![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/92969477/rectangle_large_type_2_771da7d6d07a4649973d6ce70fbdfd56.png?width=1200)
イギリス就職②応募と選考
イギリスの大学院で人事の勉強をしている、さけとばです。
ダッシュボードを見たら、開設以来20,000ものアクセス、1000以上のスキを頂いている事がわかり驚きました。不定期更新ですが、読んでくれる方がいる事は更新の大きなモチベーションです。ありがとうございます。
私がnoteを始めたきっかけは、自分のイギリス大学院の受験や学校生活の情報が誰かの役に立つといいなという思いでした。(現に自分が多くの過去の先輩が残した記事に助けられたため。)
その大学院もいよいよ修了なのでnoteにおける自分のアイデンディティを失いつつありますが(大げさ)、当面は現在進行形で苦しみ、楽しんでいるイギリス人上司と愉快な仲間達との仕事の日々を書きつつ、皆さんの記事を楽しんでいこうかなと思っています。
さて本記事では、イギリスで就職活動をする際に活用した媒体についてご紹介します。
まず、ざっくりとした私の応募、選考進捗の概要は以下の通りです。
就職活動に要した期間は約3か月です。
![](https://assets.st-note.com/img/1670608304040-EOBXlWUAHq.png?width=1200)
主に上記の6つの媒体を使って就職活動をしました。結果として、LinkedInと就職エージェント経由で応募した2つのポジションから内定を頂くことができました。
それでは、それぞれの媒体を使ってみての感触をご紹介していきます。
1. LinkedIn
言わずと知れたビジネスソーシャルメディアです。日本ではそこまでメジャーではないものの、イギリスでは必須!と学校のキャリアガイダンスで強調されていましたし、クラスメイトも隙あらばチェックしていたので、主要な媒体と言えると思います。
利用してみての感触は以下です。
①自分のプロフィール・経歴情報の充実は必須!
当たり前ですが、とりあえずアカウントを作っている状態と、経歴や実績を記載した状態では、プロフィールが検索される回数やスカウトメールが届く頻度が段違いでした。少し面倒ではありますが、サボらずにプロフィールを初期にしっかり更新することを強くおススメします。見やすい&魅力的な書き方をしている友人のプロフィールを参考にするのが近道です。
②応募は一瞬・・でもない
inkedInから直接応募したのは、今回が初めてでした。簡単に応募が出来るのかなと思いましたが、結局企業の応募サイトに飛んで色々登録する事もあったり、カバーレター書いたりで1件の応募にもそれなりに時間は必要でした。
③求人多すぎ、競争率高すぎ
私の検索条件が緩かったせいもありますが、求人の数が膨大で、応募する企業を選ぶのも一苦労です。企業サイトならまだしも、定型化されたLinkedInの様式で眺めていても、あまり企業イメージが湧かないという苦労がありました。また1件の求人に対する応募数が平気で100件以上になっているので、勝ち目ねえな。。というのが感触でした。
④数打ちゃ当たる・・ではない
最初は「とりあえず」応募してみるのが良いのかな?と思って、数打つ方針にしていましたが、5件ほどやってみて②③に気が付きました。。笑
実際に、こうやって応募した求人はあっけなくお祈りメールを受け取ることになりました。
そこで自分の強みがしっかり活きそうな求人をちゃんと探して応募するスタイルに変えたところ、書類選考に通過し、あれよあれよと入社につながりました。
不合格メールを受け取る程に、たくさん応募しないと、、焦る事もありますが、きっちりと勝てるフィールドを見定めて応募する必要性を学びました。
2. Indeed
イギリス人の友人がLinkedIn以外にメジャーなWeb媒体といえばIndeedだと教えてくれたので、こちらも並行して利用してみることにしました。
求人応募機能に関してはLinkedInと大きな差はないと思いますが、個人的に感じたのは以下です。
・比較的、契約社員や時給ベースのライトな仕事が多い
・LinkedInより企業情報などが見やすく、また応募の操作もしやすい
・就職エージェントが掲載する求人も多く、エージェント登録ループに突入する可能性あり。
