ショート×２（８）子猫も立派に生きる

本日もノラネコ食堂の日。これはまた新しいお客さんだ。まだ幼い子猫。親猫はどうしたんだろう。捨てられたのか？生粋のノラなのかわかんないけど。

恥ずかしいのか、警戒してるのかわからないけど、ちょっとこっちを見ている感じ。近くでは餌は食べてくれないかもしれないね。餌の皿を置いてちょっと遠目に離れることに。

子猫は餌の皿によってがつき始めました。よほど、お腹が空いてたんだろうね。食べ終わったらまた茂みの中に隠れてしまった。

そんなことが1ヶ月ぐらい続き、ある日のこといつものようにノラネコ食堂の準備をしていたら、近づいてじーっと見るまでに。

写真撮らせてってお願いしたらなんと1枚ちゃんと撮らせてくれた。どうやらこの雰囲気に慣れてきたようだ。人がよく通る公園、近くにはテニスコートもある。

怖がってた子猫はいつしか公園に溶け込んでいた。生きるためにはこういうことが必要なのかもね。公園猫修行を経て、子猫は立派な公園猫に成長した。もう何も心配ないね。