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クラウドソーシングで仕事を取るために提案文に書く7つのこと[#021]

いらっしゃいませ!

50代のライター生活へようこそ!マスターのサケサカです。

Webライターをはじめると決めたものの、なかなか仕事を取れずに悩んでいる初心者ライターさんも多いのではないでしょうか。

デビューしたてのWebライターが仕事を取るための主戦場は、やはりクラウドソーシングです。

そこで仕事を受注するために大切になってくるのは、やはり「提案文」の良し悪しではないでしょうか。

私も現在はクラウドソーシングで、発注側としてライターさんに仕事を依頼することもあるのですが、送られてくる提案文はほんとに十人十色にさまざまです。

そんな私の経験も含めて、今日はまだ実績のないライターが仕事を取るには、どんな提案文を書けばいいのかというお話をしてみます。

なかなか仕事が取れずに悩んでいる初心者ライターさんは、よければ参考にしてみてください。

提案文に書くべき7つのこと

クラウドソーシングから仕事(プロジェクト案件)を受注する場合、決め手となるのはやはり提案文の内容です。

デビューしたてのWebライターの場合、実績として提示できる記事がないため、実績のあるライターと比べて受注しづらいのは確か。

とはいえ、実績がなければ仕事が取れないのかといえばそんなことはありません。

だって、今は立派に稼いでいるライターでも、最初は誰でも実績なしなわけですし、その状態でも仕事を取れたから今があるわけです。

実績なしの状態でも他のライターと戦って仕事を受注するためには、やはり提案文を作り込まなければなりません。

では、提案文には何を書けばクライアントの目に留まる提案文になるのでしょう。

1.あいさつ文
2.自己紹介・略歴
3.どうしてその案件を受けたいのか
4.自分を採用した場合のクライアントのメリット
5.質問
6.その他クライアントから「書いて」と指示されている内容
7.案件に対する提案

それぞれについてもう少し詳しく解説します。

1.あいさつ文

提案文の冒頭に書くあいさつ文は、意外と軽んじているライターも多いものです。

あくまでもビジネス文書ですので、時候の挨拶などが必要なわけではありませんが、最低限のビジネスマナーを守った冒頭の文章は書く必要があります。

時折、明らかに提案文のテンプレートを作り、それをそのまま送ってきたような提案文を見かけますが、そうしたテンプレートを利用する場合でも、相手の名前ぐらいはしっかり書くのが、ビジネスマナーともいえるでしょう。

特にクライアントがしっかりとした企業の場合、ビジネスマナーが守れていないライターと業務契約を結ぼうとは思わないハズです。

2.自己紹介・略歴

自分がどういう人物なのか。

まずはそれをかんたんで構いませんので、クライアントにわかってもらうことも、仕事受注への大きなカギです。

クライアント側だって、どこの誰かもわからない相手に仕事を発注するのは不安です。

どういった経歴があり、どんな立場(フリーなのか副業なのかなど)でライターをやっているのかなど、しっかりと記載してクライアントに自分のことをわかってもらうよう努力しましょう。

Twitterなど普段自分自身の意見を発信しているSNSのアドレスなどを記載しておくのも、有効なアピールとなります。

ただし、略歴が長くなる場合にはあえて文中には書かず、文末に「よければ以下の略歴も合わせてご覧いただければ幸いです」などと記載した上で追伸のような形で記載しておくのも、相手の「提案文を読む」という手間を煩わせないための気遣いです。

3.どうしてその案件を受けたいのか

どうしてその案件に興味を持ち、なぜやりたいと思ったのかという、あなたの「想い」を書くのもいいですね。

実績がない分を「受注したい」という前向きな想いで補うのも、あなたというライターの仕事にかける熱意をアピールするためにも有効です。

ただし、あまりこちら側の想いだけを押し付けるのではなく、その案件のどこにひかれて、どうしてやりたいと思ったのかなど、相手のことも理解していると伝えることも忘れないようにしてください。

4.自分を採用した場合のクライアントのメリット

自分の想いを伝えるのは大切ですが、独りよがりで一方的な想いを伝えるだけでは、むしろ相手はドン引きしてしまうかもしれません。

ラブレターを考えてみてもそうですよね。

「好きだ好きだ」という想いを書き連ねるよりも、「一緒にのんびり散歩したい」などといった、付き合った後にあるイメージを伝えるほうが、うまくいく可能性だって高いハズ。

