知床半島沖で沈没した観光船「KAZUⅠ(カズワン)」のホロスコープ[沈没編]前半
この記事は、無料の[沈没編]と有料の[サルベージ編]の2部構成です。
簡単なチャート解説の記事にするつもりが、小惑星を追加したところ、コンジャンクションなど表示が多く見られたので、詳しく調べることにしました。
筆者独自の計算法で取得したタイムテーブルを使用した[サルベージ編]では、小惑星を追加したチャートをもとに、事故の経緯を詳しく読みます。
ゲマトリア数も調べていますが、一部は、有料の[サルベージ編]に入れる予定です。
[沈没編]は前半と後半に分けました。
まずは前半です。
知床遊覧船沈没事故のホロスコープリーディング
地点は地名で表示されるので、事件発生場所の座標に最も近い「羅臼」に設定しました。
時間は、通報のあった13時13分です。
事故船カズワンと同名の小惑星KAZU11294を追加しました。
小惑星KAZUの元期:2019年4月27日 (JD 2458600.5)と同日の船舶事故(運輸安全委員会ウェブサイトより)
2019年4月27日は10件の報告書が掲載されています。そのうち沈没は1件です。このチャートは見ませんが参考として付記します。
プレジャーボートコブラ175FC沈没 琵琶湖南東部
参照として、運航会社社長、船長の名前と同じもしくは似た名称の小惑星を追加します。小惑星に付けられた人名・地名等は、本事件とは無関係であることを念の為お断りしておきます。
(3533) toyota, (29737) Norihiro, (26092) Norikonoriyuki , (7828) Noriyositosi, (18461) Seiichikanno, (10351) Seiichisato, (32200) Seiicyoshida, (5603) Rausudake
小惑星の追加上限を超えたため、追加できなかった小惑星で他の天体と合の小惑星を付記します。
(12469) Katsuura: 5°Cap31'37"
4°Capの(10351) Seiichisatoと (26092) Norikonoriyukiと合
(3867) Shiretoko: 26°Pis30'13"
26°Pisの木星と合
本事故で亡くなられた方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
それではリーディングを始めます。
はじめに、ヘリオセントリック・チャートとジオセントリック・チャートを重ねます。
外側のチャートがヘリオセントリック(以下H)、内側がジオセントリック(以下G)です。
ジオセントリックのハウスシステムはキャンパヌスです。
チャートの赤マーカーに番号を振って順に説明します。
01. Dsc(ディセンダント)と火星の合
なんといっても、(G)チャートのDsc.6°Pisに火星6°Pisがアプライで合していることが目を引きます。
Dsc.は西の地平線、sun set(日没)、読んで字の如く沈没です。
火星は、(G)チャート白羊宮Ari(ルーラーが火星)にある小惑星KAZU(カズワン)の表示星です。
●小惑星KAZU (H)28°Pis 4'23"|(G)8°Ari 50'37"
02.3ハウスを表示する冥王星と11ハウスを表示する月の磨羯宮での合
運航状況の表示星は(G)チャート3ハウスカスプ天蠍宮Scoのルーラー冥王星です。(G)チャートで冥王星と月が28°Capで合です。
3ハウスは小旅行、交通、通信に関する領域です。今回の事故状況を表示しています。
船の通信状況については次の報道がなされています。
月は11ハウスカスプ巨蟹宮のルーラーです。忠臣、信頼や友情を示す月が、(H)チャートでは天蠍宮、(G)チャートでは磨羯宮にあり品位は低いです。
今回の救助活動の顛末を表しています。運航会社内だけでなく同業者間でも連携が取れていませんでした。
船の安全管理が杜撰だったことに加え、緊急時の救助体制の連携が取れていなかったことは、通信のナチュラルルーラー月の品位の低さが表しています。
月は冥王星からセパレートで合なので、通報時点で待ったなしの状況でしたが、救助体制が諸般手続きを要するお役所的対応(磨羯宮の月)だったため、出発に手間取り、現場に駆けつけたときは既に手遅れとなりました。
03. 水星がアフリクト、月のサインの移行
小惑星を見てみます。
11ハウスカスプ巨蟹宮1°18'18"のカスプに近接している小惑星7828の名称は、船長の名前と似ています。118番は海保に接続する緊急通報用電話番号です。
7828 Noriyositosi 2°Can39'35"
巨蟹宮(Can)のルーラーは月です。
同様に似た名称の、小惑星29737は、Asc 6°Vir44'19"に近接しています。
29737 Norihiro 7°Vir37'29"
処女宮(Vir)のルーラーは水星です。
水星は、MC 1°Gem44'23"、10ハウス(職業)の表示星でもあります。
船長の表示星は、月もしくは水星ということになります。
月は先述の通り、品位が低く、地のエレメントのサインの終わりに位置しています。磨羯宮(地)から宝瓶宮(風)へ移行するところにあります。
地(物質)から風(観念)というのは、自然人的存在の身体としては終末を迎え、意識の帰属先に回収されたと読めます。
そして、「船長」という社会的存在は、水星 21°Tau55'10"で表されます。
9ハウスにあり、海外との交流に良いポジションです。
誠実に業務をこなしていたことが窺えます(金牛宮水星)。
ただし、水星は、7ハウスの双魚宮に集まっている金星・火星・木星・海王星からデトリメント(Detriment)というネガティブな品位で見られています。敵対者が多かったのか、こういう事故につながるような恨みを買っていたのかもしれません。
カズワンの表示星である火星と、船長の表示星である水星は、相互にデトリメントのネガティブなレセプションで、アフリクション(包囲)しています。陥れられたと読めます。
04. 冥王星が示す運航と交信の状況
水星は金牛宮にあります。月は金牛宮で昂揚(Exaltation)します。
水星が表す船長は、月が表す通信に関することを重視しています。
アマチュア無線を日常的に利用していたようだとの報道があり、運航状況を示す3ハウスの表示星冥王星が月と合ということから、境界外との交信を表しています。
観光業の目的以外での運航および通信、何らかの工作活動をしていたことを窺わせます。
05. カズワンはひとつではない?
