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知床半島沖で沈没した観光船「KAZUⅠ(カズワン)」のホロスコープ[沈没編]前半

この記事は、無料の[沈没編]と有料の[サルベージ編]の2部構成です。
簡単なチャート解説の記事にするつもりが、小惑星を追加したところ、コンジャンクションなど表示が多く見られたので、詳しく調べることにしました。
筆者独自の計算法で取得したタイムテーブルを使用した[サルベージ編]では、小惑星を追加したチャートをもとに、事故の経緯を詳しく読みます。
ゲマトリア数も調べていますが、一部は、有料の[サルベージ編]に入れる予定です。
[沈没編]は前半と後半に分けました。
まずは前半です。

事件発生場所:カシュニの滝付近
度分秒
44° 14′ 53.52″ N, 145° 13′ 32.52″ E
十進数
44.2482, 145.2257

Geo URI geo:44.2482,145.2257
UTM 55T 358341 4900971

事故後の初期対応
13時13分 事故発生の通報をうけ第一管区海上保安本部は、「知床沖観光船中規模海難対策本部」を設置した[24]。

13時22分 第一管区海上保安本部は釧路航空基地にヘリコプターの出動を指示、道東を管轄する部署に所属する巡視船に対して発動の指示を行った[20]。

14時55分、知床遊覧船事務所から海上保安本部へ「14時頃からKAZU Iと連絡が途絶えている」と連絡があった[20]。

15時頃、第一管区海上保安本部が乗客名簿に書かれた12の携帯電話番号すべてに電話をかけたが通じなかった[25]。

17時12分、斜里町災害対策本部設置[26]。

20時、北海道は本庁に災害対策連絡本部を設置。オホーツク振興局と東京事務所にはそれぞれ地方連絡本部を設置した[27]。

21時、北海道はオホーツク総合振興局から斜里町ウトロ地区の現地合同対策本部にリエゾンを派遣[28]。

wikipedia

最初に現場にて捜索活動を開始したのは、海上保安庁ヘリコプターで、13時22分には最寄りの釧路航空基地に出動指示が出された。しかし、当時は所属ヘリ2機のうち1機が整備中、もう1機は遠方の海域で哨戒業務中で、救助活動を行うにあたって燃料の補給と潜水士を同乗させる必要があった。このため、14時38分に釧路航空基地へいったん帰投、給油活動および2人の潜水士を同乗させたのちに15時20分に基地を出発し、最終的に現場に到着したのは通報から約3時間後の16時30分頃となった[26]。このことは、海保の航空機配備数を見直すきかっけとなった(事故の影響の項参照)[33]。以後、海上保安庁のヘリコプター2機、北海道警察のヘリコプター1機が現場海域付近の捜索を18時30分まで実施した[28][30]。現場から約300km離れた海上保安庁千歳航空基地からも固定翼機が投入されたが、到着は18時15分頃だった[34]
また、13時22分頃に巡視船出動の指示を行ったが、高波のため通常の速力が出せず、捜索活動の開始に時間を要した[35]。17時55分、根室海上保安部「くなしり」、18時50分、羅臼海上保安署「てしお」、19時30分、紋別海上保安部「そらち」が現場海域に到着し、それぞれ捜索を実施[36]
その後、第一管区海上保安本部本部長は、19時40分に千歳基地航空自衛隊第2航空団司令に対して捜索救難に係る災害派遣要請を行った。これを受け、千歳救難隊および救難教育隊U-125A救難捜索機、それぞれ1機が20時29分以降現場到着、捜索を開始したほか、海上自衛隊第2航空群所属のP-3C哨戒機2機が23時44分以降、捜索を開始した。海上保安庁の巡視船艇7隻、航空機2機による捜索は24時間体制で実施された[30][28]。しかし天候不良により捜索は難航し、この日行方不明者は発見されなかった[37][38][39]

wikipedia
ジオセントリック・チャート(キャンパヌス)
2022年4月23日13時13分 Rausu, JAPAN, 44n0105, 145e1132
ヘリオセントリック・チャート
2022年4月23日13時13分 Rausu, JAPAN, 44n0105, 145e1132

