【Webライター向け】提案文サンプル|PREP法で勝つ![#053]
いらっしゃいませ!
50代のライター生活へようこそ!マスターのサケサカです。
Webライターとしてデビューしたての頃は、クラウドソーシングを主戦場として仕事の受注を目指す人が多いと思います。
しかし、多くの初心者ライターにとって悩みのタネとなるのは、まずは『提案文が通らない』という問題ではないでしょうか。
提案文とは、あくまでも『提案』をするための文章であり、単なる『応募文』とは違います。
以前、『提案文に書く7つのこと』というテーマで記事を書きましたが、提案文ひとつとってもWebライターであれば、ライティングテクニックの応用でより読者(クライアント)に刺さる文章が書けるはずです。
さらにその書き方を細かく説明するとすれば、Webライター必須のライティングスキルでもあるPREP法なども応用することができるのですが、提案文執筆の際にはあまりそうした型を使っている人は少ないのではないでしょうか。
そこで今回は、より実践的なアドバイスとして、PREP法を使ったWebライター向け提案文のサンプル文をご紹介します。
サンプルは実際に私がクラウドソーシングで使っている提案文を元に作成しました。
私はこうした提案文を使って、得意案件であれば約80%、それ以外でも50%ほどの受注実績は持っていますので、よかったら参考にしてみてください。
提案文の目的と役割
提案文のスキルをご説明する前に、提案文本来の目的と役割を確認しておきましょう。
提案文の目的。それは、『案件を受注する』ための文章です。
では、案件を受注するというコトはどういうコトでしょう。
端的にいえば『自分』というWebライターを、読者(クライアント)に売り込むための文章です。
そう考えれば、通常我々Webライターが勉強する、商品やサービスを売り込むための文章と何ら変わりはありません。
そう考えた際、記事にはどのような内容を盛り込めばいいのでしょう?
・その商品やサービスの概要
・メリットとデメリット
・口コミ
・その商品やサービスを進める『想い』
・どんな事に役立つかの実例
・買い方や申し込み方
商品やサービスを売り込みたい場合、こういう内容を盛り込んだ記事を書くのではないでしょうか。
これをWebライターの提案文に当てはめてみると、次のように変換することができます。
・その商品やサービスの概要=ライターとしての経歴
・メリットとデメリット=何ができて何ができないか(得意・不得意)
・口コミ=他社受注実績と評価(クラウドソーシングでの評価含む)
・その商品やサービスを進める『想い』=なぜその案件を受注したいのか
・どんな事に役立つかの実例=実際に役立てる実例
・買い方や申し込み方=単価、連絡の方法やレスポンス時間等
提案文には、こうしたコトを盛り込んで書く必要があるのです。
クライアントにWebライターである『自分』を売り込むコトが提案文の役割であり、そのために過不足のない文章を書く必要があります。
PREP法の基本
書く内容はわかった。けれども、それを文章にまとめていくのが難しい。
そういう本音もあるでしょう。
しかし、他のネットワーカーと比べてWebライターという職種は、文章で勝負する仕事です。
つまり、読者(クライアント)を納得させる文章を書けるというスキルは基本中の基本で、だからこそ『提案文という文章』の価値が重要視されるのは当り前ではないでしょうか。
では、これらの要素を盛り込んだ上で、どうやったら読者(クライアント)の心を動かす文章が書けるのか?
