見出し画像

内側の闇を肯定するためのステップ🥾




0.はじめに

自分の中ののネガティブな気持ちを肯定するのって難しいですよね?
 でも、咲希さんは、自然にそれができている気がします。
 何故ですか?」

ある方から質問されて、自分が答えた内容が、
「これはまとめて記事にしたいぞ!」というものだったので、
忘れないうちにと、この記事を書いています。

最初に言っておくと、昔の私は、
自分の中のネガティブを
"頑張ってポジティブに変換しながら"
生きている人でした。

case1:失恋

失恋した時のことです。

私は、
いやー、感謝だな。素晴らしい体験をありがとう!
と言っていました。

でも内側はぐじゅぐじゅしていました。
(今思うとね。当時は意識に上げないようにしていたかも。)

当時の私は、ネガティブな感情をどう扱えばいいかわからず、
とりあえずポジティブに捉え直すしかないと思っていました。

だから、
「いやー、感謝だな。素晴らしい体験をありがとう!」
と、botのように言っていたのでした。

そんな時に沖縄の海辺で会った見知らぬ人と、
なぜか私の失恋の話になり、
その人に、

「ありがとうは確かにそうだけど、
失恋して『嫌だった』っていう気持ちは、
素直に『嫌だった』って認めてあげていいんじゃない?

と言われました。

「え、そうなの!?」と、目から鱗でした

それで、

「嫌だったーーーーー!!!!!!!」
と海に叫んでみました。🌊

何だか胸が、スッと軽くなり、
内側からじんわりと喜びを感じたことを覚えています。


case2:三角関係

また別の恋愛のお話です。

私は、旅で滞在していた場所で、
三角関係的な状況になりました。
(私がいい感じだった人が、他の子ともいい感じになった、
みたいな状況)

その時の私は、なんだか『女神になりたいモード』で、
「私がすべてを愛で包むのだ🗽✨」
みたいな感じでした。

三角関係の最中にいるのですから、
嫉妬だったり、ネガティブな感情は内側にたくさんあるのにも関わらず、

ネガティブは、自分の中に押し込めて、
意識に上がってこないように、
自分自身でも感じないようにしてしまっていた
のです。

そして、どんな状況も優しく見守る聖母マリアのモノマネのごとく、
穏やかなフリをしていました。

そんな時、大切な心の師匠に出会いました。

その人のことは、【闇の伝道師】🧙‍♀️と呼ぶことにします。
(名前怪しすぎ…?でも、最高に素敵な人です✨)


- 本編スタート! - 

『内側の闇を肯定するためのステップ🥾』



step1: 闇は闇のままで良いと知る


闇の伝道師🧙‍♀️の教えはこうです。

闇は闇のままでいい。
ネガティブはネガティブのままでいい。
ネガティブな感情を辿っていくと、『ニーズ』に辿り着けるからね。

この、闇の伝道師の言葉は、

例えば、

「居心地が悪いなぁ」という感覚があったときに、
「なぜ居心地が悪いんだろう?」
「私は、何を大事にしたいんだろう?」
「私のニーズは何だろう?」
と言うふうに、糸を手繰り寄せてみると、

『リラックスできる人と過ごす』ということが、
自分にとってはとっても大切なんだなぁ。

という"ニーズ"に気付けたりする、
ということでした。

つまり、闇を無理やり光に変える必要はなくて、

闇は闇のままでいい。
それを辿っていくと、
自分の『たいせつ』に気づかせてくれる

ということですね。

ね?【闇の伝道師】、素敵でしょ?✨

この考え方を知ることが、闇を肯定するためのステップの1つ目
「闇は闇のままで良いと知る」
ということです。

(後になって、この考え方には、
『NVC』という名前がついていることを知りました)

闇の伝道師🧙‍♀️のお陰で、私は
『女神になりきるモード🗽✨』をやめようと思いました。

ふつうに、ドロドロした人間でいいじゃん
と、等身大の自分を肯定できたのです。

step2: 自分だけの空間で闇を出し切る


闇の伝道師と話した後、深夜に私はトイレにこもり、
「なんでもノート」に自分の気持ちを書きまくりました。

(なぜトイレだったか?というと、
 私は言いたいことを我慢すると便秘になる体質で、
 その時も便秘だったので、紙にでも思いを書けば心も便も開通するかな〜
 という思惑でした笑)

それまでは言葉に出すことが憚られた、
ドロドロした思いや、わがままな感情も全て書きました。

これらの気持ちを押し込めず、
感じられるようになったのも、
「闇は闇のままで良い」という考え方を知ったからだと思っています。
(闇の伝道師🧙‍♀️、ありがとう🙏)

そして全て書き出して、
「もう書きたいことはない」という出し切れた感覚に到達できたとき、

私は、
この闇の感情も、全部ひっくるめて私だ!!!!!!!
と思うことができました。

この感覚が
「自分が、自分の闇を肯定できた」第一歩の瞬間でした。

step3 : 伝えたい相手がいれば「I message」で伝える。


ノートに思いを書くと、自分の思いが外に出るので、
客観的に自分の思いを見つめることができるようになります。
(これは、頭で考えているだけでは得られない効果です。)

