酒飲みの永遠のテーマ「一人酒の飲み方」

先日大学時代の友人と4人で外房に船釣りに行き、その晩獲物を料理し、君津の別荘のテラスで酒を飲んだのだが、その時に「一人酒の飲み方」の話になった。

「一人で飲む酒」「一人での酒の飲み方」は、酒好きの永遠のテーマの一つだと思われ、それを主題にした本もたくさんある。
僕にとっても「人生をかけたテーマ」の一つであって、もう30年以上いろいろと想念をぐるぐるさせて、「自分に合った酒の飲み方」を探ってきた、といっても過言ではないかも。
http://blog.oneman-band.biz/?page=3&cid=9

54歳の今、現在の僕の考え方といえば

外で一人で酒を飲むときに求めるものはコミュニケーション。おいしい料理もおいしいお酒も必要ない。できるだけコミュニケーションの取りやすい店に入り、積極的にこちらから話しかけ、酒場で起こる「偶然の人とのつながりを求める」
家で飲むときは、おいしい料理をつまみながら、「自分の好きな」お酒を厳選し、家族との時間を楽しむ。
自分の中に入り込んで、自省的に、また「新しい考え」に出会ったりしたいときには、君津のテラスでつまみも食べずに、一人でのむ

という感じ。すごくいい考えだと思っているけど、時間がたてばこの考えもまた、変わってくることも分かっている。

一緒に飲んだ友人たちの「一人酒の飲み方」も4者4様。

「自省的に飲む」という選択肢がこれまでなかった、という「酒好き」の友人は、これからそういう飲み方をレパートリーに加えそうだった。

面白かったのは「週に2,3回は外で一人で飲む」友人の話。僕は出張が多くその時はたいてい一人で飲むが、東京ではほぼ「誰かと」飲む(外では)。上場も間近なベンチャーの社長を務める彼は激務の合間、長年うまくいっていない奥さんがいる自宅を避け、「外で静かに飲む」時が、唯一「心を休められる」時間だそうだ。
「酒に救われている」面もあれば「酒に活かされている」面もありそう。

こうしてたまに集い、酒を飲み、それぞれに散って「一人酒」を飲んで、また集う。

やっぱり酒って最高ですね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?