それには、Webライターが初期の頃に習うライティングスキルのひとつ、PREP法を応用してみるのが近道です。
記事を書く時にPREP法を意識する人はたくさんいますし、提案文にも『PREP法を使って記事を書きます』と書く人もいるでしょう。
また、クライアントから募集文で『PREP法などを駆使して書いてください』と支持されているコトもあります。
しかし、いざ提案文を各段階になると、こうした技法のコトは忘れて、単に『受注したい』という想いだけを書き連ねたり、簡素な箇条書き、または履歴書のような提案文を書いているコトがほとんどです。
つまり、PREP法のようなしっかりとしたライティングスキルを駆使して、適切な内容を盛り込んだ提案文を書くコトができれば、それだけで受注する可能性はバク上がりします。
念の為PREP法の詳細をおさらいすると、次のとおりです。
・P:Point(結論)
・R:Reason(理由)
・E:Example(具体例、事例)
・P:Point(結論)
PREP法を利用した提案文のサンプル
それでは、実際にPREP法を利用した提案文のサンプル例をご紹介します。
なお、文中の太字部分は注釈として、実際の提案文には書かないモノと考えてください。
はじめまして。○○と申します。
現在○○歳で、ライター歴○年。現在はフリーランスのWebライターとして活動しております(商品やサービスの概要)。
[P:Point(結論)]
この度、○○様の案件【~~~~~~】に応募したくご連絡させていただきました。
○○様の案件は、○○について扱っているという事ですので、私の知見や経験がお役に立てると考えております(メリット)。
[R:Reason(理由)]
なぜなら、私は前職で○○業界に○年の就業経験があり、ライターとしても○○関連の案件に関しては、多数の記事を担当させていただきました。
以下は、クライアント様にURL共有許可のご了承が取れている実績の一例となります。よろしければご参照ください。
■https://~~~~~~~
○○に関する情報サイトにて、○○についてのテーマで構成作成、執筆、及びWordPress投稿を担当しました。執筆に際して意識したポイントは「~~~~」です。クライアント様からも非常にご満足いただけ、SEOでも上位表示を獲得しました(口コミ)。
■https://~~~~~~~
以下同様。3例ほど。ポートフォリオのURLを共有するのもあり。
[E:Example(具体例、事例)]
ご指定のメディアを参照させていただきましたが、今回の〇〇様の案件ですと、テーマを「~~~~~~~」とした記事、あるいは「~~~~~~~」といった記事が良いと思われますが、いかがでしょう。
ペルソナが○○ということでしたので(あるいは指定がなければ類推)、~~~~というような訴求が読者の興味を引くと思われます。
[P:Point(結論)]
〇〇関連に関しては自身の経験上お力になれると考えるのと同時に、御社のサイトが非常に読者に役立つメディア展開をされていると感じたため、その一助になれれば私としても嬉しく存じます(想い)。
なお、ご連絡はチャットワークやズームで取ることも可能でございます(申し込み方)。
メッセージへのご返信は12時間以内を心がけております(メリット)が、土日は家族との時間とさせていただいておりますので、ご連絡が取れない可能性があることをご了承ください(デメリット)。
ぜひともご検討いただけましたら幸いです。
末永いお付き合いをできればと考えております。
どうぞ、よろしくお願いいたします。
[追記]
なお、ご参考までに私の略歴、及び実績等の詳細を以下に記載させていただきます。合わせてご拝読いただければ幸いです。
サンプルを利用する際の注意点
こちらのサンプルは、実際に私サケサカが使用している提案文を元に作成しています。
基本的にはこのまま利用していただいても問題ないとは思いますが、その際にひとつ注意点があります。
それは、当り前のコトではありますが、『募集文を隅から隅までしっかり読み込む』というコトです。
この提案文サンプルをそのままテンプレートとして保存して使っていただくコトもできますが、やはりクライアントごと、案件ごとにパーソナライズした提案文を作らなければなりません。
案件によってはそのまま使うと不備な部分もあるでしょうし、なによりクライアントが『これを書いて』と書いてある内容に関しては、必ず入れ込む必要があります。
時折『○○(箇条書き)について、このまま応募文にコピペして記載してください』などと書かれた募集文もありますが、そうした場合は該当箇所を『コピペして書く』のが正解です。
テンプレートにこだわるあまり、そうした基本を見落とさないよう注意してください。
また、文末の『追記』部分にある『略歴・実績』ですが、こうした内容は長くなる可能性があります。
そのため、文中に挿入するとクライアントがすべてを読まなければなりません。
クライアントはあなたの提案文だけでなく、数多くのライターからの提案文を読まなければなりませんので、そうした事態を想像して配慮することが求められます。
なお、場合によってクライアントが提示した金額より安い金額で入札することで、受注の確率がアップする場合もあるでしょう。
そうした場合はクラウドソーシングの金額提示欄に金額を表記した上で、提案の1部として『○円でお受けします』というような1文を添えるコトで、クライアントの印象付けられるかもしれません。
絶対に必要とはないけれど、できれば読んでもらいたいという内容に関しては、文末にまとめてクライアントに余計な手間を与えない配慮も、読者のニーズに最大限応えるWebライティングの基本です。
どんな提案文でも100%はありえない
私はこの提案文を使って、得意ジャンルであれば約80%ほど、それ以外でも50%以上の確率で案件を獲得していますので、そのまま参考にしていただいてもそれなりの受注率は上がるはずです。
ただし、どんな提案文でも100%提案が通るなんてコトはありません。
落ちて元々。これがダメなら次がある。というぐらい、気楽な気持ちで挑むことも必要です。
ただし、Webライター初心者が獲得する文字単価1円前後の案件では、ここまで考えて書かれている提案文はほとんどありません。
それどころか、破綻しない文章で、『書いてください』という内容がすべて書かれている提案文自体ごく少数です。
募集文を隅々まで読み込み、クライアントの意図を意識してしっかりとした『提案文』を書くコトができれば、それだけで受注可能性は大幅にアップするコト間違いなしです。
ぜひともこのサンプルを参考にして、稼げるWebライターを目指してください。
では、また明日!
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