フルーツ推活コラム ジャックフルーツ
肉食を扱い終わって次に出てきたのは果物。長く続きそうにありませんが、ちょっと書いてみたいと思います。
ふつうにスーパーで販売している果物を取り上げてもあまり面白い展開に持っていけないので、少し変わった果物を紹介することにします。
ジャックフルーツです。ベトナムや東南アジアの食材店で購入します。
和名をパラミツと言います。棘がある果皮の中には黄色い果肉が詰まっています。トウモロコシの粒に似ている感じがします。
味はほんのりした甘さです。日本人好みの甘さではないですが、食べ慣れると美味しく感じます。臭いはそこまで気になりません。南国のフルーツで日本でもよく売られているのは他にドリアンがあります。
ドリアンは非常に臭くて、口に含んだ瞬間に吐き出したくなりますが、ジャックフルーツはそのようなことはありません。このさっぱりした甘さが流行ってくれたらと願います。
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(ここから先はコラムになります。)
それにしても日本では果物は大きくて、形がよくて甘くておいしい物を求めすぎになっていると認識します。
特にその傾向が表れるのがイチゴ。確かに観光農園に行けば赤くて、丸くて、大きくて、うまいイチゴが食べられます。
日本人の口には糖度の高い果物が好まれます。しかし、それには手間がかかります。それを低価格で提供せよとなると農家はしっかりした報酬を得ることができません。その結果、農業が労力の割に儲からない職業となり、跡を継ぎたがらないことになってしまっています。
また肥料等で果物に過度な負担を課すことは果物本来の形を無視することになります。
いちごを例に出せは自生的な姿はこんなものだと考えます。
「持続可能な」と表現されることが多い今日この頃ですが、果物を通してもそれを真剣に考えるときが来ていると言えます。