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赤信号、なぜ止まる
活動先の小学校の先生から
「日本人って信号が赤になったら皆止まるって本当?」
と尋ねられた。
本当も何も、そのための信号では…?
そういえば、エルサルバドルで首都以外の地域で信号機を見たことがない。
先生の考えでは、車が来ていなければ赤信号でも渡ってよいのではないか、とのことだった。
信号機のない生活をしている今、車の間を抜けるような道路の横断が日常になっている。もし私も生まれた時からそういう環境で育っていたら、同じように考えていたかもしれない。
小学校の先生がこの質問をするきっかけになったのは、YouTubeの動画だった。
渋谷を訪れたスペイン語圏の観光客が、赤信号を守り、静止する日本人に驚いていた。
「なんてことだ!みんな止まった!車が来ていなくても渡らないぞ!」
みたいな、少しオーバーなリアクションに笑ってしまった。
渋谷は交通量も多いので赤信号で渡ったら危険だし、
渋谷のような人の多い所では、赤信号で渡ったら目立つ。
周囲の目を気にする日本人的な感覚もあるかもしれない。
たとえ車が来ていなくても、赤信号を渡ることには個人的に抵抗がある。
学校や生活の中で「赤信号は止まらなければならないもの」という教育を受けた結果だろう。今回の話以外でも、子供の頃の日常生活での教育は重要だったんだなとしみじみ感じる場面が多い。(特に小学校)
いくつかの要素があって、私は赤信号で止まる。
私がそこで止まることは、
周囲で見ているかもしれない子供たちの教育にも繋がるかもしれない。
ここまで詳しく説明していないが、
上のようなことを説明したら
「はあ~~」
と感心したような、でも今ひとつ納得しきれないような表情をしていた。
当たり前と感じていた事を「それはなぜ?」と尋ねられるのは、困惑するけど、真面目に考えてみるとおもしろい。