ケムコのパッケージゲームは1タイトルしかなかった
6月5日は語呂合わせから「ロゴマークの日」と制定されています。
「ロゴ」といえばゲームにおいては、
起動するといろいろな会社やブランドのロゴが表示されたうえで、
タイトル画面にタイトルロゴが現れるため、
ゲームを沢山楽しんでいる人は山ほどロゴを見ていることになります。
ファミコン初期から見かけるロゴの1つに「ケムコロゴ」があり、
1985年の『ダウ・ボーイ』(1985 FC)で初登場しています。
この「ケムコロゴ」を関連タイトルで確認してみると、
『スパイVSスパイ』(1986 FC)と
『スパイアンドスパイ』(1999 GBC)
ではロゴの形が全然違うことがわかります。
『SELECTION』(1989 GB)と
『SELECTION Ⅱ 暗黒の封印』(1992 GB)に対して
『SELECTION Ⅰ&Ⅱ』(1998 GB)
ではちょっと異なり、
微妙にマイナーチェンジしていることもわかります。
どうやら「ケムコロゴ」は少なくとも
3パターンあることがわかってきました。
時期的に見てみると、
1994年8月5日発売の
『G2 ジェノサイド』(1994 SFC)
までが初期のタイプで、
1994年8月26日発売の
『スーパードラッケン』(1994 SFC)
からマイナーチェンジしたロゴが使用されています。
そして、
1999年3月19日発売の
『トップギア オーバードライブ』(1999 N64)
まではマイナーチェンジ版のロゴが使用され、
1999年4月23日発売の
『トップギア・ポケット』(1999 GBC)
からは生まれ変わった新しいロゴが使用されています。
2021年に発売された
『アーキタイプ・アーカディア』(2001 Switch)でも、
同じロゴが使用されているため、
現在のロゴが一番長く使われていることがわかります。
まぁ、
同じロゴが使用されているとはいっても、
社名は「コトブキシステム」から
「コトブキソリューション」に変わっているんですけど
……あれっ?これは社名が「ケムコ」?
実は家庭用ゲーム機のパッケージゲームを調べてみると、
「コトブキシステム」は2004年2月26日発売の
『ローグ オプス』(2004 NGC)、
『ローグ オプス』(2004 PS2)、
『ローグ オプス』(2004 Xbox)
を最後に姿を消し、
「コトブキソリューション」が2018年1月25日発売の
『レイジングループ』(2018 PS4)
で家庭用ゲーム機のパッケージゲームを発売するまでの間に、
「株式会社ケムコ」が家庭用ゲーム機市場に参入していたのです。
これを機に
「株式会社ケムコ」のパッケージゲームは
『“みんなで”ワイワイココトカート』(2006 NDS)
しかなかったことを覚えておいてください。