操作感が良かったので10件ほど応募しましたが、こちらも「とりあえず」応募の方針で進めてしまったため、良い結果につながらずでした。
「とりあえず」応募方針を撤回してからは、より求人の質がマッチするLinkedInに集中することにしたので、その後も特に収穫はありませんでした。(私のやり方と希望職種の問題なのでIndeedが悪いという事はありません。)
3. エージェント系
イギリスでの就活時に日本人バックグラウンド、日本語能力を強みとして捉えるのであれば、それらのニッチな求人を扱っている日系エージェントへの登録は順当な方法だと思います。
イギリスにはいくつかの日系、もしくは日本チームを有した就職エージェントがありますが、そのうちの2つに登録して求人の紹介をお願いすることにしました。流れは日本の就職エージェントとほぼ同じです。
主な流れ
①サイトから自分の情報を登録
②エージェントとの面談、希望職種などの共有、就労ビザなどの確認
③求人があれば内容を共有してもらい応募するかを決める
④選考のアレンジやオファー後の交渉などをサポートしてもらう
どちらのエージェントも気さくかつ頼れる方でした。
ただ、紹介された求人のいくつかは2社間で重複していたので、エージェントの数を増やしたからといって、もらえる求人の数が急増する事もなさそうです。やはり日本マーケット・求人は広くはないですね。
最終的にはエージェントに紹介してもらったポジションへの入社はしなかったのですが、利用してみて、LinkedInでは得られない利点を感じました。
①マッチングスキルが高い!
紹介してくれる求人は、ばっちり私の希望要件を満たすものが多かったです。自分でLinkedInでちょこちょこ探しているよりも、精度と効率という意味では段違いだと思いました。
②親身になったアドバイスがもらえる
海外就職をする身としては、現地の就活事情、市場感から、レジュメのフォーマットや添削まで、気軽に相談できる存在はとても有難いのではないでしょうか。私の場合は就職活動の動き出しのタイミングや、内定後の給与交渉などでは多くのアドバイスを頂くことになりました。
③自分を売り出してくれる
特に求人を出していない会社にも「さけとばが10月位から人事の仕事探しているからちょっと会ってみない?」という感じで、企業のニーズ発生に先駆けて、売り込みをしてくれます。実は内定を頂いた会社は完全にこのスタイルでした。
最終的にはLinkedInで見つけたポジションへの入社を決めたものの、最後の最後まで入社を迷うくらい良いポジションを開拓してくれたので、個人的には就職エージェントにはぜひ登録してみることをおススメします。
4. 就職イベント系
パンデミックも終わり、就職フェスのも学内外で開催されていたので参加してみました。結論として、私の場合は収穫はありませんでした。主な理由は以下です。
①学内イベントは 新卒特化の求人が多い
学校には社会人の学生もいますが、大半は新卒の学生です。企業も当然その層を狙ってイベントに参加しているので、マッチするものはありませんでした。MBAなど社会人経験がある学生がメインとなる学校やコースの場合は環境は違うかもしれませんが、アラフォー迫る経験者はお呼びでない印象を受けました。泣
②地域の就職イベントは、サービス業中心
近所の大きな催事場で開催される就職フェアがあることを知ったので、雰囲気を体感してみたくて参加してきました。激込みだったのですが、求人は主に、ソーシャルケアワーク、トラックのドライバーなど、社会がリアルに必要としている職種、企業による出展がメインで、完全に場違いな感じになってしまいました。汗 ただ、個人的には地域の求人、就職のリアルが垣間見れたような気がして、経験値があがったような気がしました。「未経験でも大丈夫!」とたくさんの求人チラシをもらって帰ってきました。
5. 結論
ここまでお読み頂きありがとうございます。
結論としては、イギリスで就職活動をする際には、LinkedIn と就職エージェントの併用を個人的にはおススメします。
併せて、選考結果の感触をふまえて、少しずつ自分に合う方法や媒体に軌道修正していく事が大切だと感じました。
これから就職活動をする皆さんにとって、少しでもご参考になれば幸いです。質問も大歓迎です。
次回は、純ジャパが英語面接で奮闘するの巻をお届けする予定です。
またぜひ遊びにきてくださいね~