すると、少しずつ、
「こんなことを感じている自分、かわいいな〜」
という気持ちになってきました。
(わがままを言っている3歳児を見て「かわいいな〜」と思うような感覚)

そして、「嫉妬してた」と、伝えてみようかな。という気分になりました。

普通に考えて、
「嫉妬しちゃってたの」って伝えてくる女の子、可愛くね?
と思ったのです。

そして、次の日、本人に伝えてみました。

「実は私…嫉妬してたの。」

すると、
「わかってたよ」と言われました(笑)
「普通に態度に出てたよ」
とも言われました(笑笑)

自分で散々押し込めていた気持ちを伝えてみた結果が、
「なーんだ。大したことなかった。笑」
でした。

これが、

step4 : 「な〜んだ。平気じゃん。」という体験


です。

ただ、伝え方には少しコツがあります。

【I messageで伝えよう】

I messageとは、「私は〜です」という伝え方です。

ネガティブな気持ちを伝える時も、この伝え方をしていれば、基本的には大丈夫です。

(例)
・私は寂しかったよ。
・私、嫉妬しちゃってた。
・私はこれが欲しかったんだよね。

のような感じです。
可愛くないですか???

逆に、反対の「You message」は、オススメしません

(例)
・あなたはいつも〜〜してくれないよね。
・あなが〜〜してよ。
・あなたが悪い。

めっちゃ責められてる感じしますよね…

ということで、
ネガティブな気持ちも、I messageで伝えれば、大丈夫👍
要するに、大事なのは伝え方なのですね。

step5: 慣れる

自分の中のネガティブな気持ちを

・自分だけの場所で出し切る
・自分で肯定する
・誰かに伝えてみて、「な〜んだ、平気じゃん」を体験する

ということができたら、あとは、それを繰り返していけば大丈夫です。
すると、だんだんと、

「自分が感じることに、ダメなことなんて1つもないじゃん」
という感覚が、当たり前になっていく
と思います。


★大事だなと思うスタンス

ただ、
「私はこれが欲しい」というニーズが、全部実際に叶うわけではないですよね。

例えば、
「私だけを見てほしい!!!!!!」
と思ったとします。

「私だけを見てほしい」
思うのはもちろんOK(というか何を思ってもOK)ですね。

「私は、あなたに私だけを見てほしい」
伝えてみるのもいいと思います

ただ、実際に私だけを見てもらえるかはわかりません。
そこは、相手が選択することだからです。

だから、
「私は、あなたに私だけを見てほしいと思っている。
 でも、あなたがどうするかはあなたに任せる。
 
ただ、そう思っていることを伝えたかった。」

というスタンスが大切だなぁと思っています。
逆に言うとそのスタンス(相手を変えようとしないスタンス)
さえ持っていれば、本当に何を思ってもいいし、言葉にしてみてもいいんじゃないかな〜?と思っています。

Step6: 自分と世界を信頼して生きる感覚

さて、そろそろ終わりです。
今日書いたエピソードを体験してから数年経ちます。

今の私は「自分が感じる感覚、気持ちは、全部OK
という感覚で生きることが当たり前になってきているなぁと思います。

自分の感覚を表現することも、昔は怖かったけど、今は自然とできるようになってきました。

これを、自分と世界を信頼して生きる感覚と表現してみました。

これは、かなり楽だな〜と、思っています。


Step7: 忘れるかもしれないけど、思い出す

最後におまけです。
大切な感覚や、「これは大事だな〜」と思うことって、
その時は強烈に感じていても、
割とすぐ忘れちゃうなと思います。

私もよく、「あ、この大事な感覚、忘れてたっっ」となります。

なので、忘れたら、思い出せるようにしておくのがいいと思います。
具体的には、そうですね…うーん…

「お気に入り」に保存するとか???
手帳に、その感覚に戻れる何かを書いておくとか?

これは、この記事の内容だけでなく、「この感覚で生きていきたいな」
と思うものに出会ったときにおすすめです。

人って本当にすぐ忘れますよね。
そして、忘れたことも忘れてしまうのです。

まぁ、「忘れて、思い出す」という体験のおかげで、
強化されるものもありますが。

ということでこの記事は終わりです。

私もまだまだ、自分の中にある感情や感覚の全てを感じ切れているとは言えません。

よく、「わ、この感情、ずっと無視してたーー!ごめんね😭」となります。

でも、出てきてくれた感情は、3歳の子どものように可愛がりながら、
自分の中にある気持ちや感覚ぜんぶを、"よしよし"しながら一緒に生きていきたいなと思っています。

最後まで読んでくれて、ありがとうございました。
あなたの中の感情や気持ちの声が、少しでも聞こえるようになったなら、
嬉しいです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?