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咲ママ / 傑作集

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咲ママの代表作を集めました。 まずこれを読んで頂きたいと思う作品から、たった一人でも読んで頂けたらうれしいなと思って書いた作品まで、大切にしている咲ママの記事たちです。
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#最近の学び

仕事と家庭のはざまで、育休 1 年がくれたもの

陽だまりのようだった育休 1 年。 この 1 年が、私の人生にあった意味が、ようやくわかったかもしれない。 この 1 年、育休という日々を過ごしてきて、そして、これから仕事復帰というはざまに立って。  心を豊かにするために、生きているのかもしれない という気付きが、ふと、舞い降りた。 * この 1 年、いつもは素通りする心や感情を、丁寧に拾い、言葉にしてきた。 やらなければならない仕事に追われていた日々の、せわしさから、ふっと、切り取られたような、この 1 年は、

最後と思わないまま経験する最後

9 ヶ月の次女が、先日、卒乳した。 長女も 8 ヶ月で卒乳(断乳)したので、次女も 9 ヶ月のうちには、というのがわが家の方針だった。けれど、先日、ふと授乳なしに寝た日を機に、 『そうだ、今日でもう卒乳にしてしまおう!』 と思い立ち、実行する事にしたのだ。 だから、最後に授乳をしたのは、実はその前の日の晩だったので、『それが最後』、と思わないまま、人生最後の授乳を終えていた。 授乳というものをあまり知らない人にとっては、ちょっと理解し難いかもしれないのだけれど、生まれた

小さなにんじんから知った、うれしい褒め方

次女の初節句だった。 先日、わが家は年中にんじん料理を作る、というお話をさせてもらったが、やっぱり雛祭りの日も、にんじんが登場した。 メインは手巻き寿司パーティーなので、今日作ったのは、お吸い物と、にんじんの小鉢のみ。ちょっと、心を込めた。 食卓をのぞきこんだ、長女。 『わー ! かわいい〜!♡♡  きれ〜い♡♡ おいしそ〜う!!たのしい!!!』 歓喜の声で、くしゃっくしゃの笑顔になって、拍手をしながら、褒めてくれる 2 歳の長女。 『おかーさん、かわいい!す