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【読書録】人生フルーツサンド
私が好きな一田憲子さんが帯を書かれていたり、子どもと旅する本や無印良品を推す本を書かれている本多さおりさんがオススメされていた本。
アラフィフの著者が、日々の生活から若い頃とは変わってきた感性についてエッセイ形式で書かれている。
一つ一つのエッセイが短くて隙間時間に読みやすい。
私にとって、少しだけ先を歩む先輩の言葉は身近でわかりやすく、でもちょっと秀逸で、スッと心に入ってくる。
今の私の心にとまったフレーズをいくつか。
『悩みのシミを完璧に取り去ることはできなくても、ゆっくりぼかせるヒントを持っている人に憧れる。しなやかに生きる人に。』
『自分の怒りやストレスやこだわりをうまく逃す。上手に手放したり、自分を上手になだめたりすることができるおとなに憧れる。』
『モノではない。流れる時間の質で日々充実度は変わる。健康やルールを気にしすぎると、見えなくなることは少なくない。』
『がんばるよりがんばらないことのほうがずっと難しい。』
そうそう、私の人生のテーマ‘しなやか’がこの本でも登場。今、読むべくして読んでいるのかなと思ったり。
私は完璧やルーティンをこなすことに必死になりすぎる。そして本来の目的を見失う。
勝手にがんばりすぎて、勝手に爆発する。
もうちょっと自分をうまく取り扱いたい。
ストレングスファインダーで考えるならば…
‘適応性’や‘アレンジ’を強みとして活かしたい。
‘規律性’や‘最上志向’が弱みづかいにならないように。
現状はフルタイムで働きながら、6歳と3歳男児の2人育児に翻弄する毎日。
平日はほぼワンオペ、休日は長男の習い事や友人familyとの交流に忙しい。
「忙しい」「時間が足りない、もっと欲しい」
そんな日々だから、いかに効率良くできるかばかり考えている。←これだって長男習い事の見学中(swimmingで彼の順番待ちの間)に書いてる
料理
・いかに早く作り上げられるか
・子ども達が食べてくれるか
・作り置きは日持ちするか
お皿
・食洗機にかけられるもの
・割れてしまってもショックを受けないもの
洋服
・乾燥機にかけられるもの(縮んでもショックを受けないもの)
・汚れてもいいもの
旅行
・子連れに優しいホテル(子連れが多くて多少騒がしくてもお互い様と思えるようなところ)
・子どもが喜ぶ観光地
・車で行ける範囲が主
今はこんなライフスタイルだけど、子ども達が成長していくにつれて、そして巣立っていくと、大切にする軸が変わってゆくらしい。
そしてそんな日々はそんなに遠くはないらしい。本当に文字通り‘あっというま’らしい。そしてその後も自分の人生が続くと。
人生にはいろんなフェーズがある。
『それが良い悪いではない』
『失敗を恐れて保守的になるより、自分を信じて大きな一歩を。』
『仕事、子育て、趣味、生活…愚直に続けていたら、きっとなにかしらの縁が思いがけない褒美をもたらしてくれる。』
そんな変化を楽しめるおとなになりたいと思わせてくれた一冊。