知床遊覧船沈没事故のホロスコープリーディング

地点は地名で表示されるので、事件発生場所の座標に最も近い「羅臼」に設定しました。
時間は、通報のあった13時13分です。

  • 事故船カズワンと同名の小惑星KAZU11294を追加しました。

公転周期 (P)3.48年 発見日1992年2月4日
元期:2019年4月27日 (JD 2458600.5)

wikipedia

小惑星KAZUの元期:2019年4月27日 (JD 2458600.5)と同日の船舶事故(運輸安全委員会ウェブサイトより)
2019年4月27日は10件の報告書が掲載されています。そのうち沈没は1件です。このチャートは見ませんが参考として付記します。
プレジャーボートコブラ175FC沈没 琵琶湖南東部

参照として、運航会社社長、船長の名前と同じもしくは似た名称の小惑星を追加します。小惑星に付けられた人名・地名等は、本事件とは無関係であることを念の為お断りしておきます。
(3533) toyota(29737) Norihiro,   (26092) Norikonoriyuki , (7828) Noriyositosi, (18461) Seiichikanno(10351) Seiichisato(32200) Seiicyoshida, (5603) Rausudake

小惑星の追加上限を超えたため、追加できなかった小惑星で他の天体との小惑星を付記します。

  • (12469) Katsuura5°Cap31'37"
    4°Capの(10351) Seiichisatoと (26092) Norikonoriyuki

  • (3867) Shiretoko26°Pis30'13"
    26°Pis木星

本事故で亡くなられた方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

それではリーディングを始めます。
はじめに、ヘリオセントリック・チャートとジオセントリック・チャートを重ねます。

H+Gチャート2022年4月23日13時13分 Rausu, JAPAN, 44n0105, 145e1132

外側のチャートがヘリオセントリック(以下H)、内側がジオセントリック(以下G)です。
ジオセントリックのハウスシステムはキャンパヌスです。

ハウスの各意味について
Asc: Horoskopus(時の見張り)|2nd: Porta inferna(下界の門)|3rd Dea(女神)|IC: Imum coeli(天底)|5th: Fortuna bona(良き運命の女神)|6th: Fortuna mala(悪しき運命の女神)|Dsc: Occasus(落ちるもの)|8th: Porta superna(上界の門)|9th: Deus/Sol(神・太陽)|MC: Medium coeli(天頂)|11th: Genius bonus(善霊)|12th: Genius mals(悪霊)

p.16『図説・占星術事典』

サインは略して表記します。
白羊宮Ari|金牛宮Tau|双児宮Gem|巨蟹宮Can|獅子宮Leo|処女宮Vir|天秤宮Lib|天蠍宮Sco|人馬宮Sag|磨羯宮Cap|宝瓶宮Aqu|双魚宮Pis

チャートの赤マーカーに番号を振って順に説明します。

01. Dsc(ディセンダント)と火星の合

なんといっても、(G)チャートのDsc.6°Pis火星6°Pisアプライしていることが目を引きます。
Dsc.は西の地平線、sun set(日没)、読んで字の如く沈没です。
火星は、(G)チャート白羊宮Ari(ルーラーが火星)にある小惑星KAZU(カズワン)の表示星です。
●小惑星KAZU (H)28°Pis 4'23"|(G)8°Ari 50'37"

知床観光船沈没事故Gチャート01

02.3ハウスを表示する冥王星と11ハウスを表示する月の磨羯宮での合

運航状況の表示星は(G)チャートハウスカスプ天蠍宮Scoのルーラー冥王星です。(G)チャートで冥王星28°Capです。
ハウスは小旅行、交通、通信に関する領域です。今回の事故状況を表示しています。
船の通信状況については次の報道がなされています。

●知床遊覧船の事務所の無線アンテナは壊れていたので、他社がアマチュア無線のSOSを受信し118番通報した。
●船舶との通信手段である衛星電話は修理中で積んでなかった。
●船長の携帯電話は通信圏外のエリアだった。

北海道テレビ

 ちなみに、この同業他社のスタッフが所属する会社(法人名)を無線局等情報検索で調査したところ、簡易無線局の免許はヒットせず、保有船舶のうち1隻の船舶局免許(27MHz帯A3Eで3波、空中線電力:1W、通信の相手方:免許人又は免許人加入団体所属の海岸局)と船舶用レーダーの免許のみがヒットした。すなわち23日に「KAZUⅠ」との最後の無線交信に使われたのは467MHz帯のデジタル簡易無線ではなかったことになる。

