見出し画像

自己紹介と私が目指すもの

はじめまして、ご覧いただきありがとうございます🍀
看護師の咲(さき)と申します。
大学を卒業して看護師として勤務し始めてから16年が経とうとしています。
途中大学院へ進学したり、昨年からは出産を機に現場から離れたりとブランクはありますが、ずっと看護師として勤務しています。

この度、noteをはじめてみました!
初めての記事は、私について書いていきたいと思います🌸



プロフィール

名前:咲季(さき)
生年月日:1987年3月31日
出身地:奈良県(ですが、両親は高知と岡山)
現住所:神奈川県(徒歩10分で東京都に入れるほどの県境)
職業:看護職(昨年3月の出産を期に現在は専業主婦)
資格:看護師・家族支援専門看護師・家族療法カウンセラー
家族構成:転勤族の夫と0歳の長男との3人家族
好きな事・物:お花・珈琲・甘いもの・カラオケ・文字を書くこと

看護経験

  • NICU(新生児集中治療室)

  • 地域医療連携室

  • 総合内科病棟

  • コロナ病棟(2020年3月~5類移行まで)

  • 認知症デイサービス

  • 放課後等デイサービス


看護師としてずっと現場で働いてきましたが、出産を機に長期にわたり現場を離れたことで、今後の働き方について初めてゆっくりと考えることができました。
その結果たどり着いた1つの答えが「起業」でした。

患者だけでなく家族も支えたい

きっかけ

看護師1年目、希望部署の第1希望には小児科と書いていましたが、第2希望に書いたNICUに配属になりました。新生児の集中治療室です。

入院しているのは、予定日よりずっと早く生まれてしまい人工呼吸器や点滴に繋がれた小さな赤ちゃんや、染色体異常の赤ちゃん、心臓や消化管などの奇形があり手術や治療が必要な赤ちゃん。
コミュニケーションがとれない新生児や乳児の看護で最も重要なのは観察でした。
モニターの数値や状態のわずかな変化も見逃せません。

一方で、赤ちゃんのご両親、特にお母さまとは沢山コミュニケーションをとりました。
退院後にも医療的なケアが必要な赤ちゃんには、退院前にご両親にケアの仕方の指導もしました。

ご両親の様々な思いや葛藤、複雑な背景などに触れ、家族への関わりや支援の重要性を感じていた時に家族支援専門看護師という資格を知りました。
そして5年勤務した後、資格取得のために大学院への進学を決めました。

対象はすべての家族

大学院では家族看護学を専門に学びました。
そこでまずわかったことは、家族看護の対象はすべての家族であるということ。

病気の有無に限らず、子どもから高齢者までどの世代の家族も対象になる。
家族の中に問題や困りごと、悩みがあれば、病院にかかっていない家族も支援の対象となるのです。
そのため家族支援分野の専門看護師は大きな病院だけでなく、訪問看護ステーション、高齢者施設、学校や幼稚園・保育園、保健所なども活動の場となりうるのです。

私は当時、NICUでしか看護経験がなかったため、成人や高齢者、特にがんや認知症などについても経験しなければと感じました。

限界を知る

晴れて家族支援専門看護師の資格は取得でき、新たなフィールドで働き始めました。

そこは大きな急性期病院。
専門看護師は家族支援以外にも様々な分野がありますが、大きな病院で勤務されている方がほとんどです。
看護師からの相談を受けたり、看護師への教育を行ったり、もちろん専門性を活かしたケアを自ら行うこともあります。
私もそのようにして役に立てると思っていました。

地域連携室に配属されていた時は院内を横断的に動き活動することができていましたが、成人・高齢者へのケアを経験するために自ら希望して病棟へ異動した後はそう簡単にはいきませんでした。

  • 支援に時間を要する:ご家族と面談をして様々な情報を集め、問題を明確にして支援を考える、という方法をとるため、その場でパパっとできるものではありません。

  • 対象を絞れない:すべての家族が支援対象となるがゆえに、対象を絞る基準を定めることが難しい。

  • 加算がとれない:他の専門看護分野は活動により加算がとれる、つまり、病院の収益につながるのですが、家族支援分野は現時点でとれる加算がありません。

  • 看護師不足:病棟は人手不足であるため、収益につながらない専門活動のための時間を得ることは困難でした。

もっとも、このような状況であっても病院で活動されている方はおられるため、私の力不足も大いに関係しており、反省するところです。
ただ、これは後に「私が目指していることは大きな病院では実現できないんだ」という気づきにもなりました。

日々忙しく病棟で勤務をしているうちに2020年、コロナの大流行に見舞われました。
私の配属病棟はコロナ病棟と化し、益々多忙を極めました。

転機

私はコロナ禍がまだ続いていた2022年に入籍をしました。(一度離婚を経験しており、2回目の入籍です)
そしてちょうどコロナが5類に移行となる頃に退職をしました。

コロナによる激務に疲れてしまい、家族支援のことは一旦忘れてパートで認知症デイサービスと放課後等デイサービスを掛け持ちしていました。
病院を退職した直後に妊娠がわかったのですが、デイサービスでのパートに転職していて良かったです。

初めて病院ではない環境で働いたことも影響し、産後仕事復帰する際の働き方について考える時間が増えました。

「もう病院はしんどいな」
「訪問看護なら病院より家族としっかり関われるかな」
「でも時間内に必要なケアをしないといけないから、思うようにはいかないだろうな」

「復帰した職場で役割を確立できたとしても、夫の転勤でまた違う職場に移ったら0からになってしまうしな」
「無難に普通の看護師として働くしかないのかな」

「家族のことで困っている人から訪ねて来てくれたらいいのに」
「夫の転勤の影響を受けない働き方があればいいのに」

そうか、オンラインで家族についての相談を受けたらいいんだ💡
それなら夫の転勤があっても関係ないし、必要としている方の役に立てる💡

それまで無意識に「看護師として働くには現場しかない」と思っていた私の視界が一気に開けました。

この時初めて「起業」という選択に行きついたのです。

そして今まで蓋をしてきた「私が目指していること」は何かを、時間をかけて考えはじめました。

私が目指すもの

すべての家族がアクセスできる窓口

病院に勤めてしまうと、その病院に入院している患者さんとその家族にしか関われません。
ほとんどの人は家で生活をしています。
退院したら関われない、病院にかかっていないと関われない。
それでは地域で生活している多くの人にはサポートを届けられません。
家族のことで悩んだり問題を抱えている方は少なくないと思っています。
そんな方々が相談できる場所を作りたいと思っています。

「家族もケアの対象」という視点の普及

患者さんや利用者さんだけでなく、その方の家族もケアが必要であり寄り添う対象です。
看護師に関わらず、家族と関わる様々な職種の方にその視点は必要と考えています。
しかし、忙しいとそんな余裕がなかったり、関わり方がわからず当たり障りない会話で終わってしまうのもよくわかります。
私もそうでした。
ですので、自信をもって意図的に家族と関わるヒントの発信や、家族に関する現場での困りごとの相談を受けられるようにしたいと考えています。

おわりに

ここまでお読みいただき、ありがとうございました!
まだ準備段階ではありますが、この構想は「家族の保健室」として形作っていく予定です。
どのくらい需要があるかは未知数ですが、応援していただけると大変嬉しいです🌸
これからよろしくお願いします!

Xでも発信しています✨


いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集