日本酒:予告された甘美なときに酔う

画像1 風の強い一日。春一番が吹いたそうな。季節がまた巡ろうとしている。そんなタイミングで手に入った醸し人 九平次うすにごり。「甘美な時間を予告する」生酒ゆえに生きているお酒は寒い冬を越え、春の訪れと共に封開け。栓が瓶内の圧でポン!と景気のよい歌を歌う。薄にごりがふんわりした春の香りと似ているような。爽やかだけどすっきりとは形容しがたい。土の香り雪解けの香りが鼻から体内に抜けていく。雪の下でひょこっと顔を出す草木の芽を見つけたような気持ちになりました。生きものと対話し体内に取り込む。春に向けて変化のとき、、かな

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