Z世代のジェンダー教育の教科書!?〜悩む若者、どう寄り添うべきかわからない親世代、全ての人に優しい作品「ハートストッパー」
楽天ブログに載せていた記事ですが、留学中Netflix作品「ハートストッパー」にドはまりして2日で一気見して見終えたのでハートストッパーの好きな点、良くできているポイントを個人的意見でメモ代わりにまとめたいなと思いこのブログを書いてます笑
通常の同性愛を描いた作品とは違う
ドラマ、映画市場の多くの作品って異性愛、またはレズビアン同士とかゲイ同士の同性愛を扱った作品ばかりじゃないですか?特に日本は男の子同士の恋愛をBLって呼んだり、それを好きな女子を腐女子と呼んだり。そういう映像作品は私もまあ見るし好きだけど、なんかそういう世の中の風潮好きじゃないし、それって本質的に世の中の偏見が減るのを助けるものになるのかなあってもやっとすることも多々あり、、、 だけどハートストッパーにはレズビアン、ゲイ、バイ、トランスのLGBTだけじゃなくて、Q+にも触れられているとことがいいんですよね。それぞれのジェンダーついて真剣に悩んだり自分を受け入れていく段階が自然体に映されているところが本当素敵です。2シーズン目ではまだ世の中あまり知られてない「アセクシャル」についても取り上げられているんですけど、この恋愛至上主義な世の中で苦しむ恋愛や性的なことに興味が持てない人たちの苦しさに共感できたり、ストレートだけどLGBTQ+の味方ということを指す「アライ」の在り方も考えさせられて本当にずっっっと勉強になります。私自身も自身のセクシュアリティについて考え直したりジェンダーのことをもっと調べてみようときっかけになり登場人物たちと同じように悩んで自分を見つめることができました。私自身もまだセクシュアリティがよくわからないこともあるけど、それでもいいんだと思えるようになりました。メキシコに来て日本よりセクシュアリティがオープンなことも私の視野を広げるきっかけになったと思います。周りにゲイの子とかレズの子とかたくさんいるんですけど日本みたいに打ち明けれない深刻なことって感じじゃないんですよね。 この作品は若い人はもちろん大人にこそ見てほしいなって思います。マイノリティの人にとって親、家族は一番近い存在でありながら一番自身のセクシュアリティを打ち明けることが難しいと思います。受け入れられるか受け入れられないかで今までの関係も変わってしまうかもしれないというリスクも大きいし。このドラマではそれぞれの家族も出てきて親や兄弟の受け入れ方の大切さも考えさせられます。視野の狭いオジサンオバサン撲滅につながってくれと私は思います笑 あとは海外の恋愛作品って刺激強いシーンが多いイメージですがこれはピュアで甘酸っぱくてとても見やすいです笑(キスシーンはまあ多いけど)
ジェンダーだけじゃない、若者たちの葛藤、そして多様性が自然体で表現されている
まず実際にキャストの人が若いので演技が本当に自然体で違和感ゼロ!ジェンダーも実際にもゲイやトランスの人が演じているから説得力がすごいんですよね。好きな人にメッセージ送りたいけど考えすぎて何回も消して結局送れないとか高校生の極みすぎて本当にもどかしくてキュンキュンします 主人公チャーリーが小食なことにすぐ気づき摂食障害かもと気に掛けるニックの姿、いじめやSNSの誹謗中傷から守ろうと助ける友達や先生の姿、国際結婚(タオのママは中国人、ニックのパパはフランス人)な上に夫を失ったり、夫と疎遠になる中でも子どもたちを強く支える母親の姿が全部あたたかい気持ちにさせてくれて本当に大好きです。 いろんな家族の形、友情の在り方、人それぞれいろんな悩みがあって当然だよねーって自然に受け入れられるのが多様性のとらえ方なのかなって思えました。
とーにかくキャスティング最高
何回も言っていると思うのですが俳優陣のチョイスが完璧すぎて誰一人とも役に合ってないっていうことがないんですよ。みんなビジュもよくて本当にキュートです。(個人的にニック役キットコナーが菊池風磨に似てるの笑)劇中のファッションも観てるだけで楽しくてそれぞれのキャラクターに合わせられています。タオとエルカップルのファッションが特に推しです。舞台裏でもキャストたちの仲が良くてインスタを覗いたりするとお互いのストーリーに頻出したりディズニーに行ったりしていて余計好きになります❣ドラマでは嫌な奴のベン役セバスティアンクロフトも実際はイケメンお茶目ボーイで推すしかない、、、
ここまでオタクが爆語りしましたがみんなつべこべ言わずみてほしいい!!後悔しないから!しかもシーズン2まで見ましたが、一話30分くらいしかないからキュンキュン一喜一憂してたら秒で終わります。 シーズン3も出たので、またこちらの感想も書いていきたいと思います!
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