その4、義母と私
義母とは結婚が決まって初めて顔を合わせた。
なんせ授かり婚な私達、義母世代はどう思うんやろ?不安混じりで挨拶しに行ったの覚えてる。
私の不安とは反対に私の身体を労い喜んでくれたこと、漠然と “私はこの人とも家族になるんかぁ” と思ったことを覚えてる。
旦那と一緒に住み始めるにあたっての家電製品を選びに行った際、
「祭り前で忙しいから私達と行こう。」
と旦那実母と義母の3人で行った。
この頃は妊娠や結婚式の準備、新しい生活への不安などでまぁまぁメンタルやられてた私、旦那不在での買い物に “早く帰りたい” と思ってた。
要るものリスト握りしめて “最低限の機能付き” で “より安く”を頭に自分たちの予算に合うように選んでいった。
「こんなんもあるんかー、え?そんなんでいいんか?」
と、選ぶ度に驚く義母。
“金銭感覚ちゃうんやろなー、付き合いする時気をつけとかなあかんなぁ” と思わされた。
最終、私が店員さんに値切り交渉してるの観て
「まだ安なるん?ほんましっかりした嫁きてくれたわー。」
と、笑ってたのもよく覚えてる。
義母はいつも私が困ったとき、悩んだとき、背中を押してくれる人。
そして助けてくれる時は必ず
「あんたのためちゃうよ?孫のために私がしたいの。だから気にしない!」
と、声をかけてくれた。
そんな義母だから私も
「お母さんー!今度いつ遊びにいっていいー?」
と、義母というより母として慕ったしお家行ったら甘えて昼寝までしたりしてた(笑)
そんな義母だから、いつか何かがあったら頼って欲しいし助けになれたらと思った。
それが “今” なんじゃないかな?
私はその時はそう思いました。
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