ハムライフドットジェーピー

11ハウスカスプ巨蟹宮のルーラーです。忠臣信頼友情を示すが、(H)チャートでは天蠍宮、(G)チャートでは磨羯宮にあり品位は低いです。
今回の救助活動の顛末を表しています。運航会社内だけでなく同業者間でも連携が取れていませんでした。
船の安全管理が杜撰だったことに加え、緊急時の救助体制の連携が取れていなかったことは、通信のナチュラルルーラーの品位の低さが表しています。
冥王星からセパレートなので、通報時点で待ったなしの状況でしたが、救助体制が諸般手続きを要するお役所的対応(磨羯宮)だったため、出発に手間取り、現場に駆けつけたときは既に手遅れとなりました。

知床観光船沈没事故Gチャート02

03. 水星がアフリクト、月のサインの移行

小惑星を見てみます。
11ハウスカスプ巨蟹宮1°18'18"のカスプに近接している小惑星7828の名称は、船長の名前と似ています。118番は海保に接続する緊急通報用電話番号です。

7828 Noriyositosi 2°Can39'35"

巨蟹宮Can)のルーラーはです。

同様に似た名称の、小惑星29737は、Asc 6°Vir44'19"に近接しています。

29737 Norihiro 7°Vir37'29"

処女宮Vir)のルーラーは水星です。
水星は、MC 1°Gem44'23"、10ハウス(職業)の表示星でもあります。

船長の表示星は、もしくは水星ということになります。

は先述の通り、品位が低く、のエレメントのサインの終わりに位置しています。磨羯宮(地)から宝瓶宮(風)へ移行するところにあります。
地(物質)から風(観念)というのは、自然人的存在の身体としては終末を迎え、意識の帰属先に回収されたと読めます。

そして、「船長」という社会的存在は、水星 21°Tau55'10"で表されます。
ハウスにあり、海外との交流に良いポジションです。
誠実に業務をこなしていたことが窺えます(金牛宮水星)。
ただし、水星は、ハウスの双魚宮に集まっている金星・火星・木星・海王星からデトリメント(Detriment)というネガティブな品位で見られています。敵対者が多かったのか、こういう事故につながるような恨みを買っていたのかもしれません。
カズワンの表示星である火星と、船長の表示星である水星は、相互にデトリメントのネガティブなレセプションで、アフリクション包囲)しています。陥れられたと読めます。

知床観光船沈没事故Gチャート03

04. 冥王星が示す運航と交信の状況

水星金牛宮にあります。金牛宮昂揚Exaltation)します。
水星が表す船長は、が表す通信に関することを重視しています。
アマチュア無線を日常的に利用していたようだとの報道があり、運航状況を示すハウスの表示星冥王星ということから、境界外との交信を表しています。
観光業の目的以外での運航および通信、何らかの工作活動をしていたことを窺わせます。

知床観光船沈没事故Gチャート04

05. カズワンはひとつではない?

通信を示す磨羯宮にあります。カズワンの表示星火星磨羯宮昂揚(Exaltation)します。
火星 (H)29°Cap 4'23"|(G)6°Pis 5' 5"
火星(H)チャート29°Capは、(G)チャート冥王星・月と合です。
(G)チャート月28°Capは、(H)チャート火星29°Capと合になった後、宝瓶宮に移行し、(G)チャート小惑星ヤタガラス1°Aquになります。
磨羯宮の終了=と、宝瓶宮の始まり=再生を経たは、イニシエーション秘儀参入)が行われたと見ることができます。
何らかの作戦(ヤタガラス)に加わったのかも知れません。
カーディナルサインの磨羯宮からフィクスドサインの宝瓶宮への移行なので、経歴の偽装などはなさそうです。ダブル・ボディーズサインであれば、エージェントだったと読めます。
一方、カズワンの表示星である火星(G)チャート6°Pis および小惑星KAZU(H)チャート28°Pis は、双魚宮のエレメント(無音)のダブル・ボディーズサインなので、スペアがあるのではないかと読めます。
小惑星KAZUは、(G)チャートでは8°Ari 白羊宮カーディナルサイン)ですから、あの不自然な引き揚げ作業からして、沈んだ方とは別のカズワン」(「エイト」かも)があると推察できます。

