saki

大好きな海や海の生き物、海からの恵みを届ける水産業を守りながら、良くしていくことに自分を使いたい!と、愛媛県最西端の伊方町で地域おこし協力隊として活動中。いろんな海の世界を発信していきます

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大好きな海や海の生き物、海からの恵みを届ける水産業を守りながら、良くしていくことに自分を使いたい!と、愛媛県最西端の伊方町で地域おこし協力隊として活動中。いろんな海の世界を発信していきます

最近の記事

藻場保全対策~ステップアップ②

さて、今回は前記事の続きで、 西予市明浜で行った藻場礁対策の2パターンめ。  日時:2024年11月8日 天気:くもり 水温:22℃ 2つめは、ポイント:高山にて、 藻場礁を囲っている網を太い麻紐に変え、 遊走子が付着しやすくなるよう改良。 これまで付いていた網を切り取って外し、 そこに新しく麻紐を取り付けました。 この麻紐に、若芽が付くことを狙っています。 若芽が付いたら、その麻紐を取り外して移設し 新たな海藻が増えてくれるか実験です。 そんな作業を、また別の海域

    • 藻場保全対策~ステップアップ

      これまで西予市等で設置していた藻場礁を、 さらに効果があるようにと バージョンアップすることになりました。 まずは西予市明浜にて、 2パターンの作業をしてきました。 日付:2024年11月8日 天気:晴れ 水温:22℃ 1か所目のポイント:鳥の元では、 藻場礁の近くに麻紐のロープを設置。 そこに、クロメの遊走子(海藻の子ども)の付着を狙って。 鳥の元では、まだクロメも見られます。 (食害の跡も多いですが・・・) なので、周りに生えていたクロメを いくつか麻紐に移植して、

      • 海洋プラを可愛くアップサイクル

        海に行くと、どうしても目につく海ゴミ。 特にプラスチックは海洋プラスチックと呼ばれ、 世界的に大きな問題になっています。 その海洋プラをアップサイクルして、 キーホルダーやアクセサリーを作ったり、 ワークショップをさせてもらったりしています。 トップの写真の物も、素材は海洋プラスチック。 どれも、元は海のゴミ。 ゴミを拾ってきて、洗って細かくして、 熱を加えたりレジンに閉じ込めたりして可愛く生まれ変わっています。 もちろん、 ビーチクリーンでのゴミ拾いは大事ですが、 拾

        • 八幡浜・伊方の海の生き物

          先日の藻場礁調査の途中で出会った生き物シリーズ。 今回は八幡浜と伊方版です。 まず八幡浜の海から。 八幡浜では、キイロウミウシとたくさん出会いました。 伊方町(三机)では、イソモクに付いているイソギンチャクが気になり。 たぶん、オヨギイソギンチャクと呼ばれる種。 フィンが海藻に当たって大きく揺れた衝撃で、 イソギンチャク達がふわっと浮いて、海中を漂っていました。 このイソギンチャクが、ものすごくいた! あと、普通にメバルの幼魚やハゼ、ベラ類も。 メバルの幼魚、可愛

          藻場礁調査記録(八幡浜・伊方)

          前回書いた、西予市での藻場礁調査の続きです。 今回は、八幡浜1か所、伊方町2か所の調査記録。 八幡浜は、八幡浜港の湾の端のあたり。 八幡浜は、まだクロメも見られますが、 魚に食べられた跡があったり、大きなガンガゼもたくさんいたりして、 クロメを増やす活動&モニタリングが大切だなぁと感じました。 ちなみにこのガンガゼ達が、 伊方町の海にも広がっていってるのでは、とも聞きました。 そして伊方町では、三机と川之浜の2か所で調査。 三机は、これまで潜った海とは全く様子が異なっ

          藻場礁調査記録(八幡浜・伊方)

          藻場礁調査中に出会った海の生き物

          今回は、先日西予市で潜った際に出会った生き物をご紹介します。 本当は、もっと多くの生き物に会っていました。 周りをぐるりと取り囲む、アジの群れ。 そのアジを狙う、ブリの幼魚(ヤズくらい?)たち。 ものすごい迫力でした! しかも、ビーチダイブでその光景! 感動です!! しかし、その頃、 まさかのカメラの電池切れ・・・ こんなに無念だったことはありません・・・ 他にも面白い生き物と出会えたのに・・・ 原因は、カメラのLOGをONにしてたことっぽい。 帰宅してすぐ充電し

          藻場礁調査中に出会った海の生き物

          藻場礁の調査&メンテナンス

          先日、クロメを増やす取組みとして行われている、 藻場礁のメンテナンス&調査に行ってきました。 日時:2024年10月1日~2日 場所:1日:西予市3か所、2日:八幡浜市1か所、伊方町2か所 天気:1日:晴れ、2日:曇りと雨   (結構降ってた・・・) 藻場礁調査に同行するのはこれが初です。 何回かに分けて書こうと思いますが、 まずは西予市。 この中にクロメの母藻を入れて、 増やしていこうという計画です。 今回は、さらにもう一工夫。 この中にロープを這わせ、 そこにクロメ

