ても受け取るもの違う作品だなぁと思うので。
いつかそんな会も企てられたらいいなぁ、と思いつつ(*´꒳`*)
■ ちなみに。酔ひどれ船のオンライン配信のご購入は明日まで!
オンライン配信といえば。
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★備考欄に【応援しているキャストもしくはスタッフの名前】をご記載ください。
家族4人の日常劇、是非見届けていただけたら嬉しいです🍰
お茶しながら☕️飲みながら🍶気軽に見ていただける作品💡
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