事故を起こしたKAZU Iは、1985年に山口県山口市造船所で造られたものであり、ほうらい汽船旅客船ひかり8号」として広島県三原市三原港と同県豊田郡瀬戸田町(現在の尾道市生口島瀬戸田港を結ぶ片道30分ほどの定期高速船で使われていた[121]

wikipedia
知床観光船沈没事故H+Gチャート05

タイムテーブル

タイムテーブル 2022年4月23日13時13分 Rausu, JAPAN, 44n0105, 145e1132

タイムテーブルは、曜日の無限循環トーラス構造の完全な整合性に基づき、筆者独自の計算法で取得しています。

沈没の原因はまだ調査中ですが、船に何らかの損傷があったためというのが大方の見解です。
12:29天王星が、それを示すのではないでしょうか。
天王星は(G)チャートハウスカスプ宝瓶宮のルーラーです。
ハウスの意味は、病気、衰退、使用人です。
天王星はこのチャートでは存在感が薄いのですが、タイムテーブルで見ると、タイミング的にカシュニの滝付近を通過しているときだったと考えられます。


それにしても、事故船と同じ名前の小惑星があり、しかもチャート上で明確に表示されているということに驚きました。
日本の言霊の力おそるべしといったところでしょうか。
冥王星磨羯宮におけるは、民族国家や大地の祖霊との交信を連想します。
小惑星ヤタガラスの関与を思わせます。
(H)チャート8°Cap 28' 6"、(G)チャート1°Aqu 36'39"

(H)チャート金星6°Capは(H)チャートのヤタガラスアプライです。
金星は、このチャートのLord君主)です。
両天体については、後半で述べます。

事故発生場所と推定されるカシュニの滝付近ですが、カシュニはアイヌ語で
「仮小屋のあるところ」、「狩小屋のあるところ」
という意味だそうです。

また、チャートの地点に設定した羅臼は、「獣を屠る場所」という意味だそうです。

シャーマニックな神事を思わせます。

沈没した事故船カズワンはその後調査されることになりましたが、サルベージ船が曳航中に海底に沈むという意味のわからない事象が発生しました。
なぜか甲板に上げず、海面からその様子も窺い知ることができず、隠すように進行し、結局さらに深い海底に沈んだカズワン。
文字通り水面下で何かが行われているのではないかと思わずにはいられない謎の事象。
再度引き揚げられた26日19時頃、海面にその姿を現わしたカズワンは、目立った損傷がなくまるで新品のようにきれいでした。※6/2の報道で船底に穴が空いている映像が出ましたが引き揚げ失敗の際に擦り替えたカズワンに表向きの原因となる損傷を加えたと筆者は考えています。
その後、甲板に上げられ、厳重にブルーシートで覆われて網走港へと運ばれていきました。

タイムテーブルを見てみましょう。

タイムテーブル 2022年4月23日13時13分 Rausu, JAPAN, 44n0105, 145e1132

16:59 Mars, Dsc. となっています。
チャートの説明1. の沈没を表す天体です。

(G)チャートのDsc.6°Pis火星6°Pisアプライ

チャートの説明1.

次に、18:51 Saturn とあります。
土星は(G)チャート23°Aquです。土星の確実さが宝瓶宮で発揮されると、通常では考えられないことが起こされます。偶然発生するのではありません。
引き揚げの失敗は意味不明の出来事でした。
なので、これは、アクシデントというより、計画されたこと、何らかの意図があったのではないかとの疑念を抱かせます。

前半まとめ

やはり人災の要素が色濃く表れているチャートでした。
ここまでぴったりとチャートのシナリオにはまる事象が発生するということが、逆に不可解さを感じます。
というのも、事件は、ヘリオセントリックチャートの天体エネルギーを、現象界で認識できるように変換するために、ジオセントリックチャートを媒介として地上に展開することで、それを世界全体に印象付け、その出来事が公示されたという痕跡を集合意識に刻印するので、日航123便然り、どうもこの事故の背景にはなんらかの勢力の関与があるのではないかと考えずにはいられません。
タイムテーブルは、天使暦サウンドの制作に使用しているもので、通常はリーディングに使用しませんが、(G)チャートの天体配置を420°変換し24時間スケールにマッピングしました。
小惑星を加えたタイムテーブルについては後半で解説します。

前半はここで切り上げます。
最後までお読みくださりありがとうございました。



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