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ヒキガエルの為にしか祝福の鐘は鳴らなかった

1992年9月14日に
スーパーマリオUSA』(1992 FC)が発売されたため、
スーパーマリオUSA』が30周年になりました。

とはいえ、
スーパーマリオUSA』は
スーパーマリオスタッフが開発して
1987年にフジテレビジョンが発売した
夢工場ドキドキパニック』(1987 FCDS)のアレンジ移植で、
1988年にアメリカで発売された
『SUPER MARIO BROS 2』のローカライズタイトルゆえに、
起源となるタイトルはすでに35周年になっていたりします。

スーパーマリオブラザーズ』(1985 FC)
ではマリオとルイージが主役で、
どちらも同じ能力だったのに対して、
スーパーマリオブラザーズ2』(1986 FCDS)
では能力に差別化が施されました。

そして、
スーパーマリオUSA』(1992 FC)では、
プレイヤーが操作するキャラクターが
マリオ・ルイージ・キノピオ・ピーチの4人になり、
それぞれ得手不得手がしっかり設定されました。

4人の主人公の差別化と言えば、
スーパーマリオ64』(1996 N64)のアレンジ移植となった
スーパーマリオ64 DS』(2004 NDS)が有名で、
すでにゲーム内に役割のあったピーチとキノピオがメンバーから外れ、
マリオ・ルイージ・ヨッシー・ワリオの4人が起用されています。

New スーパーマリオブラザーズ』(2006 NDS)
を4人プレイができる方向で移植した
New スーパーマリオブラザーズ Wii』(2009 Wii)では、
ピーチとヨッシーにゲーム内の役割があり、
ワリオの森』(1994 FC)の因縁かワリオが外れ、
マリオ・ルイージ・きいろキノピオ・あおキノピオといった、
キノピオが半数を占める構成になっています。

スーパーマリオ 3Dランド』(2011 3DS)の続編という位置づけの
スーパーマリオ 3Dワールド』(2013 WiiU)では、
役割分担とマルチプレイの両面でキャラクターが必要だったこともあり、
キノピオは一人に絞られるも、
マリオ・ルイージ・ピーチ、キノピオという構成になっています。

長い下積み時代を乗り越えたキノピオは
初の冠タイトル『進め!キノピオ隊長』(2014 WiiU)が発売されたことで、
名実ともに成功者として認められています。

この「キノピオ」は
アメリカ版『スーパーマリオUSA』では「TOAD」と呼ばれ、
この「TOAD」とは「ヒキガエル」のことを表します。

1992年9月14日には
カエルの為に鐘は鳴る』(1992 GB)も発売されていて、
カエルの為に鐘は鳴る』も30周年になったので、
そろそろ『カエルの為に鐘は鳴る』にもヒキガエルの成功にあやかる
めでたい発表があることを願っております。


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