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声の限り“デスホリへの愛”を叫びたい




満月の夜に

死があるべき場所に戻ってしまった。

2024年11月16日。ついに34回の公演を終え『DEATH TAKES A HOLIDAY』(以下デスホリ)は幕を降ろした。死神の“生きるとは何か”を探す旅は終わってしまったのだ。

デスホリという作品に導かれた期間は夢のようで、自分自身もあの屋敷の中の1人のようにX上で死神の一挙手一投足を追いかけていた日々となった。同時に全く知らなかったWEST.というグループを知った。友人から課されたメンバーとメンバーカラーを覚えるという宿題を終わらせ、ついに楽曲を知ろうとしている。死神はどうやら元ある場所に帰る前に“本当の姿”を残していったのだ。

小瀧サーキの真実

2回目の観劇が終わり小瀧さんにファンレターを書いた。普段文章を書くのが好きで、タカラジェンヌにもよく手紙を書く私が、文字を書くことが怖くなった。もちろん小瀧さんに、ましてや男性にファンレターを書くことも初めてであり、どのような言葉なら伝わるのか悩んだことも理由の一つである。

しかしそれが明確な理由ではない。小瀧サーキ王子に送るファンレターにも関わらず、小瀧サーキ王子のどこに惹かれたのかを明確に書き記せなかったのだ。今もなお、小瀧サーキ王子になぜこんなに心を鷲掴みにされたのか分からずにいる。

数日考えた結果、私は答えを導き出した。


それこそが小瀧サーキ王子に惹かれた理由なのだ。


得体の知れない何かにぐいぐい心を惹きつけられて、離さない。明確にそれが何かは分からない、でも惹かれてしまう。ふとしたタイミングで思い出し、彼に会いたくなってしまう。
グラツィアと同じように私達観客も不思議な魅力を持つサーキ王子に引き寄せられたのだ。

また会える日を

小瀧望はWEST.のメンバーであり、アイドルである。ミュージカル俳優を本職としているわけではない。きっと彼自身もそして彼のファンもアイドルありきのミュージカル俳優という認識だと思う。

だからこそミュージカルを好きな人間として絶対にミュージカルの世界に来て下さい!と強制は出来ないと分かっている。何より、小瀧さんが一番やりたい音楽を全力で楽しむことこそが最も大切なことである。

ただ、ミュージカルの世界がその選択肢の一つであって欲しいと願ってやまない。もう既にデスホリを再演したら必ず観に行きたいというヅカオタが私の周りに何人もいる。私の頭の中では小瀧さんに出会って欲しい作品、出会って欲しい役のリストが無限に製作されているくらいだ。またミュージカルの世界で小瀧さんの魅力に惹かれたい。




改めて、大千穐楽おめでとうございます。
座長として気を張り続けた毎日だったと思います。本当にお疲れ様でした。


“ミュージカル俳優”小瀧望にまた会える日まで、さようなら。








そしてこんにちは“アイドル”小瀧望。

まず映画館であなたに出会う日を楽しみにしています。









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