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2024.7.27 立川志の輔 真夏の大忠臣蔵 3日目
牡丹灯籠は去年で一区切り。
今年は真夏の大忠臣蔵…翌月の富山が中村仲蔵なので、中村仲蔵やるのかな~などと思いつつ本多劇場へ。
![](https://assets.st-note.com/img/1722434865801-JhciE913G1.jpg)
舞台上には大胆な「志の輔らくご」という文字と、チラシにも描いてある志の輔さんの似顔絵が吊り下げられている。
場内では長唄三味線の音色が聴こえている…。
そんな中…今年のメインビジュアルの水色の着物にに薄グレーの羽織で登場。
なんと、高座の上には釈台がある…ん?
松坂HR1本で全世界の人を幸せにする。
私なんて3時間喋って400人を幸せにできるかどうか
壮太君は8冠からひとつ落としてしまったけれど、彼は必ず返り咲くでしょう。
とひとしきり、お気に入りのスポーツマンについて語る志の輔さん。
東京ではPARCO劇場・ここ本多劇場が私の本拠地だと思っています。ここでは本気で、いや他で本気でやっていないというわけでないんですよ。あと赤坂にもいい劇場があってそこでも6年位連続公演をしていましたが、ハリーポッターに取られましたねえ。魔法にはかないませんねえ…(笑)
これは釈台といいます。講談で使うものですね。
お前講談やるのかよと思うでしょうが、違います(笑)
これは作っていただいたもので、この張扇(はりおうぎ)というもので、和紙を何枚も何枚も重ねて作られた(パン!パン!と音を出す)このように音を出して、講談を盛り上げていくんですね。
ここで、忠臣蔵は赤穂事件だったという話をされ、何故赤穂事件が忠臣蔵になったのかということは、次の落語の頭で説明します。
この後落語があって中入り15分これを業界用語で帰るなといいます。
休憩時間でお客様同士の会話は禁止します。
ロビーにある品物と語り合ってください。
「あのオチはないよなー」と思っても口にしないでください。
場合によって、それによって、この後の公演が中止になるかもしれません。
といって始まるのは『忠臣ぐらっ』
そうだよねえ…岡野金右衛門さん…。恋話が絡むエピソードの持ち主さんです。
なかには、ああ討ち入りしたくなーい!っていう人が1人くらいいても、その方がとても人間味があって、だよねーって気になってしまう。就職先失敗しちゃったなあって、でも侍だからしかたないかあーって思っている人もいたかもしれない…知らんけど(´・ω・`)
ちなみに私は町人のなかでは棟梁が好きなのよねえ。
さて、今回のアンケートでは、忠臣蔵の本や映画・舞台で印象に残ったエピソードを教えてくださいというのがあったんですよ。
私、忠臣蔵というと古田新太さんが客演した「忠臣蔵」(というシンプルなタイトルだったと思う)新宿のスペースゼロ辺りで公演した舞台が印象的でして。
物語は赤穂の塩は実は麻薬で、吉良はその麻薬を狙って…、古田さんは赤穂浪士側で、鎧兜でゾンビになって踊っていた記憶が…。もう30年位前に見た舞台なので詳細があやふや。
だけど、赤穂の塩は麻薬だったー!っていう設定が強烈覚えている。
その後麻薬説の忠臣蔵見聞きしていないのは、コンプラ問題なんでしょうか。
~仲入り~
黒紋付袴
どうして、赤穂事件が忠臣蔵と呼ばれるようになったのかという話をしますといって、中村仲蔵の説明があるのでわかりやすい!
無駄に忙しいのに現在の団十郎(海老蔵)の鎌髭を見に行ったけれど、今の時代に合ったもので、私が見たいものではなかった。
これから話すものは昔のですと、鎌髭のあらましを説明してから、稲荷町から始まる中村仲蔵の物語…
~カーテンコールいや板コール~
3日目だから言うけど、ここだけじゃなく長期公演のPARCOでも初日はダメなんです。
お客さんがあなた方がやるの?ってくらい緊張している
こちらは初日にやって、なんかあったら翌日以降に変更しようとか考えているのにねー
なので初日の前に初日やろうかって言ったら、スタッフに「それゲネプロって言うんですよ!」って言われましてねー。PARCOもここも演劇のスタッフがいろいろやってくれているんですよ。でも一か月稽古して、ゲネやって、それでも初日だめってねー(笑)
今雨降ってる?
病んでいるそうです!今が帰り時!
(雨降ってきたああああ)
山下達郎さんと夢見ている、3時間を切ること。
こないだ達郎さん3時間越えましたよー(って悪い顔する)
私も越えましたが(;^_^A
初日に3時間越えた時の私の落胆わかりますか。
緞帳代わりの板
パリとかではこういう感じ、野田MAPや私のPARCO劇場の美術をやっている堀尾さんに私が書かせてあげたんですよと冗談めかして嬉しそうに語る志の輔さん。
忠臣ぐらっの辞世の句…もっといいのがあるぞって人はアンケートへどうぞ。
著作権を考慮して使うかも。
その時にはロビーにある絵葉書の一枚でもお送りします。
高座から降りた後、ステージの前にまで出てきて、ほら見てくださいよ~と言わんばかりに板書きを指さして、嬉しそうに会場を見渡して去っていく志の輔さんでした。
やっぱ好きやちゃー(*'▽')
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