          藻場礁の調査&メンテナンス

          ウニの駆除作業をしてきました

          藻場の保全対策で、 ウニの駆除を行ってきました。 ・日付:2024/9/23 ・場所:伊方町川之浜 ・天候:晴れ。前日は台風の影響で風と雨! ・水温:25℃ 初の、作業を伴うダイビング。 ダイバーと海士さん合わせて12名で、 ガンガゼ等の駆除を行いました。 岩の上に出ているものは簡単ですが、 岩の間に入り込んでいるウニは 思っていた以上に駆除も大変でした。 写真はムラサキウニですが、 ガンガゼもいました。 この海域は、磯焼けはしているものの 海藻が全く生えていない、と

          ウニの駆除作業をしてきました

          宇和海で、野生のイルカに会う

          今日、初めて野生のイルカに出会いました! ちょっと遠目でしたが、 でも間違いなくイルカ達でした。  用事の前に発見して、 とりあえず動画撮りながら眺めて、 そして用事が終わった後にまた探してみたら、 先ほどとは逆の方向へ向かう、イルカ達が! 写真じゃ全く分かりませんが、 最初は5〜6頭、次は3頭くらいが 確認できました。 最初に見た時の方が頭数が多いようでしたが、 どちらも同じ群れだと思うので、 もう2〜3頭は見えなかったのか 少し離れた所にいたのか。 しかし、本当

          宇和海で、野生のイルカに会う

          マイクロプラを拾ってみた

          細かくなった発泡スチロールごみ。 どうやったらうまく拾えるのか試してみました。 なんかこういうの、 数日前より増えてる気もする••• マイクロプラを集める専用の網、 「くじら5号S」というのを購入してみました。 あと、ダイソーで買ったザルの合わせ使い。 ここの浜が砂利浜なので、 大きめの粒の砂はどうしても全部は弾けません。 流木や海藻にもマイクロプラは付いていて、 それだけを取る、というのは至難の業。 というか無理。 水に浮かべたら、 砂利は除けるだろうけど作業的

          マイクロプラを拾ってみた

          台風と海のごみ

          先日の台風10号には、 スピードの遅さやルートが読めないなど、 かなりやきもきさせられました。 被害に遭われた方々には、 心よりお見舞い申し上げます。 私の住む愛媛県では、 思ったよりも雨風がひどくなく、 幸いに大きな被害はなかったようです。 そして、台風後の浜の様子。 台風の後はゴミがすごい!! とよく聞いていたので、 どういう感じなのか、見てみました。 今回行ってみたのは、 宇和海側2ヶ所、瀬戸内海側2ヶ所。 台風の風向きから、宇和海側の方が台風の影響は大きいと考

          台風と海のごみ

          明浜の海で出会った生き物

          先日のダイビングで、たくさんの生き物と出会いました。 海に入ったすぐから、マダイの稚魚に出会い (マダイを海の中で見たのは初めて。さすが愛媛!?)、 アジの群れ、グレの群れ、ネンブツダイの群れに圧倒され、 ウミウシもたくさんいました。 面白かったのは、ゼブラガニ。 なんとこのカニがいるのは、ラッパウニというウニの上。 なんとゼブラガニは、このウニの棘や菅足を食べて、 そこに住んでいるそう。とても迷惑な寄生。 そしてラッパウニは、カモフラージュのため、 体にいろん

          明浜の海で出会った生き物

          サンゴと海藻のせめぎ合い

          愛媛にきて、初めて海に潜ってきました。 ▸日付:2024/8/27 ▸ポイント:西予市明浜 ▸天候:晴れ。ただ、台風直前! ▸水温:22~23℃ 伊方町でも、水温の上昇による生態系の変化、 磯焼けが見られる地域があります。 これから藻場保全にも携わっていきたいので、 温暖化の影響がより出ている、 伊方よりも南に位置する西予市明浜にて 海に潜ってきました。 藻場保全のための藻場礁の設置や、 海の環境モニタリングを長くやってこられている方々と潜れるという、 なんともありがたい

          サンゴと海藻のせめぎ合い

          はじめまして

          はじめまして。 愛媛県の伊方町で、水産振興の地域おこし協力隊として活動しています。 2024年1月に着任したので、 はや8か月が過ぎようとしています。 伊方町は、 海に囲まれた細長い佐田岬半島にある町で、 水産業は基幹産業でありつつも、 漁獲量の低下、漁師さんの高齢化や後継者不足 などなど、 たくさんの課題を抱えています。 また海岸線も複雑で風もとても強く、 漂着ゴミもとてもたくさん溜まってしまう場所がたくさんあります。 その量は愛媛県の中でもトップレベルです•••! 海

          はじめまして