海洋プラを可愛くアップサイクル
海に行くと、どうしても目につく海ゴミ。
特にプラスチックは海洋プラスチックと呼ばれ、
世界的に大きな問題になっています。
その海洋プラをアップサイクルして、
キーホルダーやアクセサリーを作ったり、
ワークショップをさせてもらったりしています。
トップの写真の物も、素材は海洋プラスチック。
どれも、元は海のゴミ。
ゴミを拾ってきて、洗って細かくして、
熱を加えたりレジンに閉じ込めたりして可愛く生まれ変わっています。
もちろん、
ビーチクリーンでのゴミ拾いは大事ですが、
拾ったゴミは、燃やすか埋め立てられるか。
どちらも、環境負荷がかかってしまいます。
でもアップサイクルは、そんなゴミが、
楽しい工程を経て、お気に入りの物としてまた命が宿ります。
なので、ビーチクリーン+アップサイクルって、最強だと思うのです。
ワークショップでは、
海ゴミのお話もさせて頂いて、
海洋ゴミについて知って、関心を持ってもらえる機会作りにしています。
海のごみ問題って、なんとなく知っている人は多いと思いますが、
知れば知るほど大変で、深いもの。
もちろん私たち人間にも影響があります。
でも、知らないと、その人の行動も変わらない。
知ることは、改善へ向けた重要な一歩だと思っています。
なので私は、このアップサイクルを通して、
少しでも、その人の行動が変わり、ゴミが減ることに繋がれば、
と思って活動しています。
九州大学の調査では、「プラごみによる追加的な海洋汚染を2050年までにゼロにするには、海に流出するプラごみの量を世界平均で35年までに19年比32%削減する必要がある」との試算が出ています。
「追加的な汚染ゼロ」とは、50年時点のプラごみの重量が、19年時点の重量を超えない状況を指します。
とにかく、現在海への流出量が年間800万t=「毎日15tトラックいっぱいのプラゴミを、毎分海に捨てている量」と言われている状況を、少しでも良くしないといけません。
小さいかもしれませんが、私なりに、
今できることをやっていきたいと思います。
海洋プラのアップサイクル活動も、多くの人に広がっていくと良いなと思っています。
今は町内だけでの活動ですが、
今後は町外にも出ていけるよう、楽しんでいきたいと思います!