通信を示す月は磨羯宮にあります。カズワンの表示星火星は磨羯宮で昂揚(Exaltation)します。
●火星 (H)29°Cap 4'23"|(G)6°Pis 5' 5"
火星(H)チャート29°Capは、(G)チャート冥王星・月と合です。
(G)チャート月28°Capは、(H)チャート火星29°Capと合になった後、宝瓶宮に移行し、(G)チャート小惑星ヤタガラス1°Aquと合になります。
磨羯宮の終了=死と、宝瓶宮の始まり=再生を経た月は、イニシエーション(秘儀参入)が行われたと見ることができます。
何らかの作戦(ヤタガラス)に加わったのかも知れません。
カーディナルサインの磨羯宮からフィクスドサインの宝瓶宮への移行なので、経歴の偽装などはなさそうです。ダブル・ボディーズサインであれば、エージェントだったと読めます。
一方、カズワンの表示星である火星(G)チャート6°Pis および小惑星KAZU(H)チャート28°Pis は、双魚宮、水のエレメント(無音)のダブル・ボディーズサインなので、スペアがあるのではないかと読めます。
小惑星KAZUは、(G)チャートでは8°Ari 白羊宮(カーディナルサイン)ですから、あの不自然な引き揚げ作業からして、沈んだ方とは別のカズ「ワン」(「エイト」かも)があると推察できます。
タイムテーブル
タイムテーブルは、曜日の無限循環トーラス構造の完全な整合性に基づき、筆者独自の計算法で取得しています。
沈没の原因はまだ調査中ですが、船に何らかの損傷があったためというのが大方の見解です。
12:29の天王星が、それを示すのではないでしょうか。
天王星は(G)チャート6ハウスカスプ宝瓶宮のルーラーです。
6ハウスの意味は、病気、衰退、使用人です。
天王星はこのチャートでは存在感が薄いのですが、タイムテーブルで見ると、タイミング的にカシュニの滝付近を通過しているときだったと考えられます。
それにしても、事故船と同じ名前の小惑星があり、しかもチャート上で明確に表示されているということに驚きました。
日本の言霊の力おそるべしといったところでしょうか。
冥王星と月の磨羯宮における合は、民族国家や大地の祖霊との交信を連想します。
小惑星ヤタガラスの関与を思わせます。
(H)チャート8°Cap 28' 6"、(G)チャート1°Aqu 36'39"
(H)チャート金星6°Capは(H)チャートのヤタガラスにアプライで合です。
金星は、このチャートのLord(君主)です。
両天体については、後半で述べます。
事故発生場所と推定されるカシュニの滝付近ですが、カシュニはアイヌ語で
「仮小屋のあるところ」、「狩小屋のあるところ」
という意味だそうです。
また、チャートの地点に設定した羅臼は、「獣を屠る場所」という意味だそうです。
シャーマニックな神事を思わせます。
沈没した事故船カズワンはその後調査されることになりましたが、サルベージ船が曳航中に海底に沈むという意味のわからない事象が発生しました。
なぜか甲板に上げず、海面からその様子も窺い知ることができず、隠すように進行し、結局さらに深い海底に沈んだカズワン。
文字通り水面下で何かが行われているのではないかと思わずにはいられない謎の事象。
再度引き揚げられた26日19時頃、海面にその姿を現わしたカズワンは、目立った損傷がなくまるで新品のようにきれいでした。※6/2の報道で船底に穴が空いている映像が出ましたが引き揚げ失敗の際に擦り替えたカズワンに表向きの原因となる損傷を加えたと筆者は考えています。
その後、甲板に上げられ、厳重にブルーシートで覆われて網走港へと運ばれていきました。
タイムテーブルを見てみましょう。
16:59 Mars, Dsc. となっています。
チャートの説明1. の沈没を表す天体です。
次に、18:51 Saturn とあります。
土星は(G)チャート23°Aquです。土星の確実さが宝瓶宮で発揮されると、通常では考えられないことが起こされます。偶然発生するのではありません。
引き揚げの失敗は意味不明の出来事でした。
なので、これは、アクシデントというより、計画されたこと、何らかの意図があったのではないかとの疑念を抱かせます。
前半まとめ
やはり人災の要素が色濃く表れているチャートでした。
ここまでぴったりとチャートのシナリオにはまる事象が発生するということが、逆に不可解さを感じます。
というのも、事件は、ヘリオセントリックチャートの天体エネルギーを、現象界で認識できるように変換するために、ジオセントリックチャートを媒介として地上に展開することで、それを世界全体に印象付け、その出来事が公示されたという痕跡を集合意識に刻印するので、日航123便然り、どうもこの事故の背景にはなんらかの勢力の関与があるのではないかと考えずにはいられません。
タイムテーブルは、天使暦サウンドの制作に使用しているもので、通常はリーディングに使用しませんが、(G)チャートの天体配置を420°変換し24時間スケールにマッピングしました。
小惑星を加えたタイムテーブルについては後半で解説します。
前半はここで切り上げます。
最後までお読みくださりありがとうございました。
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