提案文だって、いってみればクライアントに送るラブレターであり、あなたというライターを売り込むためのセールスレターです。

あなたというライターと付き合えばどういった楽しいこと、つまりはメリットがあるのか。

そして、あなたが相手にどんなことを与えてあげられるのかを書くことが、提案文では重要なポイントです。

初心者の内からKPIやCVなどという専門用語でのアピールは難しいとは思いますが、その案件について十分な知見や経験があることを伝え、あなたといライターを採用したら得だなと、クライアントに思わせたら勝ちですよね。

最初は自信がなくても、こんな記事が書けますと堂々とアピールするのは、クライアントの気を引けるだけでなく、なによりそれに向けて努力しようという、あなた自身を鼓舞することにもつながります。

また、あなたがクライアントに約束できることを、アピールポイントとして最後に記載しておくのも重要です。

例えば、「連絡は12時間以内に確実に返します」や、「納期は余裕を持って〆切◯日前納品を心がけます」など、記事のクオリティとは直接関係なくても、相手の手間を減らす気遣いが書いてあるのも、クライアントとしては「このライターに任せれば安心だ」と思えるポイントとなります。

ただし、「一生懸命頑張ります」などはあまりに当たり前のことですので返って逆効果となる可能性もあるため、書かないほうがいいですね。

5.質問

報酬や納期、記事の方向性などについて、応募の段階で疑問が少しでもあるのであれば、提案文でしっかりと書いておくのもよいアピールです。

提案文に疑問点がまとめて(簡潔に)書かれているということは、それだけ真剣に案件に向き合ってくれているという証拠ですし、契約後にあれやこれやと疑問がわいてきて結局なしになるぐらいなら、提案の段階で質問してくれるライターさんはむしろ信用できます

疑問点をまとめて質問されるということは、クライアント側としては逐次質問をされるよりも遥かに効率的に答えられますし、疑問があればむしろどんどん質問をするべきです。

ただし、「なるべく相手の手間を減らす」という視点に立って、疑問点はなるべく簡潔にまとめるということは意識しましょう。

6.その他クライアントから「書いて」と指示されている内容

案件によっては、応募文に「以下の項目について提案文に記載してください」という指示がされている場合があります。

しかし、この指示に従わず、規定の内容が書かれていない提案文は想像以上に多いです。

それ以外にも応募の趣旨を理解していなかったり、明らかにテンプレートを利用したと思える方向違いの提案文というのも少なくありません。

まずは何より応募文を隅から隅までしっかりと読み込み、クライアントの指示や趣旨に沿った提案ができるよう心がけてください。

7.案件に対する提案

初心者ライターさんの多くが勘違いしているのは、提案文はあくまで提案文であって、応募書類ではないということです。

もう少しわかりやすくいうと、提案文は履歴書とは違います。

あくまで「提案」文ですので、その案件に対する自分なりの提案をすることが必要です。

この案件であれば自分ならこういう記事が書けるとか、◯◯な視点から△△を意識した記事が書けますなど、できるだけ具体的な「提案」をすることが求められるでしょう。

私もよくクラウドソーシングで提案文を提出する時には、クライアントの求める意向に沿って、あらかじめ記事テーマや構成を仮に作成して提案したりします。

一見手間と思われるかもしれませんが、実際に仕事が始まればやらなければならない作業ですし、そこまでベースができあがった状態での提案であれば、クライアントもイメージが湧きやすく採用しやすいハズです。

現に、私もそこまで作り込んだ提案文を送った場合は、大抵受注にいたっています。

まとめ

クラウドソーシングで仕事を獲得するために、提案文に書く7つの事柄について解説しました。

1.あいさつ文
2.自己紹介・略歴
3.どうしてその案件を受けたいのか
4.自分を採用した場合のクライアントのメリット
5.質問
6.その他クライアントから「書いて」と指示されている内容
7.案件に対する提案

あくまでサケサカ流の考え方ではありますので、人によっては違う意見もあるかとは思いますが、実際に私はこれまでこうした内容を提案文に書いて仕事を受注してきました。

そして、私の元に送られてくる多くの提案文を見て、こうしたことが書かれている提案文であれば、採用しようと思うのもまた事実です。

デビューしたてでまだ実績がなく、他のライターと競って仕事が受注できないと悩んでいるライターさんは、ぜひ一度試してみてくだされば、きっと事態は好転すると思いますよ。

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